21 / 36
20
しおりを挟む
ランクGで二十体もの〈アッシュウルフ〉を単独で撃破、これは歴史上で達成した者はいない大記録。
帰ってアスファエルに報告をしたら、きっと無茶をし過ぎだと苦々しい顔をされるのは間違いないだろう。
大量の光の粒子となって散ったモンスター達を眺めながら、俺は今の戦いでレベルがどうなったのか確認をする。
【名前】ソウスケ・カムイ
【ランク】G
【レベル】200
【筋力】200 【強靭】200 【持久】200 【技量】200 【敏捷】200 【魔力】0
【スキル】
・〈 〉
うん、なんかすごい事になっているぞ。
戦いを始める前は170だったのに、終わってみるといつの間にか30も上がっていた。
もしかすると経験値の獲得量は、レベルではなくランクを基準にしているのかも知れない。
つまり他の狩人達と違って、今の自分はレベルを上げやすい状態。
狼を一体倒せばレベルが上がる、まさにボーナスタイムに突入しているのだ。
──と冷静に分析しながらも内心では、目の前の有り得ない数字に驚きの余り絶句していた。
「お、おお……本当にレベル200になった……」
大きくレベルアップした自分のステータスに、右手が小刻みに震えてしまう。
先代の同じ力を有した者は、上限が200だったとオリビアは言っていた。
それに並んだわけなのだが、以前アスファエルが教えてくれた上限に至った際のランクアップ条件が出てこない。
まさか、まさかだと思うが。自分はまだ上限に至ってない?
レベル200でダメなら、キリ良く次は300辺りが上限になると思うのだが……。
となると単純計算で、普通の狩人の体三倍くらいのステータスになるのではないか。
チラッと、離れた所で狩りをしている狩人達を見る。
周囲にいる狩人達のレベルは、装備から推測するに全員Fランク。
六人パーティーを組んでいる事から推測すると、恐らくレベル50にも達していないのだろう。
現に〈アッシュウルフ〉を相手に立ち回る姿は、かなり遅くて一撃の攻撃力も足りてないように見える。
単純に計算して、この場で一番レベルが高いのは自分だと思う。
……強くなってる。俺は確実に強くなってるぞ。
高ぶる気持ちと共に、背後から不意打ちをしてくる〈アッシュウルフ〉を両断する。
手早く武器に付着した血をふき取り、次の獲物がやって来るのを待っていると。
遠くにいたパーティーが狩りを終えて、わざわざ此方に向かって近づいてくるのが見えた。
うげ……あのいつも悪口を言ってくる四人じゃないか。
魔人族と竜人族の男性二人、ウサギ耳の獣人族ホアとネコ耳獣人族の女性二人の四馬鹿パーティーだった。
彼等はまるで知り合いのように手を振りながら、此方に真っ直ぐ歩み寄ると目の前で足を止めた。
「あんたすごいじゃないか! さっきの動き見てたけどよ、もしかしてランクEの狩人!?」
「ここで半年間狩りをしているが、一度も見たことが無い御仁だな。しかもスキルを一度も使用しないで〈アッシュウルフ〉の群れを倒しきるとは、とてつもない才能の持ち主とみた。もしや転生したばかりの新人か?」
「二十体に囲まれて一度も攻撃を受けないなんて、すごすぎるわ!」
「かっこいい……あの、お名前を教えて貰っても良いですか?」
………………………………お、おう。
普段見せている態度との違いに、思わず心の中でドン引きしてしまう。
男二人はあからさまに下手に出ていて、女性二人も分かりやすく胸を強調してアピールをする。
どうやら目の前にいるのが、これまで散々バカにしてきた俺だと気づいていないようだった。
きっと昔から格上の相手には、こうしてへりくだった態度を取ってきたのだろう。
強い嫌悪感を抱きながら、脳裏に四人が中心となって自分の事を見下す光景がちらつく。
ひどい時は食べ物を背後から投げつけ、貧乏人に恵だと言ってモノを投げつけてくる悪質な行為は何度もあった。
下級ギルドに所属して停滞しているストレスを発散する為に、あのような行いをしていた愚か者達に対して自分から言う事は何もないし関わるだけ時間のムダ。
「すみません、大勢に話しかけられるのは苦手なので失礼します」
一言断って背を向けると、そのまま誰もいない狩場を求めて歩き出す。
「おいちょっと待てよ!」
相手にされなかったことで小さなプライドを傷つけられたのか、こめかみに青筋を浮かべて肩を掴もうと手を伸ばした。
感知能力で常に周囲を把握している俺は、触れられたくないので背を向けながらその手を寸前で避ける。
すると勢い余った魔人族の男性は、そのまま勢い余って前のめりにすっ転んだ。
実に無様な光景に少しだけ吹き出しそうになるが、それを鋼の意志で我慢して歩き続けた。
「完全無視とは良い度胸じゃねぇか!」
怒声と同時に背後でゴウッと何かが燃え上がるような音、それと周囲の温度がわずかに上昇する。
まさかと思い振り返ったら、そこには自身のスキル〈火属性魔法〉を発動させた先程すっこけた男の姿があった。
コイツ正気か?
面倒な手続きを経てようやく行う事ができる〈決闘〉以外での相手に対する攻撃。それは正当な理由が無ければサンクチュアリ国の法によって厳罰が下される。
軽傷だったとしてもFランクの彼は、所持金が全て没収される上にニ年間ノルマ達成報酬の半分が差し引かれる事になる。
それが殺人未遂だと判断された場合には、極刑に等しい罰が与えられるとアスファエルから聞いている。
周囲にいる狩人達の反応を確認してみたら、全員奴の仲間らしくニヤニヤして止めようとする者は一人もいなかった。
……なるほど、そういうことか。
この馬鹿げた趣旨を概ね理解した俺は、小さな火を右手に発生させた愚か者を見据える。
狩人のスキルは、ランクに応じて強化される。Fランクである彼の〈火属性魔法〉の火はとても小さかった。
冒険譚に出てくる〈紅蓮の王〉が扱う、地形すら焼き尽くす〈獄炎〉に比べれば軽く吹けば消えそうな規模。
正直に言ってレベル200に到達した俺は、全く脅威には感じない。
だが頭に血が上っているヤツは、どういう思考回路をしているのか格上気取りで言葉を発する。
「ここにいる奴等は全員俺様の仲間だ! どんな怪我をしようが、テメェ一人の証言なんか揉み消せるんだぜ!」
うーん。実に悪役が口にするテンプレートのようなセリフ。
実際にこうして聞かされると、何とも言えない気持ちにさせられる。
手の火をサッカーボールくらいのサイズにまで大きくした魔人族の狩人は、それを俺に向けて野球選手のように大きく上から投げ下ろす投法──オーバースローで放ってきた。
以前戦ったEランクモンスター〈デュラハン〉の攻撃に比べたら、その速度はスローモーションのように遅い。
回避するのは余裕だが、威力は見た感じFランクモンスターの皮膚に火傷を負わす程度しかない。
今の自分が当たっても死にはしないが、そうなるとせっかく身につけたローブが燃えてしまう。
だから冷静に見切った俺は、タイミングを見計らって腰の剣を抜き放つ。
「ハッ!」
特別な力は何も込めていない普通の斬撃。
だが半年もの間、剣一本で戦っていた自身の洗練された剣技はここで真価を発揮する。
レベル200に到達したことで強化されたステータスは、無駄のない抜刀と合わさってエステルが鍛えた刃に強力な一撃を宿す。
放った一撃は、そのまま火球を綺麗に真っ二つにして霧散させた。
その自身が発生させた剣風は凄まじく、目深まで被っていたフードが脱げてしまう程だった。
日の光の下で意図せず自ら晒してしまった素顔に、この場にいる誰もが口を半開きに固まってしまう。
特に目の前にいる四人は、まるでオバケを見るような顔をしてその名を口にした。
「「「「──オマエは、〈スキルゼロ〉ッ!!?」」」」
しまった、バレてしまった。
帰ってアスファエルに報告をしたら、きっと無茶をし過ぎだと苦々しい顔をされるのは間違いないだろう。
大量の光の粒子となって散ったモンスター達を眺めながら、俺は今の戦いでレベルがどうなったのか確認をする。
【名前】ソウスケ・カムイ
【ランク】G
【レベル】200
【筋力】200 【強靭】200 【持久】200 【技量】200 【敏捷】200 【魔力】0
【スキル】
・〈 〉
うん、なんかすごい事になっているぞ。
戦いを始める前は170だったのに、終わってみるといつの間にか30も上がっていた。
もしかすると経験値の獲得量は、レベルではなくランクを基準にしているのかも知れない。
つまり他の狩人達と違って、今の自分はレベルを上げやすい状態。
狼を一体倒せばレベルが上がる、まさにボーナスタイムに突入しているのだ。
──と冷静に分析しながらも内心では、目の前の有り得ない数字に驚きの余り絶句していた。
「お、おお……本当にレベル200になった……」
大きくレベルアップした自分のステータスに、右手が小刻みに震えてしまう。
先代の同じ力を有した者は、上限が200だったとオリビアは言っていた。
それに並んだわけなのだが、以前アスファエルが教えてくれた上限に至った際のランクアップ条件が出てこない。
まさか、まさかだと思うが。自分はまだ上限に至ってない?
レベル200でダメなら、キリ良く次は300辺りが上限になると思うのだが……。
となると単純計算で、普通の狩人の体三倍くらいのステータスになるのではないか。
チラッと、離れた所で狩りをしている狩人達を見る。
周囲にいる狩人達のレベルは、装備から推測するに全員Fランク。
六人パーティーを組んでいる事から推測すると、恐らくレベル50にも達していないのだろう。
現に〈アッシュウルフ〉を相手に立ち回る姿は、かなり遅くて一撃の攻撃力も足りてないように見える。
単純に計算して、この場で一番レベルが高いのは自分だと思う。
……強くなってる。俺は確実に強くなってるぞ。
高ぶる気持ちと共に、背後から不意打ちをしてくる〈アッシュウルフ〉を両断する。
手早く武器に付着した血をふき取り、次の獲物がやって来るのを待っていると。
遠くにいたパーティーが狩りを終えて、わざわざ此方に向かって近づいてくるのが見えた。
うげ……あのいつも悪口を言ってくる四人じゃないか。
魔人族と竜人族の男性二人、ウサギ耳の獣人族ホアとネコ耳獣人族の女性二人の四馬鹿パーティーだった。
彼等はまるで知り合いのように手を振りながら、此方に真っ直ぐ歩み寄ると目の前で足を止めた。
「あんたすごいじゃないか! さっきの動き見てたけどよ、もしかしてランクEの狩人!?」
「ここで半年間狩りをしているが、一度も見たことが無い御仁だな。しかもスキルを一度も使用しないで〈アッシュウルフ〉の群れを倒しきるとは、とてつもない才能の持ち主とみた。もしや転生したばかりの新人か?」
「二十体に囲まれて一度も攻撃を受けないなんて、すごすぎるわ!」
「かっこいい……あの、お名前を教えて貰っても良いですか?」
………………………………お、おう。
普段見せている態度との違いに、思わず心の中でドン引きしてしまう。
男二人はあからさまに下手に出ていて、女性二人も分かりやすく胸を強調してアピールをする。
どうやら目の前にいるのが、これまで散々バカにしてきた俺だと気づいていないようだった。
きっと昔から格上の相手には、こうしてへりくだった態度を取ってきたのだろう。
強い嫌悪感を抱きながら、脳裏に四人が中心となって自分の事を見下す光景がちらつく。
ひどい時は食べ物を背後から投げつけ、貧乏人に恵だと言ってモノを投げつけてくる悪質な行為は何度もあった。
下級ギルドに所属して停滞しているストレスを発散する為に、あのような行いをしていた愚か者達に対して自分から言う事は何もないし関わるだけ時間のムダ。
「すみません、大勢に話しかけられるのは苦手なので失礼します」
一言断って背を向けると、そのまま誰もいない狩場を求めて歩き出す。
「おいちょっと待てよ!」
相手にされなかったことで小さなプライドを傷つけられたのか、こめかみに青筋を浮かべて肩を掴もうと手を伸ばした。
感知能力で常に周囲を把握している俺は、触れられたくないので背を向けながらその手を寸前で避ける。
すると勢い余った魔人族の男性は、そのまま勢い余って前のめりにすっ転んだ。
実に無様な光景に少しだけ吹き出しそうになるが、それを鋼の意志で我慢して歩き続けた。
「完全無視とは良い度胸じゃねぇか!」
怒声と同時に背後でゴウッと何かが燃え上がるような音、それと周囲の温度がわずかに上昇する。
まさかと思い振り返ったら、そこには自身のスキル〈火属性魔法〉を発動させた先程すっこけた男の姿があった。
コイツ正気か?
面倒な手続きを経てようやく行う事ができる〈決闘〉以外での相手に対する攻撃。それは正当な理由が無ければサンクチュアリ国の法によって厳罰が下される。
軽傷だったとしてもFランクの彼は、所持金が全て没収される上にニ年間ノルマ達成報酬の半分が差し引かれる事になる。
それが殺人未遂だと判断された場合には、極刑に等しい罰が与えられるとアスファエルから聞いている。
周囲にいる狩人達の反応を確認してみたら、全員奴の仲間らしくニヤニヤして止めようとする者は一人もいなかった。
……なるほど、そういうことか。
この馬鹿げた趣旨を概ね理解した俺は、小さな火を右手に発生させた愚か者を見据える。
狩人のスキルは、ランクに応じて強化される。Fランクである彼の〈火属性魔法〉の火はとても小さかった。
冒険譚に出てくる〈紅蓮の王〉が扱う、地形すら焼き尽くす〈獄炎〉に比べれば軽く吹けば消えそうな規模。
正直に言ってレベル200に到達した俺は、全く脅威には感じない。
だが頭に血が上っているヤツは、どういう思考回路をしているのか格上気取りで言葉を発する。
「ここにいる奴等は全員俺様の仲間だ! どんな怪我をしようが、テメェ一人の証言なんか揉み消せるんだぜ!」
うーん。実に悪役が口にするテンプレートのようなセリフ。
実際にこうして聞かされると、何とも言えない気持ちにさせられる。
手の火をサッカーボールくらいのサイズにまで大きくした魔人族の狩人は、それを俺に向けて野球選手のように大きく上から投げ下ろす投法──オーバースローで放ってきた。
以前戦ったEランクモンスター〈デュラハン〉の攻撃に比べたら、その速度はスローモーションのように遅い。
回避するのは余裕だが、威力は見た感じFランクモンスターの皮膚に火傷を負わす程度しかない。
今の自分が当たっても死にはしないが、そうなるとせっかく身につけたローブが燃えてしまう。
だから冷静に見切った俺は、タイミングを見計らって腰の剣を抜き放つ。
「ハッ!」
特別な力は何も込めていない普通の斬撃。
だが半年もの間、剣一本で戦っていた自身の洗練された剣技はここで真価を発揮する。
レベル200に到達したことで強化されたステータスは、無駄のない抜刀と合わさってエステルが鍛えた刃に強力な一撃を宿す。
放った一撃は、そのまま火球を綺麗に真っ二つにして霧散させた。
その自身が発生させた剣風は凄まじく、目深まで被っていたフードが脱げてしまう程だった。
日の光の下で意図せず自ら晒してしまった素顔に、この場にいる誰もが口を半開きに固まってしまう。
特に目の前にいる四人は、まるでオバケを見るような顔をしてその名を口にした。
「「「「──オマエは、〈スキルゼロ〉ッ!!?」」」」
しまった、バレてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる