24 / 33
第2章 旅立ち
5 孤児院への来訪-4-
しおりを挟む
「ガルダナ様??」
「ナディア、よく聞け、コイツらは敵だ!おまえを苦しめた民族と同じ身なりだ!!」
俺はナディアの肩を握り、必死にこの危機を必死に伝える。
俺の過去の記憶が鮮明に蘇り、呼吸は早くなって行く。
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ
ナディアはあの民族に酷いことをされ続けた…飛び降りた後、血の海に横たわる彼女を見た時、ふっくらと膨れていたことを思い出す。
「クソーッ!!」
「キャーッ」
「怖いよー」
「「わぁーん」」
大声で怒鳴られた子供達は歌を歌うことを止め、子達は叫び、泣き始め、慌てて、用意された舞台が逃げるように去っ行く。
「姫様、何か失礼なことでもございましたでしょうか?」
突然起こった騒動に孤児院長兼代表のローランは心配の余りナディア達の元へ駆けつけた。
「「ガルダナ、落ち着けッ」」
呼吸が荒い俺をリラジとカルロスはただならぬ異変を感じ、俺の身体を抑えつけようとする。
「離せっ!!アイツらは敵だッ!!」
「落ち着けッ!!ガルダナッ!!」
「リラジ、俺は覚えてるんだ、アイツらは銀髪で翠色の瞳だった、あのガキ共と一緒だ!!今見逃したら大変なことになるッ」
俺が孤児院長兼代表のローランを睨みつけると傍にいたナディアが叱咤する。
「ガルダナ!落ち着きなさい!私を見て!!」
ナディアは俺の前に立つと手を伸ばして俺の頬を押さえた。
「私は大丈夫、大丈夫だから!!あの子達は罪なき子供よ、目を覚まして!!」
そして、頬から手を離すと、俺の腰に回して、
「お願い、お願いよ、落ち着いて、子供達が怖がっているわ」
と俺に必死に懇願した。
抱きつかれたことでナディアの身体はプルプルと震えていること知る。俺はナディアを驚かせてしまったことを悟る。
「ナ、ナ、ナディア、ごめん……」
周りを見渡すと来賓やカルロスを始め騎士達が俺を睨みつけていた。場の雰囲気を壊し、ナディアに迷惑をかけてしまったとわかった俺はその場に居た堪れなくなり、孤児院の近くに林に逃げるように走った。気づくと服を脱ぎ捨て、鳥の姿へ変身し、空へ羽ばたいていたのだった。
「ナディア、よく聞け、コイツらは敵だ!おまえを苦しめた民族と同じ身なりだ!!」
俺はナディアの肩を握り、必死にこの危機を必死に伝える。
俺の過去の記憶が鮮明に蘇り、呼吸は早くなって行く。
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ
ナディアはあの民族に酷いことをされ続けた…飛び降りた後、血の海に横たわる彼女を見た時、ふっくらと膨れていたことを思い出す。
「クソーッ!!」
「キャーッ」
「怖いよー」
「「わぁーん」」
大声で怒鳴られた子供達は歌を歌うことを止め、子達は叫び、泣き始め、慌てて、用意された舞台が逃げるように去っ行く。
「姫様、何か失礼なことでもございましたでしょうか?」
突然起こった騒動に孤児院長兼代表のローランは心配の余りナディア達の元へ駆けつけた。
「「ガルダナ、落ち着けッ」」
呼吸が荒い俺をリラジとカルロスはただならぬ異変を感じ、俺の身体を抑えつけようとする。
「離せっ!!アイツらは敵だッ!!」
「落ち着けッ!!ガルダナッ!!」
「リラジ、俺は覚えてるんだ、アイツらは銀髪で翠色の瞳だった、あのガキ共と一緒だ!!今見逃したら大変なことになるッ」
俺が孤児院長兼代表のローランを睨みつけると傍にいたナディアが叱咤する。
「ガルダナ!落ち着きなさい!私を見て!!」
ナディアは俺の前に立つと手を伸ばして俺の頬を押さえた。
「私は大丈夫、大丈夫だから!!あの子達は罪なき子供よ、目を覚まして!!」
そして、頬から手を離すと、俺の腰に回して、
「お願い、お願いよ、落ち着いて、子供達が怖がっているわ」
と俺に必死に懇願した。
抱きつかれたことでナディアの身体はプルプルと震えていること知る。俺はナディアを驚かせてしまったことを悟る。
「ナ、ナ、ナディア、ごめん……」
周りを見渡すと来賓やカルロスを始め騎士達が俺を睨みつけていた。場の雰囲気を壊し、ナディアに迷惑をかけてしまったとわかった俺はその場に居た堪れなくなり、孤児院の近くに林に逃げるように走った。気づくと服を脱ぎ捨て、鳥の姿へ変身し、空へ羽ばたいていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる