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第8章 孤立した皇太后の故郷 ウィターニア編
第10話 水の化け物との対峙
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アッシュと共に村の宿にたどり着くと隊員達が不安そうに建物を見守っていた。
「上の階だ!」
階段を登るとシャルケ達が部屋に入ろうとする先程の青年を押さえつけ止めていた。
「リーラ、隊長は部屋の中だ!ぺぺ様も一緒にいる」
ガチャリと部屋を開けて中に入ると部屋の中に先程の倒した水の塊が身体を分裂させてはダリルとぺぺを襲っていた。
ピシュッ!
「風よ跳ね飛ばせピヨ!」
パシャリ!
飛ばされた水の液体はまた集まり元に戻っていた。
「父さん!ぺぺ!」
「先程から弾いているんだかキリがない」
「リーラ、光の力を使えピヨ」
「了解!さぁ、お前たち還るんだ!」
リーラは手を翳し、白銀色の光を部屋中に放つと液体は光に触れると蒸発し跡形もなく消えて行った。
『リーラ、精霊の痕跡はなくなったぞ』
入室を許可された青年は仲間に駆け寄る。
「嘘だろ、テリー、息をしろよ!」
若者は友人の身体を必死に揺さぶるがすでに亡くなった後だった。
もう1人の仲間の元に駆け寄り、
「バル!バル!目を覚ませ!」
ウッと声を出しながら息はハァ、ハァと荒くなんとか呼吸をしている状態だった。
リーラはバルと言う男の手を握りると光の力で回復させるバルの顔色は良くなっていく。
「大丈夫ですか?」
青年は薄らと目を開け紫色の瞳でリーラを見つめた。
「俺、死んだのか…女神が目の前にいる」
「ふふふ、女神…死んでませんよ」
「死んでない…」
「バル!大丈夫か!」
「ユーリスか…、医者を呼んでくれたのか」
「あぁ、良かった…ありがとう騎士さんよ」
とユーリスと言う名の青年は感謝を込めてリーラの手をぎゅっと握った。
「脱水症状を起こしています、しっかり水分を摂り安静にしてください」
オリーの力を使い、旅人を回復させてやろうとかと考えたが人前であまり力を見せてはいけないと判断し、他の隊員に処置をするように伝える。
「本当にありがとよ」
「ユーリス、テリーは?」
「死んだ…」
「そうか…」
表情が沈んでいく二人が居た堪れなくなりお大事にと伝えリーラ達は部屋を後にした。
その後、リーラは村人の体内に残っている水の精霊を浄化し、隊員達は精霊に水分を吸収され脱水症状になっている村人の治療を行った。
「だいたい終わったピヨ」
とぺぺは疲れを力で癒すようにリーラの頬を軽く突き催促すると光の力をぺぺに使ってやる。
「あの精霊、水分を糧として生きてるみたい。オリーの攻撃も通用しなかったよ」
「大方、あの下等な精霊に水を吸い取られたピヨ」
ズバリ言い当てられたオリーはルディの肩でしょんぼりしている。
「オリーは経口補水液作りを手伝えるでしょ、役に立ってるよ」
『ルディ、好きでちゅ~』
オリーは喜びながらルディの頬にすりすりしている。
『あの精霊、恐らくリーラの力に引き寄せられていたな』
先程の攻撃の様子をエクストラは思い出す。
「そうだね、私を見つけると攻撃してきた」
「光の力は精霊の頂点にいる精霊王様だけの力ピヨ。ゆえに下位の精霊達は力がない分、癒しを求めようと寄ってくるピヨ」
「ベス、光の石を持ってるけど大丈夫だよね…」
リーラはそう言えばと思い出し心配そうな声を出す。
「まずいピヨね~」
『引き寄せるだろうな』
「ぺぺ、調査報告だけじゃなくエリザベスを守って」
「わかったピヨ。おまえ達も合流するまで耐えるピヨ」
「わかった。ぺぺも気をつけて」
ぺぺはダリルから調査報告の小さな書簡を足に結んでもらうと空高く飛び立った。
「領都に向かうならナキリア街が通じています。」
レオンが領内の地図を開き、隊員達にわかり易く指で説明した。
「メルバン村から領都まで川が流れている。あの水の化け物は川を利用し、最終的に領都を襲うつもりかもしれない。医療院のある領都が安全だと移動している民もいる、その民の中に水の化け物を運んでいたら領都は大混乱だ、今から領都に向かうぞ、光の力で引き寄せるなら一ヶ所に集めて…」
「一気に倒せるね!」
「ところで、副隊長も不思議な力が使えると言うことは光の石という物を持っているんですか?」
アイリは昨日から使っているリーラの力について聞いてみたかったようだ。他の隊員達も頷きアイリ同様に疑問に持っていたようだ。
「あっ…、ジャーン!ここだけの秘密です」
と首から真ん中にダイヤがキラリと周り金で太陽を象ったネックレスを出す皆に見せると隊員達からおーっと響めきが起こる。
「これは母の形見で光の力が使える家の家宝なのです!」
強引な嘘にダリルは思わず目を逸らしてしまう。
ピカッ
と石が光る。
「光った!」
「本当だ!凄い!」
「「えっ??」」
ネックレスに力はなく、偶然に太陽の光が当たったのだろうかとリーラとダリルは首を傾げる。
「副隊長~もう一つネックレスはフォールド次期公爵からもらったんですか?」
と若い騎士の冷やかしに隊員達も加わりモテますねぇ~と冷やかしが入る。
「違うからっ!みんな出発するよ!」
隊員達の士気も上がり水の化け物を倒せる希望が見出せたダリル達はガルシア村を後にして次なる街ナタリアへと馬を走らせることにした。
◇◇◇
サブーン
サブーン
「バル体調はどうだ?」
「あぁ、まだ身体は少し怠いけど大丈夫だ」
2人の青年が小舟を漕ぎながら船に近づいた。
灯りで船に合図を送ると船から合図が返ってきた。
船に上がると紫色の外套を靡かせた大男がやって来た。
「陸はどうだった」
「親父…、魚の原因かわからないが混乱している。あとテリーが死んだ」
「ふん、だから言っただろう、だいたい全滅してから上陸した方が良いと。主人様が訳のわからない化け物を放つと言ってただろう。それで騎士達の動きは?化け物には近づけなかっただろう」
「いや、6番隊と言う騎士が調査で派遣され、村人達を助けていた」
「何?!6番隊?!こんなに早く?!まさか銀髪の女騎士がいたか!」
「あぁ、いた、バルもその女に救われた」
「馬鹿やろう!早く言え!その女を捕獲対象だ!どこにいる!」
「領都に向かうと…」
「お前達、船を出せ!まずは銀髪の女騎士を捕獲する、状況を見てウィターニアを押さえか決めるぞ!」
「お、おやじ!!陸には化け物が?」
「主人様のお望みは銀髪の女騎士だ。まずは化け物がいようと任務を遂行する」
「お、おやじッ」
ガシッと肩を押さえられバルに止められるユーリス。
「駄目だ。教皇様の命には逆らえない。あの女騎士には悪いが連れて行くしかない」
「わかってるさ、けどあの化け物のせいで簡単に人が死ぬんだぞ。俺達は仲間なのに無差別に襲ってくるんだ」
「化け物を避けながら任務を果たすしかない」
「ウッ……」
ザブーン
ザブーン
ゾーンの船はゆっくりと領都ルーヤへと進路を変えた。
「上の階だ!」
階段を登るとシャルケ達が部屋に入ろうとする先程の青年を押さえつけ止めていた。
「リーラ、隊長は部屋の中だ!ぺぺ様も一緒にいる」
ガチャリと部屋を開けて中に入ると部屋の中に先程の倒した水の塊が身体を分裂させてはダリルとぺぺを襲っていた。
ピシュッ!
「風よ跳ね飛ばせピヨ!」
パシャリ!
飛ばされた水の液体はまた集まり元に戻っていた。
「父さん!ぺぺ!」
「先程から弾いているんだかキリがない」
「リーラ、光の力を使えピヨ」
「了解!さぁ、お前たち還るんだ!」
リーラは手を翳し、白銀色の光を部屋中に放つと液体は光に触れると蒸発し跡形もなく消えて行った。
『リーラ、精霊の痕跡はなくなったぞ』
入室を許可された青年は仲間に駆け寄る。
「嘘だろ、テリー、息をしろよ!」
若者は友人の身体を必死に揺さぶるがすでに亡くなった後だった。
もう1人の仲間の元に駆け寄り、
「バル!バル!目を覚ませ!」
ウッと声を出しながら息はハァ、ハァと荒くなんとか呼吸をしている状態だった。
リーラはバルと言う男の手を握りると光の力で回復させるバルの顔色は良くなっていく。
「大丈夫ですか?」
青年は薄らと目を開け紫色の瞳でリーラを見つめた。
「俺、死んだのか…女神が目の前にいる」
「ふふふ、女神…死んでませんよ」
「死んでない…」
「バル!大丈夫か!」
「ユーリスか…、医者を呼んでくれたのか」
「あぁ、良かった…ありがとう騎士さんよ」
とユーリスと言う名の青年は感謝を込めてリーラの手をぎゅっと握った。
「脱水症状を起こしています、しっかり水分を摂り安静にしてください」
オリーの力を使い、旅人を回復させてやろうとかと考えたが人前であまり力を見せてはいけないと判断し、他の隊員に処置をするように伝える。
「本当にありがとよ」
「ユーリス、テリーは?」
「死んだ…」
「そうか…」
表情が沈んでいく二人が居た堪れなくなりお大事にと伝えリーラ達は部屋を後にした。
その後、リーラは村人の体内に残っている水の精霊を浄化し、隊員達は精霊に水分を吸収され脱水症状になっている村人の治療を行った。
「だいたい終わったピヨ」
とぺぺは疲れを力で癒すようにリーラの頬を軽く突き催促すると光の力をぺぺに使ってやる。
「あの精霊、水分を糧として生きてるみたい。オリーの攻撃も通用しなかったよ」
「大方、あの下等な精霊に水を吸い取られたピヨ」
ズバリ言い当てられたオリーはルディの肩でしょんぼりしている。
「オリーは経口補水液作りを手伝えるでしょ、役に立ってるよ」
『ルディ、好きでちゅ~』
オリーは喜びながらルディの頬にすりすりしている。
『あの精霊、恐らくリーラの力に引き寄せられていたな』
先程の攻撃の様子をエクストラは思い出す。
「そうだね、私を見つけると攻撃してきた」
「光の力は精霊の頂点にいる精霊王様だけの力ピヨ。ゆえに下位の精霊達は力がない分、癒しを求めようと寄ってくるピヨ」
「ベス、光の石を持ってるけど大丈夫だよね…」
リーラはそう言えばと思い出し心配そうな声を出す。
「まずいピヨね~」
『引き寄せるだろうな』
「ぺぺ、調査報告だけじゃなくエリザベスを守って」
「わかったピヨ。おまえ達も合流するまで耐えるピヨ」
「わかった。ぺぺも気をつけて」
ぺぺはダリルから調査報告の小さな書簡を足に結んでもらうと空高く飛び立った。
「領都に向かうならナキリア街が通じています。」
レオンが領内の地図を開き、隊員達にわかり易く指で説明した。
「メルバン村から領都まで川が流れている。あの水の化け物は川を利用し、最終的に領都を襲うつもりかもしれない。医療院のある領都が安全だと移動している民もいる、その民の中に水の化け物を運んでいたら領都は大混乱だ、今から領都に向かうぞ、光の力で引き寄せるなら一ヶ所に集めて…」
「一気に倒せるね!」
「ところで、副隊長も不思議な力が使えると言うことは光の石という物を持っているんですか?」
アイリは昨日から使っているリーラの力について聞いてみたかったようだ。他の隊員達も頷きアイリ同様に疑問に持っていたようだ。
「あっ…、ジャーン!ここだけの秘密です」
と首から真ん中にダイヤがキラリと周り金で太陽を象ったネックレスを出す皆に見せると隊員達からおーっと響めきが起こる。
「これは母の形見で光の力が使える家の家宝なのです!」
強引な嘘にダリルは思わず目を逸らしてしまう。
ピカッ
と石が光る。
「光った!」
「本当だ!凄い!」
「「えっ??」」
ネックレスに力はなく、偶然に太陽の光が当たったのだろうかとリーラとダリルは首を傾げる。
「副隊長~もう一つネックレスはフォールド次期公爵からもらったんですか?」
と若い騎士の冷やかしに隊員達も加わりモテますねぇ~と冷やかしが入る。
「違うからっ!みんな出発するよ!」
隊員達の士気も上がり水の化け物を倒せる希望が見出せたダリル達はガルシア村を後にして次なる街ナタリアへと馬を走らせることにした。
◇◇◇
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「バル体調はどうだ?」
「あぁ、まだ身体は少し怠いけど大丈夫だ」
2人の青年が小舟を漕ぎながら船に近づいた。
灯りで船に合図を送ると船から合図が返ってきた。
船に上がると紫色の外套を靡かせた大男がやって来た。
「陸はどうだった」
「親父…、魚の原因かわからないが混乱している。あとテリーが死んだ」
「ふん、だから言っただろう、だいたい全滅してから上陸した方が良いと。主人様が訳のわからない化け物を放つと言ってただろう。それで騎士達の動きは?化け物には近づけなかっただろう」
「いや、6番隊と言う騎士が調査で派遣され、村人達を助けていた」
「何?!6番隊?!こんなに早く?!まさか銀髪の女騎士がいたか!」
「あぁ、いた、バルもその女に救われた」
「馬鹿やろう!早く言え!その女を捕獲対象だ!どこにいる!」
「領都に向かうと…」
「お前達、船を出せ!まずは銀髪の女騎士を捕獲する、状況を見てウィターニアを押さえか決めるぞ!」
「お、おやじ!!陸には化け物が?」
「主人様のお望みは銀髪の女騎士だ。まずは化け物がいようと任務を遂行する」
「お、おやじッ」
ガシッと肩を押さえられバルに止められるユーリス。
「駄目だ。教皇様の命には逆らえない。あの女騎士には悪いが連れて行くしかない」
「わかってるさ、けどあの化け物のせいで簡単に人が死ぬんだぞ。俺達は仲間なのに無差別に襲ってくるんだ」
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