【完結】ノーザンランドの白き獅子リーラ 〜捨てられた王女は人生逆転復活劇は起こしたくない〜

京極冨蘭

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第11章 リーラと精霊王 フォールド領編

第10話 新しい地へ

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 ルマンドは帝都裁判所で裁判官からの判決を静かに内容を受け入れた。
「判決を言い渡す、ルマンド・フォールドはフォールド家から追放、身分剥奪、今後、フォールド領、帝都への立ち入りを禁ず。平民として労働力が必要とされている領へ向かわせよ!!」
 そして、誰の見送りもないまま、新たな流刑地へと旅立つことになる。

「さぁ、歩け!身請人の元へ行くぞ」
騎士がルマンドを連れ裁判所の外に出ると翠玉色の髪を靡かせ眼鏡を掛けた長身の紳士の元へ案内された。

「久しぶりだな」

「あなたは…ご無沙汰しております」
ルマンドは深々と礼を取る。

「俺が身請人だ、ルマンド」

「貴方が…、オースティン隊長、よろしくお願いします」

「俺は隊長じゃないよ、ローレンヌ副団長と呼べ」

「はい…私を身請頂き感謝致します」

「感謝しろよ、おまえを鉱山に行く予定だったんだぞ。俺は有能な人間を見逃せないんでね。我らの領地はかなり人手不足なんだ。感謝したのならしっかりと働いてもらうぞ」

「もちろんです。ありがとうございます」

「俺は人使いが荒い。過労死させるかもしれないがな」

「働かせて頂けるだけ有難いです」

「今のおまえにはそうだろう…まずは屋敷に寄って旅支度を整えるぞ。お前かなり匂うからな、風呂に入れ。キャサリンは身なりも整えられない奴にはすぐに拳が飛んでくるから注意しろよ」

「はい、肝に銘じます」



 そして、ルマンドはオースティンとともにローレンヌ領へと発つ。離れ行く道中、ルマンドは帝都に向かって最愛の人に別れを告げた。

ーーリーラ…
  私は君を幸せにできないようだ…
  君の未来に
  幸あることを祈っている…
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