婚約破棄? 結構ですわ。私は領地を立て直します

鍛高譚

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第4章:新たな未来と最高の幸せ

35話

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こうして、婚約破棄から始まったわたしの物語は、一つの区切りを迎えます。
王太子だったエドワード殿下との苦い別れ。それがきっかけで、この村を訪れ、新しい人々と出会い、本当に必要なものが何かを知ることができました。
アルベルト殿下という、まったく違う光を放つ王族と出会ったことで、わたしは将来に向けた希望をさらに大きく膨らませています。過去を振り返れば今でも痛みはあるけれど、あの痛みがあったからこそ今のわたしがある。そう思えば、すべては前向きにとらえられるのです。

いつの日か、わたしはアルベルト殿下とともに王都を治め、国中の領地を回り、民の暮らしを支えていくのかもしれません。あるいは王太子妃となる道を選ばず、伯爵家の領地改革に力を尽くすのかもしれない。
どちらの道を進むとしても、わたしにはもう恐れはありません。大切なのは、自分の意思で未来を選ぶこと――そして、大切な人々と共に幸せを築いていくことです。

村の人たちが見せてくれた笑顔、伯爵家でわたしを待っている両親や家臣たちの温かい眼差し、そして真摯な瞳で協力を申し出てくれたアルベルト殿下の姿。それらがわたしの背中を押してくれるからこそ、わたしは胸を張って進めるのだと思います。
この先には、きっと数えきれない困難があるでしょう。それでも、わたしはもう迷いません。なぜなら、婚約破棄という大きな試練を乗り越え、自分の道を切り拓く強さを身につけたから。わたしはわたしらしく、一歩ずつ前へ進むのです。

「ありがとう……。あの日、わたしを捨ててくれたエドワード殿下にも、いまなら少しだけ感謝ができるかもしれないわね。」

馬車に揺られながら、わたしはそうつぶやいて笑みを浮かべました。
その笑顔は、もう二度と失われることのない、確かな自信と希望に満ちたものだったのです。
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