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第4章 呪いと愛の行方、そしてざまぁへの道
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――しかし、その“見学”の途中、思わぬ事件が起きる。エミリアが屋敷の奥にある書斎に興味を示し、中へ入ろうとしたところで、同じく見学についてきた従者の一人が、何やら不自然な動きを見せたのだ。
私の方をちらりと見て、カバンの中から小瓶のようなものを取り出そうとしている――。その動作を、偶然私は目撃してしまった。嫌な予感が走る。あれは何か、毒薬か、あるいは呪詛に使う道具かもしれない。
「な、何してるんですか……?」
思わず声を上げると、従者はぎくりとした表情を浮かべ、私を睨みつけるようににらんだ。
「あ、いや……何でもない。これは……伯爵夫人に頼まれた薬で……」
明らかに挙動不審だ。伯爵夫人に頼まれた? 視線の端には、伯爵夫人の姿が見えるが、彼女もまた何かに気づいたのか、さっと目をそらして立ち去ろうとしている。
そこへ公爵の護衛の騎士がすばやく駆け寄り、従者の腕を掴んだ。
「おい、何を隠している? 中身を見せろ。」
従者は必死に抵抗するが、騎士の腕力に敵うはずもなく、小瓶を取り上げられてしまった。小瓶の中には黒い粉のようなものが入っている。いかにも怪しい。そして、騎士が臭いをかぐと、嫌悪感を示すように顔をしかめた。
「これは……“呪薬”じゃないか? 最悪の場合、人を狂わせる毒にもなるはずだ。公爵閣下の屋敷で、なぜこんなものを……」
騎士の声に、場が一気に凍りつく。伯爵夫人は顔色を変えず、「何かの間違いでしょ?」と取り繕うが、その態度は明らかに不自然。エミリアも目を泳がせている。
「違うわ、そんなつもりはなかったのよ。ねえ、あなたも何とか言ってちょうだい。」
夫人は従者に同調を求めるが、従者は腕を押さえつけられながら冷や汗をかいている。結局、彼は観念したように「申し訳ありません……伯爵夫人に命じられて……」と呟いた。
「何ですって?」
夫人は咄嗟に「この裏切り者!」と叫ぼうとするが、時すでに遅い。騎士は従者を取り押さえたまま、公爵に向かって膝をつく。
「閣下。この者は呪薬を持ち込んでおりました。目的は定かではありませんが、危険極まりない行為です。どうなさいますか?」
その場に居合わせた誰もが息を呑む。まさかエドラー伯爵夫人が、こんなものを用意していたのだろうか――私の頭は混乱する。周囲を見ると、伯爵本人は顔面蒼白で、「何ということだ……」と呟いている。彼も知らなかったのかもしれない。
そして、フェルディナンド公爵はゆっくりと口を開いた。
「……どうやら、わたしの屋敷で“呪薬”を使うつもりだったようだな。何を企んでいたのかは知らないが、これが重大な犯罪行為であることは確かだ。」
伯爵夫人は必死に否定しようとする。
「ま、待ってください! これは、あの……ちょっとした間違いで……」
「間違い? ならば、この呪薬を何に使うつもりだったのだ?」
「そ、それは……その……」
夫人は明らかに動揺している。「公爵家の人間に呪いをかけようとした」とはさすがに口が裂けても言えないのだろう。
エミリアも震え声で「お母様……」と何か言いかけるが、公爵の威圧感に押されて口をつぐむ。
すると、公爵は静かに私の方へ視線を向けた。
「ノイン。お前はどう思う? こいつらが何を狙ったか、わかるか?」
唐突に話を振られ、私はハッとする。かつてエドラー家で受けてきた仕打ちを考えれば、想像は容易い。きっと、私が公爵の屋敷で幸せに暮らしているのが気に食わないのだ。あるいは公爵の呪いをさらに深め、破談に持ち込もうと企んでいたのかもしれない。
(伯爵夫人たちは、公爵が呪われていると知っているし、それを利用すれば簡単に事件を起こせる……とでも思ったのかもしれない。)
私はわずかに唇を噛み、勇気を振り絞って声を出す。
「……伯爵夫人は、きっと公爵閣下の“姿”を、さらに悪化させるために……あるいは、私に危害を加えるために、この呪薬を持ち込んだんだと思います。……私が公爵家で認められているのが、面白くないんだと思います……!」
言葉にしながら、手が震えているのを自覚する。だが、ここで黙っていては何も変わらない。過去のようにいじめられ、屈服していては、自分で居場所を守ることなどできないのだ。
伯爵夫人が悲鳴のような声をあげる。
「な、何を馬鹿なことを言うの! 証拠もないのに……!」
「証拠なら、その従者が持っているだろう。“伯爵夫人に命じられた”と言ったではないか。」
公爵が冷酷なまでに言い放つ。その瞬間、従者は観念したようにさらに続ける。
「は、はい……本当です……。お嬢様(エミリア)に恥をかかせたノインが憎いとか、“化け物”公爵がさらに醜くなれば婚約が破談になるはず……とか……そんなことを言われまして……」
場がしんと静まり返る。あまりに露骨な悪意に、伯爵夫人は「違うのよ!」と叫ぶが、公爵の護衛たちが従者を押さえつけ、離さない。
伯爵本人はがっくりと肩を落とし、「お前……なんということを……」と夫人を非難する視線を向ける。
「恥をかかせたのは、娘の方ではなく、そもそもお前たちだ……。ノインを貴族らしく育てもせず、公爵家に丸投げして……そのうえ呪薬とは……。」
伯爵もまた、その醜態に唖然としている様子だ。あのエミリアですら、目に涙を浮かべながら尻込みしている。案外、エミリア自身はここまでの凶行を知らなかったのかもしれない。伯爵夫人が独断で企んだ可能性が高そうだ。
「くっ……わ、わたくしは何も……そ、そうよ、従者が勝手に……!」
必死に言い訳する夫人だが、従者が「嘘です! あなたに命じられたことは間違いありません!」と泣きそうな顔で叫ぶ。もう逃げようがない。
――すると、フェルディナンド公爵は人々を見回し、静かに口を開いた。
「呪薬の所持は重罪だ。ましてや、公爵家に持ち込むなど論外。お前たち、わかっているのか?」
静かな口調に宿る殺気めいた威圧が、伯爵夫人や従者を震え上がらせる。
「公爵閣下……ど、どうかお許しを……! わ、わたくしめは……!」
「許すかどうかは、わたしが決めることではない。王都の裁定に委ねるべきだろう。……伯爵夫人、従者をそろって連行しろ。ラドクリフ、騎士たちに命じ、こいつらを拘束したうえで王都の裁判所に送り届ける準備をせよ。」
「かしこまりました、閣下。」
護衛の騎士たちが素早く動き、伯爵夫人と従者を拘束する。伯爵夫人は悲鳴を上げ、「助けてちょうだい、伯爵!」と叫ぶが、伯爵自身も茫然自失だ。「な、なんということだ……」と頭を抱えている。
エミリアはその様子を見てパニック状態になり、「お母様! ウソよね! 私、こんなの聞いてない!」と泣き叫んでいる。もう収拾がつきそうにない。
私は胸の奥が冷えるような感覚を覚えながら、その光景を見つめていた。――あまりにもあっけない幕切れ。彼らが自滅したとしか言いようがない。
(ざまあ……という言葉で片付けてもいいのだろうか。確かに、私をここまで追い詰めた人たちが報いを受けている。だけど……。)
切なさや虚しさも混じった複雑な感情が渦巻く。使用人たちが騒然とする中、公爵は私の方へ向き直り、静かに問いかける。
「ノイン……お前はそれでも、あの伯爵夫人を許してやりたいと思うのか? わたしは、ここで刑に処するのが妥当だと思うが……。」
公爵の瞳には、私への気遣いが感じられた。たとえ重罪であっても、私が望むのなら多少の情状酌量を考える余地があるのかもしれない。
けれど、私は首を振る。
「いえ……わたしは……正直、もうあの方たちのことは怖いし……。けれど、彼らが法で裁かれるのなら、それが当然だと思います。……わたしは、何も言いません。公爵閣下の判断にお任せします。」
そう言うのが精いっぱいだった。伯爵夫人の行いを見れば、もう情けをかける気は起きない。あの人たちは、私を道具扱いしただけでなく、公爵閣下を陥れようとさえしたのだから。
公爵はわずかに微笑むように目を細め、「そうか」と頷く。ラドクリフ執事と護衛の騎士たちは、混乱する伯爵夫人や従者を淡々と連行し始めた。伯爵はひどく狼狽えていたが、公爵には逆らえず、もはやエミリアとともに追従するしかない。
「閣下、お詫び申し上げます……。わたくしの妻が、こんな……」
「……王都で裁きを受けるがいい。弁明の余地があるなら、そこで好きに言えばいいだろう。……二度とわたしの前に現れるな。」
公爵の冷たい宣告に、伯爵はもはや何も言えず、青ざめた顔のままうなだれる。エミリアも、もはや何かを言う気力すら失ったのか、涙を流しているだけだ。
こうして、エドラー伯爵家一行は、フェルディナンド公爵邸を惨めな姿で去っていった。
私の方をちらりと見て、カバンの中から小瓶のようなものを取り出そうとしている――。その動作を、偶然私は目撃してしまった。嫌な予感が走る。あれは何か、毒薬か、あるいは呪詛に使う道具かもしれない。
「な、何してるんですか……?」
思わず声を上げると、従者はぎくりとした表情を浮かべ、私を睨みつけるようににらんだ。
「あ、いや……何でもない。これは……伯爵夫人に頼まれた薬で……」
明らかに挙動不審だ。伯爵夫人に頼まれた? 視線の端には、伯爵夫人の姿が見えるが、彼女もまた何かに気づいたのか、さっと目をそらして立ち去ろうとしている。
そこへ公爵の護衛の騎士がすばやく駆け寄り、従者の腕を掴んだ。
「おい、何を隠している? 中身を見せろ。」
従者は必死に抵抗するが、騎士の腕力に敵うはずもなく、小瓶を取り上げられてしまった。小瓶の中には黒い粉のようなものが入っている。いかにも怪しい。そして、騎士が臭いをかぐと、嫌悪感を示すように顔をしかめた。
「これは……“呪薬”じゃないか? 最悪の場合、人を狂わせる毒にもなるはずだ。公爵閣下の屋敷で、なぜこんなものを……」
騎士の声に、場が一気に凍りつく。伯爵夫人は顔色を変えず、「何かの間違いでしょ?」と取り繕うが、その態度は明らかに不自然。エミリアも目を泳がせている。
「違うわ、そんなつもりはなかったのよ。ねえ、あなたも何とか言ってちょうだい。」
夫人は従者に同調を求めるが、従者は腕を押さえつけられながら冷や汗をかいている。結局、彼は観念したように「申し訳ありません……伯爵夫人に命じられて……」と呟いた。
「何ですって?」
夫人は咄嗟に「この裏切り者!」と叫ぼうとするが、時すでに遅い。騎士は従者を取り押さえたまま、公爵に向かって膝をつく。
「閣下。この者は呪薬を持ち込んでおりました。目的は定かではありませんが、危険極まりない行為です。どうなさいますか?」
その場に居合わせた誰もが息を呑む。まさかエドラー伯爵夫人が、こんなものを用意していたのだろうか――私の頭は混乱する。周囲を見ると、伯爵本人は顔面蒼白で、「何ということだ……」と呟いている。彼も知らなかったのかもしれない。
そして、フェルディナンド公爵はゆっくりと口を開いた。
「……どうやら、わたしの屋敷で“呪薬”を使うつもりだったようだな。何を企んでいたのかは知らないが、これが重大な犯罪行為であることは確かだ。」
伯爵夫人は必死に否定しようとする。
「ま、待ってください! これは、あの……ちょっとした間違いで……」
「間違い? ならば、この呪薬を何に使うつもりだったのだ?」
「そ、それは……その……」
夫人は明らかに動揺している。「公爵家の人間に呪いをかけようとした」とはさすがに口が裂けても言えないのだろう。
エミリアも震え声で「お母様……」と何か言いかけるが、公爵の威圧感に押されて口をつぐむ。
すると、公爵は静かに私の方へ視線を向けた。
「ノイン。お前はどう思う? こいつらが何を狙ったか、わかるか?」
唐突に話を振られ、私はハッとする。かつてエドラー家で受けてきた仕打ちを考えれば、想像は容易い。きっと、私が公爵の屋敷で幸せに暮らしているのが気に食わないのだ。あるいは公爵の呪いをさらに深め、破談に持ち込もうと企んでいたのかもしれない。
(伯爵夫人たちは、公爵が呪われていると知っているし、それを利用すれば簡単に事件を起こせる……とでも思ったのかもしれない。)
私はわずかに唇を噛み、勇気を振り絞って声を出す。
「……伯爵夫人は、きっと公爵閣下の“姿”を、さらに悪化させるために……あるいは、私に危害を加えるために、この呪薬を持ち込んだんだと思います。……私が公爵家で認められているのが、面白くないんだと思います……!」
言葉にしながら、手が震えているのを自覚する。だが、ここで黙っていては何も変わらない。過去のようにいじめられ、屈服していては、自分で居場所を守ることなどできないのだ。
伯爵夫人が悲鳴のような声をあげる。
「な、何を馬鹿なことを言うの! 証拠もないのに……!」
「証拠なら、その従者が持っているだろう。“伯爵夫人に命じられた”と言ったではないか。」
公爵が冷酷なまでに言い放つ。その瞬間、従者は観念したようにさらに続ける。
「は、はい……本当です……。お嬢様(エミリア)に恥をかかせたノインが憎いとか、“化け物”公爵がさらに醜くなれば婚約が破談になるはず……とか……そんなことを言われまして……」
場がしんと静まり返る。あまりに露骨な悪意に、伯爵夫人は「違うのよ!」と叫ぶが、公爵の護衛たちが従者を押さえつけ、離さない。
伯爵本人はがっくりと肩を落とし、「お前……なんということを……」と夫人を非難する視線を向ける。
「恥をかかせたのは、娘の方ではなく、そもそもお前たちだ……。ノインを貴族らしく育てもせず、公爵家に丸投げして……そのうえ呪薬とは……。」
伯爵もまた、その醜態に唖然としている様子だ。あのエミリアですら、目に涙を浮かべながら尻込みしている。案外、エミリア自身はここまでの凶行を知らなかったのかもしれない。伯爵夫人が独断で企んだ可能性が高そうだ。
「くっ……わ、わたくしは何も……そ、そうよ、従者が勝手に……!」
必死に言い訳する夫人だが、従者が「嘘です! あなたに命じられたことは間違いありません!」と泣きそうな顔で叫ぶ。もう逃げようがない。
――すると、フェルディナンド公爵は人々を見回し、静かに口を開いた。
「呪薬の所持は重罪だ。ましてや、公爵家に持ち込むなど論外。お前たち、わかっているのか?」
静かな口調に宿る殺気めいた威圧が、伯爵夫人や従者を震え上がらせる。
「公爵閣下……ど、どうかお許しを……! わ、わたくしめは……!」
「許すかどうかは、わたしが決めることではない。王都の裁定に委ねるべきだろう。……伯爵夫人、従者をそろって連行しろ。ラドクリフ、騎士たちに命じ、こいつらを拘束したうえで王都の裁判所に送り届ける準備をせよ。」
「かしこまりました、閣下。」
護衛の騎士たちが素早く動き、伯爵夫人と従者を拘束する。伯爵夫人は悲鳴を上げ、「助けてちょうだい、伯爵!」と叫ぶが、伯爵自身も茫然自失だ。「な、なんということだ……」と頭を抱えている。
エミリアはその様子を見てパニック状態になり、「お母様! ウソよね! 私、こんなの聞いてない!」と泣き叫んでいる。もう収拾がつきそうにない。
私は胸の奥が冷えるような感覚を覚えながら、その光景を見つめていた。――あまりにもあっけない幕切れ。彼らが自滅したとしか言いようがない。
(ざまあ……という言葉で片付けてもいいのだろうか。確かに、私をここまで追い詰めた人たちが報いを受けている。だけど……。)
切なさや虚しさも混じった複雑な感情が渦巻く。使用人たちが騒然とする中、公爵は私の方へ向き直り、静かに問いかける。
「ノイン……お前はそれでも、あの伯爵夫人を許してやりたいと思うのか? わたしは、ここで刑に処するのが妥当だと思うが……。」
公爵の瞳には、私への気遣いが感じられた。たとえ重罪であっても、私が望むのなら多少の情状酌量を考える余地があるのかもしれない。
けれど、私は首を振る。
「いえ……わたしは……正直、もうあの方たちのことは怖いし……。けれど、彼らが法で裁かれるのなら、それが当然だと思います。……わたしは、何も言いません。公爵閣下の判断にお任せします。」
そう言うのが精いっぱいだった。伯爵夫人の行いを見れば、もう情けをかける気は起きない。あの人たちは、私を道具扱いしただけでなく、公爵閣下を陥れようとさえしたのだから。
公爵はわずかに微笑むように目を細め、「そうか」と頷く。ラドクリフ執事と護衛の騎士たちは、混乱する伯爵夫人や従者を淡々と連行し始めた。伯爵はひどく狼狽えていたが、公爵には逆らえず、もはやエミリアとともに追従するしかない。
「閣下、お詫び申し上げます……。わたくしの妻が、こんな……」
「……王都で裁きを受けるがいい。弁明の余地があるなら、そこで好きに言えばいいだろう。……二度とわたしの前に現れるな。」
公爵の冷たい宣告に、伯爵はもはや何も言えず、青ざめた顔のままうなだれる。エミリアも、もはや何かを言う気力すら失ったのか、涙を流しているだけだ。
こうして、エドラー伯爵家一行は、フェルディナンド公爵邸を惨めな姿で去っていった。
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