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【α嫌いのΩ】4.生活能力=0
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「俺に触られると、気持ち悪い?」
如月は首を横に振った。
「…そんなことないけど」
「俺と居ても、嫌じゃない?」
こくり。
「キスしても、いい?」
こくり。
「…え?」
「違うの」
「や、…違…」
「こういうことは、無理強いはしない。ちゃんと、キサから俺を抱きしめてくれるのを大人しく待ってるから」
俯いた如月の顎を引けば、見たことがないほど真っ赤になっていた。
「茹だってる」
「るっさい!」
「今日は、軽いので我慢するから。…キスしていい?」
視線を逸らしたまま動かない顔を肯定といいように理解した御堂は、そっと自分の顔を如月の顔に近づけた。
する、と冷たい唇が如月の唇に触れ、ぺろり、とそれを舐められ、甘噛みされて、びくりと如月の肩が震えた。
そっと離れた御堂の唇からちらりと赤い舌が見え、如月は更に耳まで赤くなって俯いた。
「な…で、俺、なんか…」
絞り出された声は、小さく、掠れていた。
「キサが、いいんだよ。気がつくとキサのことばっか考えてて、そばに居ると目が離せなくて、触りたくて仕方がなくて、…こんな風になるの初めてだし、何だかもう完全に頭イカれてそうだけど、俺」
今はあんまり、触れないけどね。
「…だから」
ふわ、と如月の身体から、甘いオーラが僅かに立ち上った。
「キサの隣で、恋人気取りたいんだけど。いい?」
どんどん如月の顔が下を向く。
「どんな告白だよ…」
顔が熱い。
…でも。
「な、キサ?」
「…俺、御堂さんのこと、好きかどうか解らないけど、…いいの」
「今のところ嫌いじゃないなら充分。好きにさせるからいい」
「……」
「返事は?」
如月が小さく俯くと、
ちゅ。
御堂の唇が、如月の頬を掠めた。
「で、ここに住むんだろ?エロいことは無し、3食、休日は昼寝付き。で、毎日、好きなだけ好きなもの食わせるよ?」
「…うん」
軍配は、御堂に上がった。
如月は首を横に振った。
「…そんなことないけど」
「俺と居ても、嫌じゃない?」
こくり。
「キスしても、いい?」
こくり。
「…え?」
「違うの」
「や、…違…」
「こういうことは、無理強いはしない。ちゃんと、キサから俺を抱きしめてくれるのを大人しく待ってるから」
俯いた如月の顎を引けば、見たことがないほど真っ赤になっていた。
「茹だってる」
「るっさい!」
「今日は、軽いので我慢するから。…キスしていい?」
視線を逸らしたまま動かない顔を肯定といいように理解した御堂は、そっと自分の顔を如月の顔に近づけた。
する、と冷たい唇が如月の唇に触れ、ぺろり、とそれを舐められ、甘噛みされて、びくりと如月の肩が震えた。
そっと離れた御堂の唇からちらりと赤い舌が見え、如月は更に耳まで赤くなって俯いた。
「な…で、俺、なんか…」
絞り出された声は、小さく、掠れていた。
「キサが、いいんだよ。気がつくとキサのことばっか考えてて、そばに居ると目が離せなくて、触りたくて仕方がなくて、…こんな風になるの初めてだし、何だかもう完全に頭イカれてそうだけど、俺」
今はあんまり、触れないけどね。
「…だから」
ふわ、と如月の身体から、甘いオーラが僅かに立ち上った。
「キサの隣で、恋人気取りたいんだけど。いい?」
どんどん如月の顔が下を向く。
「どんな告白だよ…」
顔が熱い。
…でも。
「な、キサ?」
「…俺、御堂さんのこと、好きかどうか解らないけど、…いいの」
「今のところ嫌いじゃないなら充分。好きにさせるからいい」
「……」
「返事は?」
如月が小さく俯くと、
ちゅ。
御堂の唇が、如月の頬を掠めた。
「で、ここに住むんだろ?エロいことは無し、3食、休日は昼寝付き。で、毎日、好きなだけ好きなもの食わせるよ?」
「…うん」
軍配は、御堂に上がった。
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