17 / 28
最初の出会い
15話
しおりを挟む
僕は今までの間ズボンをはいていなかったことに気づいた。
ロジーやバローの前から逃げてズボンを履く。
もう、僕ばっかり恥ずかしい思いしてる気がする。
「タロ、食べる、行くぞ」
気を取り直してバローとロジーについていく。
食堂の機能と同じ席に座って、バローが注文するのを聞いている。
意味は分からないけど、耳を慣らさないとだよね。
なんだかここの店主だと思われるおばさんとバローがこちらを見ながら揉めているみたいだ…。
やっぱり僕みたいな得体のしれない人間がいるのが嫌なのだろうか?
「ごめん」
不安になりおばさんの方を見て謝る。
するとおばさんは焦った表情をして、こんどは笑顔になり飴みたいなものが10個入ったものを僕にくれた。
「?ありがとー」
よく分からないまま受け取る。
「食べな」
たぶん食べていいよってことなのかな?
バローの方を窺うと笑っているので大丈夫そうだ。
飴を一つ口に入れると、甘い味が口の中いっぱいに広がる。
僕は甘いものを学校の給食以外で食べたことがなくて久しぶりの甘味に幸せな気分になる。
小さな飴はすぐになくなり、結局なんで揉めているか分からないままご飯を食べることとなった。
朝食はトマトとレタスっぽい野菜とハムを挟んだサンドイッチと昨日と同じスープだ。
こんなしっかりご飯が食べられるのもバローのおかげだ。
バローに出会わなければ、僕はあの森の中で野垂れ死んでたに違いない。
『いただきます』
今日はバローへの感謝の気持ちも込めて言ってみる。
サンドイッチは少しパンが固いがとてもおいしいもので、スープは昨日より煮詰まって味が濃くておいしかった。
なんて幸せなんだろう。
いつまでこの夢のような時間が続くか分からないができるだけ続いてほしい。
『ごちそうさまでした』
食べてすんで飴をくれたおばさんに再度お礼を言った。
バロー達は移動し始めたので、急いで追いかけると村の馬がいる小屋?みたいなところでお金を払って馬を借りているみたいだ。
この村からさらにどこかに行くのかな?
「タロ、行くぞ」
馬に乗りながらバローは僕に言う。
もしかしなくても僕もそこに乗らないとダメですか?
どう乗ればいいか悩んでいると後ろからロジーが僕を持ち上げてあっという間に馬の上だ。
驚いて落ちそうになるところを後ろからバローが支える。
ロジーはバローより小さくて細いのに結構力持ちだな。
まあここの人たちは僕より大きい人ばかりなんだけどね。
っていうか、この体勢は…。
バローの息づかいが近くて朝のあれを思い出す。
顔が熱い。
そうこうしているうちに馬が動き始める。
僕が落ちそうになるたびにバローが抱き寄せる。
なんでこんなにドキドキするんだろ?
きっと朝の事件のせいだ!!
ロジーやっぱり解決できてないよ…。
ロジーやバローの前から逃げてズボンを履く。
もう、僕ばっかり恥ずかしい思いしてる気がする。
「タロ、食べる、行くぞ」
気を取り直してバローとロジーについていく。
食堂の機能と同じ席に座って、バローが注文するのを聞いている。
意味は分からないけど、耳を慣らさないとだよね。
なんだかここの店主だと思われるおばさんとバローがこちらを見ながら揉めているみたいだ…。
やっぱり僕みたいな得体のしれない人間がいるのが嫌なのだろうか?
「ごめん」
不安になりおばさんの方を見て謝る。
するとおばさんは焦った表情をして、こんどは笑顔になり飴みたいなものが10個入ったものを僕にくれた。
「?ありがとー」
よく分からないまま受け取る。
「食べな」
たぶん食べていいよってことなのかな?
バローの方を窺うと笑っているので大丈夫そうだ。
飴を一つ口に入れると、甘い味が口の中いっぱいに広がる。
僕は甘いものを学校の給食以外で食べたことがなくて久しぶりの甘味に幸せな気分になる。
小さな飴はすぐになくなり、結局なんで揉めているか分からないままご飯を食べることとなった。
朝食はトマトとレタスっぽい野菜とハムを挟んだサンドイッチと昨日と同じスープだ。
こんなしっかりご飯が食べられるのもバローのおかげだ。
バローに出会わなければ、僕はあの森の中で野垂れ死んでたに違いない。
『いただきます』
今日はバローへの感謝の気持ちも込めて言ってみる。
サンドイッチは少しパンが固いがとてもおいしいもので、スープは昨日より煮詰まって味が濃くておいしかった。
なんて幸せなんだろう。
いつまでこの夢のような時間が続くか分からないができるだけ続いてほしい。
『ごちそうさまでした』
食べてすんで飴をくれたおばさんに再度お礼を言った。
バロー達は移動し始めたので、急いで追いかけると村の馬がいる小屋?みたいなところでお金を払って馬を借りているみたいだ。
この村からさらにどこかに行くのかな?
「タロ、行くぞ」
馬に乗りながらバローは僕に言う。
もしかしなくても僕もそこに乗らないとダメですか?
どう乗ればいいか悩んでいると後ろからロジーが僕を持ち上げてあっという間に馬の上だ。
驚いて落ちそうになるところを後ろからバローが支える。
ロジーはバローより小さくて細いのに結構力持ちだな。
まあここの人たちは僕より大きい人ばかりなんだけどね。
っていうか、この体勢は…。
バローの息づかいが近くて朝のあれを思い出す。
顔が熱い。
そうこうしているうちに馬が動き始める。
僕が落ちそうになるたびにバローが抱き寄せる。
なんでこんなにドキドキするんだろ?
きっと朝の事件のせいだ!!
ロジーやっぱり解決できてないよ…。
10
あなたにおすすめの小説
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
龍の寵愛を受けし者達
樹木緑
BL
サンクホルム国の王子のジェイドは、
父王の護衛騎士であるダリルに憧れていたけど、
ある日偶然に自分の護衛にと推す父王に反する声を聞いてしまう。
それ以来ずっと嫌われていると思っていた王子だったが少しずつ打ち解けて
いつかはそれが愛に変わっていることに気付いた。
それと同時に何故父王が最強の自身の護衛を自分につけたのか理解す時が来る。
王家はある者に裏切りにより、
無惨にもその策に敗れてしまう。
剣が苦手でずっと魔法の研究をしていた王子は、
責めて騎士だけは助けようと、
刃にかかる寸前の所でとうの昔に失ったとされる
時戻しの術をかけるが…
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる