知らない言葉、知らない感情。

雨水

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自立への道

21話※

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「タロ、風呂行くぞ」

お風呂の時間がついに来てしまった…。

バローはまた一緒にお風呂に入るつもりなのか、僕を脱衣所に連れて行く。

やめてーー!朝のこともあるし1人で入りたい!

でもあの赤い石を作動するのかわからないんだよね。

仕方ない、今回は一緒に入ってどうにか教えてもらおう。

割り切って服を脱ぎ、浴槽の方に行く。

「バロー!タロする」

赤い石を触ってみるが触れるだけでは何も起きなかった…。

「??」

「違う」

何故かバローは僕の手を握ってくる。

それから何か温かいものが体に流れ込んでくるような感覚になる。

「っ!」

その熱は体をぐるぐると駆け巡る。

何だろこれ、心地良い。

すると、僕の中に入ってきたものと別の熱があることに気がつく。

「何?」

「ま、りょ、く。魔力」

「まりょく。魔力何?」

僕がそう聞くとバローはさらに魔力と呼ばれるものを流し込んで来た。

これの事を魔力と呼ぶみたいだ。

段々とバローの送ってくる魔力が体の中で僕の魔力と混ざり合って、溜まっていき苦しくなってくる。

「バロー、だめ」

手を離そうとするがバローが力を入れていて離れないし、魔力はずっと入ってきている。

何とかこの魔力を体から出そうとバローの手に意識して魔力を寄せるイメージをしてみる。

イメージ通りに魔力が動いて驚く。

これなら押し返せそう!

バローの手に魔力を移すようにイメージする。

徐々に魔力を移っていき体が軽くなる。

「タロ正解」

バローは手を離して頭を撫でてくれる。

その感覚を忘れないうちに赤い石触って魔力を流してみると、バローがした時と同じように、お湯でいっぱいになる。

僕にも、魔法みたいなことが出来るなんて…。

これで1人で入れるようになったんだ!

喜びを噛み締めていると急に抱き上げられ、浴槽に入れられる。

ちょっと待って、また後ろから抱き込まれてる!?

だからこの体勢は…その…思い出しちゃうじゃん!

てかこの人後ろから抱きつくの好きなのかな…?

僕は無心で温もることに専念するが、バローが何故かうなじを指でなぞってくる。

「なっ何!」

「ごめん」

朝のこと?

首を噛んだ事を誤ってるのかも。

まあちょっと痛かったし恥ずかしかったけど、もう謝ってくれて僕は許したんだから、いいのに。

「バロー」

いいよってどう言えばいいか知らないから、バローのほうに体の向きを変えて抱きついて伝える。

って僕何抱きついてるの?

恥ずかしくなって離れようとする僕。

だけどバローは次の瞬間僕にキスをしてきた。

「っん」

触れるだけのキスなのに長い。

頭と腰を後ろから押さえられてて動けない。

「……………っは」

僕は息が出来なくて口をあけると、バローが舌を入れてきた。

「ちょ…んぁ……ん」

バローは僕に魔力を流し込んで来て心地よくて抵抗ができなくなってくる。

やばい頭がぼんやりしてきた。

「んぅ…ばろぉ」

意識が…‥‥………。
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