普通違うよね

莉艶

文字の大きさ
7 / 9
ありきたり…なのか?

7 10日目 夕方(そういえば、)

しおりを挟む
「本気で死ぬ。ヘビースモーカーも人に迷惑かけるけど、
ワーカホリックも大概ね。」

 そういえば、小学校の作文で未来の私に「冬眠」と書いて、
しこたま怒られた記憶が…今の私は あの時の夢と対極にいる。
なぜだ。普通夢に向かってGO! ではないのか?

「ゆみ様。甘いものをお出ししましょう。気分転換に
なりますよ。」

「…果物だけでいい。飛び切りジューシーなやつで。
此処のおやつは、甘すぎ 適度な甘さじゃないと ・・・
だから、紅茶が渋濃いだね。納得した。そして、何の解決にも
ならなかった。」

 言ってる先から、出てきた 梨?をシャリシャリかじりながら
これから先、果物で 水分とらないといけないとか どんな虐め。
少し、自分の不運さを呪った。(いやだってさ、そこ 神様とかを
対象にしたら天罰が下りそうじゃない。
私は、無難な人生を生きてきたのです。
これからも そうするつもりです。)

 でも、毎日食べられる果物って少ないよね。
東日本は、リンゴ 西日本は、みかん 西日本の私は、黄疸が出るまで
温州ミカンを 食べちゃう派です。そして 怒られる。なぜだ?
自分で働いたお金で買ったのに… 確かに、一日炬燵で丸くなって家を
一歩もでない正月を送ったけど、スマホの電源も切ってたけど…
はい、ごめんなさい。安否確認は大切です。社会人として
認識不足でした。確かにちょっと魔が差したのさ。
私の安息を邪魔するなーって気分で。

「ゆみ様、ゆみ様 逃避は、そこまでにして 現実に向き合いましょう。」

「ねぇ ブーちゃん。道筋つけたよね。後は、お若い2人でならぬ
この国の人で やろうよ。人型 骨と神経と関節はほぼ違いが無いけど
肉付や皮膚や色彩って各々違うじゃん。この国らしさは、この国の人じゃないと
分らないものだよね。」

もしかして、私めちゃくちゃいいこと言ってません。
そして誰か褒めてつかーせ。
できれば、労いプリーズ。ご褒美くれるならなおよし。
日本に居れば、この疲れ具合のご褒美なら どこのケーキだね。
とか、おっ…いい感じに 仕事が終わったな。飲みに行くぞ。
親睦会かねて、って なっていたはずなのに…… 
ただ飯・ただ飲みが遠のいていく…
ここに居なければ、今頃… ここ?

「そういえば、皇子くんこの頃見ないね。学校かい?」

「皇子は、この前の災害地に 訪問中です。近くの移転門が、
壊れてしまったので、その復旧もかねて、術士達と まぁ、
後 5日もすれば 戻られるでしょう。」

「移転門?もしかして、魔法陣が書いてあるやつ?」
 私的には、青い未来ロボットのドアの方が好きなんだけと、
ファンタジー的には、魔法陣の方が、有りなんだよね。きっと…

「よくごぞんじで。その魔法陣の核が何個か傷が入ったようで、
修復と強化を兼ねて 回られてます。」

「へぇ。それって、出張扱い?遠征って単身赴任扱い?どうなんだろ??
ん?私の給与は?ただ働きは、ごめんこうむるよ。」

「それについても、ご相談があったのですが、給与というのは、
報酬の事でしょうか?」
 
「そうだよ。年俸制 月給 日給 時給 大まかにこの4種類。
まぁ。それは私の国の話で 他の国や時代が変われば、内容も変わって、…
え?給与とか報酬とか規定ないの?」

「はい。」

「本気か。って、…また自分で自分の首絞めてない?私……」
 
「とりあえず、今ある問題から片付けようか?」
 
「では、指令系統の調整と分割にしますか?
 それとも、陳情処理から始めますか?」

「陳情処理は、種類別から初めてね。これは、箱用意して、
箱にまず、今日の日付を書いて 緊急 普通 後回 論外 の
札を貼ってね。その中に1枚づつ確認しながら入れていって。
まず、緊急 あっ書き出しよろしく。壁に貼ってね。
緊急とは、1つ目に 災害、事故、事件 に係るもの。その中でも
大小はあるけど、まずは、全部そこ。
2つ目に人員不足や第一次産業の問題と運輸系の問題」

「第一次産業?ですか?」

「そうよ。人間も魔族も食べるものがなければ生きていけない。
その土台となる、農業林業水産業そして畜産業そこが無ければ、
物を作ろうにも 素材がない。食事ができない。冬を越せない。
になるのよ。まぁ、これば究極論だけどね。じゃぁ不足しているもの
どう補うか、それは、輸入になってしまう。だから、運輸系は 急務
にはいってくるの。」

「よく分らない単語が入ってますが、次をどうぞ。」

「次に 普通物件ね。これは、主にギルド系かしら。今やっている事と
並行してやっていかないと後手になるわ。もちろん、城の関係者もここに
はいるわ。
そして、後回しは、それ以外の物ね。時間をかけなくてはいけないものや
まだ、国力が追いついていないものは、ここね。
で、論外は、自分の事しか考えてないバカ共のやれ位を上げろだの領地が
欲しいだの 身勝手な要求よ。ここまでは、理解できた?」

「では、取り敢えず使えそうな者を 捕まえてきます。
お前たちは、陳情を一纏めにして そこの机に集めておけ。」

「あ…思い出した。連れてくるなら、小動物系にしてね。愛でたいから。」
 変態じゃあありませんよ。見て和むだけです。いけませんか?
この部屋にいるのは、ごついのが、8割。 2割は、お疲れ気味の隈もち
女の子もいないし、花がない。せめて、可愛い子が欲しい。目に優しい子が……
 目に優しいのなら、少年兵でもOKですよー。

 変態ではありません。まだ、はぁはぁしてないし、鼻血出してませんから
まだ、お巡りさんは、必要ありません。 大切なので、強調して言います。
 変態ではありません。潤いが欲しいだけです。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...