普通違うよね

莉艶

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ありきたり…なのか?

1 1日目(若くないのですが)

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 そこには、蒼白く浮き出た円と図形が、暗闇を照らしていた。
 雰囲気は、夏の怪談の会場のようだ。
(でも、ホラー系苦手なので、イメージしかないのだけど…)

「普通、召喚ものって 暗闇の中じゃなくて 真っ白な部屋とかじゃないの?」
「普通ってなんですか?」
 まだ子供の甲高い声が聞こえて来たのだが、
 普通なら偉そうな王子とか偉そうな神官じゃないのか、
と思いいつつ 声の方向に 目を向けてみると そこには、よくあるケモ耳の少年が立っていた。

「おっ。そこは、在り来たりなケモ耳か。よいよい、そうでなくては 始まりませんな。」
ヨダレはたらしてませんよ。まだ…変態で通報されたくないので。
「おーい。戻ってきてぇー。」
「いいじゃん。現実逃避は大切なんだよ。少年。」
「少年じゃない。ちゃんと召喚が成功したから 大人だよ!」

 仁王立ちの少年の尻尾 完璧に犬の褒めて状態なんだけど
「…召喚が成功で大人って、契約魔法とか?かい??」
「そうだよ。」
「いやいや、私は普通の平民人族であって、神の子でも、聖女でも、勇者でもないからね。」
「知ってるよ。」
「じゃぁなんでよ。」
 年取ったのかしら、処理能力の衰えなのか、バグを起こしてるのか?悩む。

「この国に蔓延してる病気を治して欲しいんだ。」
「そうゆう時はね、お医者者を呼ぶべきであって、一介のお局経理責任者に 
いうことではないよ。と、いうことで 帰らせてもらないかい?」

 こんなところは、よくある内容のような 違うような…悩む。
ところで、普通ってどんな定義だったっけ?
平均的って意味合いだと思っていたけど、
召喚に普通も例外もあるのか??わからん

「違うもん。ちゃんと この国を治してくれる 者って定義したし、
学校も首席で卒業したもん。」

いたねぇこんな子。会社にも 机の上と現場は違うって何度言っても 
学校でこう習いましたからを 強調してダメダメな子。
役に立たない上に口が達者だから 結局尻拭いはこちらに回されて
 思い出しても腹たつわー。社会人なら自分のケツぐらい自分でふけってんだ。
…やば、口が悪いねこれは。

「少年 そこに座りなさい。そしてよく聞きなさい。
まず、召喚といえば、10代20代の頭の柔らかい子達をするべきです。
 歳をとると その世界に溶け込むのに時間がかかります。
私は違うっと反発する者もいるかもしれませんが、現に私がそうなので、
ここでは、そのように話は進めます。次に 定義とは 細かくするものです。
例えば、この国を治すと定義した場合 何を治すかを明確にしたければ 
定義したとはいえないのですよ。この国の 治したいものは、
貧困なのか病気なのか植物や家畜の伝染病なのか…後何かある?
まぁいいか。さらに細かくすれば、するほど 
探しやすくもあるし解決しやすくもなる。わかるかい?」

「うん。」
「大人なら うんではなくはいと言いなさい。」
「はい。」
「で、私は返してもらえるのかね。」
「無理です!」
「即答かよ!」
「……」

「だろうと思ったけど、一縷の望みって大切だよね。
じゃぁ 現実問題の解決しようか。親御さんに合わせてもらおうか。
交渉しないといけないし。」
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