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5、獣人の舌技に責められる

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公の命令は、有無を言わせない一方的なものだ。
獣人は従順に従って、俺の身体から手を引いた。
公は本当に、すごい有力者なんだろうと思う。すごい、なんだかドキドキする。

「ウウ……ウウ……」

獣人は急におとなしくなって、俺の膝頭をペロペロして、そこから内股をつうっとベロで舐め上げた。
くすぐったくて、声を上げそうになる。
ベロが長くて、膝から股間まで優に届く。
おえええ、なんだこいつう!

股間をベロリべろりとなめると、下腹から脇腹、そして胸へとベロが上がってきた。
そして股間に戻って行く。

「ん、ん、ああ……」

ああ、なんだ急に遠回りになったぞ。
うん、うん、チンチン舐めろよお、チンチンをよお!

獣人はチンチンに触れないようにして、周りをゾロリとなめてゆく。
モフモフの毛で、さーっとワキをなで上げ、乳首をコロコロ指で転がした。

何だよ、男の乳首なんてどうもねえ……よ……ん、ん、、

「んなとこ……どうもねえよおお!!んあっ!」

必死で耐えてんのに、公が横でクスクス笑う。

「そろそろ良かろう…… エルド、モア、エルド」

横から、公がそう言った。
下腹部の紋章が赤く光り、ザワザワザワと、身体中を何かがまたざわついた。

「な?なに??うあっ!!」

舌先でコロコロ転がす乳首を、舌がうねるようにこねる。

「うぉっ、あっ!んっ!」

なにぃ??きゅうに、なんか、こう、ああっ!ああっ!やだ!

身体をねじると、獣人が気をよくして両の乳首をざらりとした手で攻めてきた。
うにゅうにゅと、こねて、ギュッとつねる。

「ン、ハアッ!!」

べろりと舌を伸ばして、首筋まで舐めてベロの先を耳たぶで転がす。

「んっ!あっ!やらあっ!」

身体中を撫でながら、チロチロと、時々舌が胸から下腹部へと降りてくる。
あああ!じれったい!

「舐めて……なめてよお!」

「どこをだい?」

「いじ……わる!ん、ああっ!もう、もう!」

コトンとグラスを置く音がして、またトクトクとお酒を注ぐ音がする。

「ザール、次だ」
「ウウ!!」

その一言で、獣人は俺のチンチンをべろりとなめた。

「ひうっ!ああっ!!」

やっと、やっと舐めて貰えて、俺の身体がゾクゾクッと跳ねた。

ン気持ちいいっ!!

「ああ、もっと!もっとこすって!こすってぇっ!!」

ゾロリ、ベロリと、チンチンの周りから舐め取り、たっちしてくるチンチンをぐるりと舌が巻き込む。

「ン、アッ!もっと!もっとぉっ!!こすって!あっ!ああっ!」

巻いた舌が、突然根元でギュッと締まった。
すでに立ち上がってパンパンになっていたペニスに痛みが走る。
思わず痛みに悲鳴を上げた。

「ひいい!ひあっ!ああっ!やめてえっ!!あっあっあーーー出したいっ!出したいーっ!!」

ギュッギュッとチンチンをこするクセに、根元をギュッと巻いて縛って、出なくする。
その上ギュッと引っ張って皮をめくると、先の粘膜をヌルヌルこすり、おしっこの穴に舌先をグリグリねじ込んできた。

「いやあっ!いやっ!アッ!い、い、い、いひぃっ!アッ!アッ!やめてえっ!!」

「うむうむ、良い声だ。エリスでは声などほとんど聞けぬ。
異界人が初ものにつくなど、わしも運が良い」

公が満足そうにグラスを傾ける。

俺の身体はもう、そって突っ張って、シーツが破けそうなほどぎゅうっと握って身体をねじる。
すると、舌が尿道にズルリと入ってきた!

「ぎひいいいいいッ!!!」

ずっ、ずっ、ずっと、まるでチンチンを犯すようにその細い舌が奥へ、奥へと出し入れしながら進んでいく。
痛いのか、気持ちいいのかだんだんわからなくなって、俺は思い切り足を広げてビクビク痙攣すると、声も上げずとうとうシーツを引き裂いてしまった。

「はひっ!はひっ!ひぃぃぃぃぃーー
怖い!ああ!怖いー!!チンチンが、ああ!!チンチンが壊れるよぉ!!
はひいいぃぃぃぃぃぃぃ」

ズルリと根元を緩められても、舌で栓をされて射精出来ない痛みと、尿道セックスなんて考えたことも無かった状況と、目が見えずそこに集中する感触に異様に興奮する。

「そこに舌を入れられると気持ちいいだろう?
ザールの舌は、変幻自在。どんな細いところにも入っていくんだ。
気持ちの良いところで、もう一段上げてやろう。

エルド、ザラ、モルド」

ザアアアアア!!!!

ざわめく快感が、一気に背を走った。
チンチンが大きく膨らみ、今にも爆発しそうなほどパンパンになる。
それでも、舌が栓をしていて出ない!出ない出せないいいいい!!

「い、い、い、イヒッ!イヒッ!ひいっ!!
うあぁぁぁぁぁ!!出させてえっ!!出したい!出したいいいっ!」

「駄目だよ、もう少しのガマンだね」

「ひうっ!!」

俺は目が白目になりそうで、歯を食いしばったまま身体が固まった。
すると獣人の指が、今度は肛門へと侵入してくる。
ギュッとすぼめたお尻の穴を、物ともせずズルリと硬い指が侵入する。
最初に入れた時の舌から出た粘液が、ヌルヌルして指を滑らせ穴を押し広げていった。
2本の指が入って押し広げ、そこに獣人が口を付ける。
すると、自分の唾液をドッと中へ流し込んだ。

その瞬間、身体中がカアッと熱く燃える。

「うわああああ、あ、あ、あはぁ、お、お、お、んっ、あはぁ」

力が少し抜けて、獣人は指を出し入れし始めた。
中をくりくりこねて、気持ちのいいところを探し当てる。
ああ、きっと、姉ちゃんが言ってた前立腺だと思う。
ああ、ケツの穴に快感とかウソだろ、バッカじゃね?って思ってた俺、腐女子に謝る、謝るからあっ!!

「んはっ!アッ!んっ!んんっ!い、いやっ!あ、あ、イイッ!イイッ!!」

お尻の中が、しびれたようにジンジンする。
モヤモヤ、モゾモゾして、お尻をゆらゆら揺らす。

「ねえ!ねえ!ああっ!ねえ!ああっ!」

俺はもう、何言いたいのか自分でもわかんない。
お尻の穴がうずいてどうしようもない。
こいつの指がぞろぞろ中で動くけど、なんか物足りない。
やがて、獣人がその前立腺ってところにブスリ、ブスリ、ブスリと爪を指した。

「イヒイイイ!!」

痛いのか、気持ちいいのかわからない。
そこに爪を刺すと、こいつのよだれが浸透するのか、もの凄い快感が注入される。
俺はもう頭が真っ白で、もう身体中が性感帯になったような気がする。

「ヒッヒッヒ!ひああああ!!」

ブンブン首を振って、お尻に思わず手が行く。
すると、いきなりジャラジャラとチェーンの音がして、ベッドの頭の方に手が引っ張られた。

「かいて!こすってええ!!こすってよおお!!」

ギュッとまたチンチンの根元が何かで縛られ、中にあった舌がその一瞬ぶわっと膨れると、一気に引き抜かれる。

「ぎひいいい!!」

痛みと快感で、ピクピクと身体が硬直した。
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