もう、こんな世界なんてうんざりだ

休日

はじめての週末ー30

　そんな時に、アリアが
「今度生徒会室においでよ。その時に生徒会の雰囲気とか見て、考えてくれたらいいから。それを見て、入りたいとか入りたくないとか決めてくれたらいいし、断っても責めたりとか絶対にしないし、今後も、こうやってどっか行ったりしよ」
「ごめんね、2人とも。僕がスパッと決められる人間なら良かったんだけど…」
「別にいいわよ。こっちも、色々と無茶言ってごめんなさいね」
　こうして生徒会に入るかどうかの件については、保留ということになった。
　この後、しばらく料理を堪能して、店を出た。もう少しで７時を回りそうである。もう1軒くらいお店を見て帰ることになった。
「どこに行く？」
　と、ソフィアが言う。
「んー、コウキ君、文房具とか必要じゃない？」
「まぁ持ってないね」
「じゃぁ、買いに行こっか」
　という事で、買いに行くことになった。
　店に行くと、店内には鉛筆や羽のペンなどはあるものの、ボールペンなどはない。
「シャーペンとかボールペンってないの？」
「何それ？」
　という反応が返ってきた。その時に僕は、ある事を思いついた。
　ボールペンとかシャーペンを売り出せば儲かるのではないか。という事を思いついた。しかし、今はどうしようもないので今度リリーに相談することにした。
　この後も、しばらく店内で買い物をしてマジックリングを使って学院に帰った。
「楽しかったからまた一緒に行こう」
「えぇまた一緒に行きましょう、今日はありがとね」
「コウキ君、また一緒に行こうね」
　ということで、お開きとなった。