もう、こんな世界なんてうんざりだ

まさくん

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練習と準備

屋敷の引き渡しに向けてー18

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 僕は、ある事を思いついた。
 ここまで、米やある程度の野菜、果物等、様々な食材で日本と同じ物があるということがこれまでにわかり、醤油にそっくりな物もあるのだ。
 という事は味噌かそれにそっくりな物がこの世界にあってもおかしくない。という事で、詳しそうなリリーに聞いてみる。
「ねぇ、リリー?」
「どうしたの?」
「日曜日に海鮮丼食べにいったじゃん?」
「えぇ」
「あの時に、ソースかけたの覚えてる?」
「えぇ。もちろん」
「そのソースのことについて聞きたいんだけど、あれって何から出来てるの?」
「大豆よ」
 あのソースは、醤油にそっくりな物ではなく、醤油そのものだったらしい。
「それで、そのソースに似た味の調味料ない?原料も大豆なんだけど」
「あるにはあるわよ」
「あるの!?」
「えぇ、でもこの国では作ってないわ」
「他の国じゃ作っていると?」
「えぇ、東の方の国で作っている国はあるわよ」
「じゃぁ、ファストトレードセンターとかに行ったら売ってる?」
「前は売ってたはずだけど、今はわからないし、売っていてもとても高くなっているはずよ」
「どうして?」
「この世界を荒らしているモンスターが、その国にも出てるし、その国とこの国を結ぶにも、その間の海域でモンスターが出ているの…」
「じゃぁ、今は無いかもね…」
「でも、ある程度は陸路で運ばれているかもしれないから、落ち着いたら一緒に見にいきましょっか」
「うん。ぜひお願い」
 という事で、引き渡し式などが終わり落ち着いたら買いに行くことになった。
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