アメリカンブルー

柴崎トキワ

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__花言葉__

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太陽が眩しくて、でも風が心地よくてそんな過ごしやすい日だった。
少女はたくさんの花が咲いている坂を花を潰さないように下る
「にぃさん!みてみて!きれーなおはなみつけたよ!」
にぃさんと呼ばれた少年はベンチで本を読んでいた。風が吹いてさらさらとした綺麗な髪が靡く
「みこと。よく見つけたね。うん、綺麗なお花だ」
とても優しい声でみことという名の少女の頭を撫でる
みことは照れながらもとても嬉しそうだ
だが、ふと気づいたように少年に問いかける
「でもね、にぃさん、おはなのなまえわからないの」
少年は驚いたような顔をした。そしてまた優しい声で言った
「あはは、みことってば、そのお花は前も持ってきてその事を聞いてきたじゃないか?もう忘れたのかい?」
みことがきょとんとしていると、少年が本を見せてきた
「ほらこれだよ、綺麗でしょ、確か花言葉は_____」

いきなりみことの視界が暗くなった

聞き覚えのある時計のアラームが部屋中に鳴り響いている。
「うぅぅぅ、うるさあああいっ!」
少女は思いっきり時計を投げる
「ん?今何時っ???」
投げた時計を拾い上げ見ると__8時10分を指している
「ぎゃああああ遅刻だあああ!」
朝から騒がしい日だった。
少女の母と思わしき人物が呆れて言った
「美琴。もう中学生なんだから遅刻とかしないでよね」
急いで支度した美琴は母に車で送ってもらいギリギリで学校に到着した。それから走って校舎に向かう。とりあえず間に合えばいいのだという考え一心に。
そしていきなり美琴は足を止めて慎重に歩く。
心臓がドキドキしてる。
なぜならここは職員室の前。朝の登校5分前だと早く来るように注意されるからだ。そして今は8時20分。かなり危ない。
美琴は注意されることに対しては別に気にはしない。だが気にするのは注意する先生なのだ。怒るとかなり怖い。

なんとか職員室前を通り過ぎた。今日は運のいいことにその先生はいなかったらしい。

8時25分。鐘が鳴った。間に合った。
美琴はとても安心していた。その時今日見た夢なんかとっくに忘れて、でも何か忘れているような気がしてでも思い出せない日を辿った。
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