230 / 501
第6章 家族
第45.5話ー② 素直じゃない ~暁のいない2日間~
しおりを挟む
織姫は自室に着くと、
「何なの……。この感覚」
そう言ってから椅子に座り、深呼吸をする。
「はあ。何なんだろう」
そんなことを呟き、ふとスマホの目を向けると、ちょうど誰かからの新着メッセージが届いた。
「誰だろ……」
織姫はそう言って画面にタップすると、『新着メッセージ 弦太』と画面に表示されていた。
「何なの、もう」
弦太は織姫がこの施設に来てから毎日のようにメッセージを送ってきていた。
そしてその内容はとてもくだらないことばかりで、S級施設に入った自分のことをあざ笑っているつもりなんじゃないかとふと思う織姫。
それから織姫はそのメッセージを開き、特に返信することもなくそのまま画面を閉じた。
ここへ来てから織姫は一度も弦太のメッセージに返信していなかった。それは憎い相手なんかとわざわざ話す必要がないと思っていたからだった。
そして弦太がなぜ毎日欠かさずメッセージを送って来るのか、その理由はよくわからなかったけれど、織姫はそのことをよく思ってはいなかった。
(毎日、毎日……もしかして弦太は暇なのかしら――)
「はあ。今は弦太ことよりもこの感情よ……」
結衣の言葉を聞いたときから、ずっとドキドキする胸に困惑する織姫。
(だからこれは、一体何なの!?)
「ああああ! わかんない!! こういう時、本の中に答えがあるんじゃない!?」
そして織姫は部屋にある本を取り出して読み漁った。
それから数時間後……。結局、織姫はこの感情の正体が分からなかった。
「あ、もうこんな時間!?」
織姫はかなり長い間、本を読みふけっていたようで外は真っ暗になっていた。
「夕食の時間、少し遅れちゃったな……」
そう言いながら、織姫は食堂を目指した。
確かあの教師、夕食には間に合うとかなんとか言っていたっけ。じゃあ夕食は一緒に――
「……ん?」
織姫は自分が暁に会えることを楽しみにしていることにふと気が付く。
「いやいやいや。それはないって! ただいつもと違うから、それが違和感に感じているだけだって!!」
そんなことを呟きながら食堂に着くと、そこに暁の姿はなかった。
「あ! 織姫ちゃーん!」
そう言って、結衣は織姫に手を振っていた。そして結衣たちのいるテーブルに向かう織姫。
「あの、せ、先生は?」
「まだみたい」
「そう、ですか……」
(私、なんでそんな質問を……それじゃ、まるで――)
「心配?」
マリアは覗き込むように織姫にそう言った。
「ち、違います! 一人だけ外の世界を楽しんで、ずるいって思っているんです! 私たちに気を遣って、もっと早く帰って来るべきじゃないかって思っているんです!!」
なぜかむきになって織姫はそう答えていた。
「そっか」
マリアさんは笑いながら、織姫にそう告げる。
「マリアさんは、何を理解されたのでしょうか……」
それから織姫はお皿に食べ物を盛り付けて、結衣の隣に座った。
「いただきます」
そう言って自分の皿にあるものを食べ始める織姫。
しかし織姫は皿にあるものを食べながらもなんとなくぼーっとして、まだ帰ってこない暁のことを気にしていた。
それから食堂に誰かが来るたびに視線を向けるが、暁は現れず――
(まだかな……)
そんなことを思っていると無意識に食べるペースが遅くなり、気が付くと食堂には織姫一人だけになっていた。
「そういえば、今日はから揚げだったわね」
織姫はそう呟きながら、カウンターに並んでいるから揚げを見つめた。
「ま、まあ残っていてもったいないから、仕方なくですよ? 仕方なく取り置きをしてあげようってだけです!」
そして織姫は皿にから揚げとサラダを盛り付ける。
「あれ、織姫? まだ残ってたの?」
「ま、マリアさん!?」
そして皿に盛りつけられたから揚げを見たマリアはニコッと微笑んで、
「それってもしかして……」
織姫にそう告げた。
「ち、違いますよ! これは先生への取り置きとかそんなんじゃなく!! 夜食……そう! 私の夜食です!! 今夜はちょっと徹夜で勉強したいなあって!!」
「ふふふ。そっか」
マリアさんは本当に何を理解されているのでしょう――そんなことを思う織姫。
「マリアさんはどうしたんです?」
「うーん。何でもない。じゃあ、お風呂行ってきます」
そう言って食堂の出口に向かうマリア。そしてマリアは何かを思い出したかのように振り返ると、
「名前書いておいた方がいいよ。しおんとかに食べられちゃうと困るでしょ?」
そう言って出て行った。
「だ、だから――! って聞こえていないですよね。でも名前……か」
それから織姫は盛り付けた皿にラップをかけて、キッチンスペースにあったメモ用紙を一枚もらい『先生へ』とマジックペンで書くと、それをラップの上に乗せた。
「よし!」
そして織姫は食堂を出たのだった。
翌朝、置いた皿が無くなっていたことを確認すると、織姫は嬉しくなって笑っていた。
「ちゃんと食べてくれたのかな」
そして織姫の一日が始まった。
それからの施設は、暁が帰ってきていつもの日常に戻ったのだった――。
「何なの……。この感覚」
そう言ってから椅子に座り、深呼吸をする。
「はあ。何なんだろう」
そんなことを呟き、ふとスマホの目を向けると、ちょうど誰かからの新着メッセージが届いた。
「誰だろ……」
織姫はそう言って画面にタップすると、『新着メッセージ 弦太』と画面に表示されていた。
「何なの、もう」
弦太は織姫がこの施設に来てから毎日のようにメッセージを送ってきていた。
そしてその内容はとてもくだらないことばかりで、S級施設に入った自分のことをあざ笑っているつもりなんじゃないかとふと思う織姫。
それから織姫はそのメッセージを開き、特に返信することもなくそのまま画面を閉じた。
ここへ来てから織姫は一度も弦太のメッセージに返信していなかった。それは憎い相手なんかとわざわざ話す必要がないと思っていたからだった。
そして弦太がなぜ毎日欠かさずメッセージを送って来るのか、その理由はよくわからなかったけれど、織姫はそのことをよく思ってはいなかった。
(毎日、毎日……もしかして弦太は暇なのかしら――)
「はあ。今は弦太ことよりもこの感情よ……」
結衣の言葉を聞いたときから、ずっとドキドキする胸に困惑する織姫。
(だからこれは、一体何なの!?)
「ああああ! わかんない!! こういう時、本の中に答えがあるんじゃない!?」
そして織姫は部屋にある本を取り出して読み漁った。
それから数時間後……。結局、織姫はこの感情の正体が分からなかった。
「あ、もうこんな時間!?」
織姫はかなり長い間、本を読みふけっていたようで外は真っ暗になっていた。
「夕食の時間、少し遅れちゃったな……」
そう言いながら、織姫は食堂を目指した。
確かあの教師、夕食には間に合うとかなんとか言っていたっけ。じゃあ夕食は一緒に――
「……ん?」
織姫は自分が暁に会えることを楽しみにしていることにふと気が付く。
「いやいやいや。それはないって! ただいつもと違うから、それが違和感に感じているだけだって!!」
そんなことを呟きながら食堂に着くと、そこに暁の姿はなかった。
「あ! 織姫ちゃーん!」
そう言って、結衣は織姫に手を振っていた。そして結衣たちのいるテーブルに向かう織姫。
「あの、せ、先生は?」
「まだみたい」
「そう、ですか……」
(私、なんでそんな質問を……それじゃ、まるで――)
「心配?」
マリアは覗き込むように織姫にそう言った。
「ち、違います! 一人だけ外の世界を楽しんで、ずるいって思っているんです! 私たちに気を遣って、もっと早く帰って来るべきじゃないかって思っているんです!!」
なぜかむきになって織姫はそう答えていた。
「そっか」
マリアさんは笑いながら、織姫にそう告げる。
「マリアさんは、何を理解されたのでしょうか……」
それから織姫はお皿に食べ物を盛り付けて、結衣の隣に座った。
「いただきます」
そう言って自分の皿にあるものを食べ始める織姫。
しかし織姫は皿にあるものを食べながらもなんとなくぼーっとして、まだ帰ってこない暁のことを気にしていた。
それから食堂に誰かが来るたびに視線を向けるが、暁は現れず――
(まだかな……)
そんなことを思っていると無意識に食べるペースが遅くなり、気が付くと食堂には織姫一人だけになっていた。
「そういえば、今日はから揚げだったわね」
織姫はそう呟きながら、カウンターに並んでいるから揚げを見つめた。
「ま、まあ残っていてもったいないから、仕方なくですよ? 仕方なく取り置きをしてあげようってだけです!」
そして織姫は皿にから揚げとサラダを盛り付ける。
「あれ、織姫? まだ残ってたの?」
「ま、マリアさん!?」
そして皿に盛りつけられたから揚げを見たマリアはニコッと微笑んで、
「それってもしかして……」
織姫にそう告げた。
「ち、違いますよ! これは先生への取り置きとかそんなんじゃなく!! 夜食……そう! 私の夜食です!! 今夜はちょっと徹夜で勉強したいなあって!!」
「ふふふ。そっか」
マリアさんは本当に何を理解されているのでしょう――そんなことを思う織姫。
「マリアさんはどうしたんです?」
「うーん。何でもない。じゃあ、お風呂行ってきます」
そう言って食堂の出口に向かうマリア。そしてマリアは何かを思い出したかのように振り返ると、
「名前書いておいた方がいいよ。しおんとかに食べられちゃうと困るでしょ?」
そう言って出て行った。
「だ、だから――! って聞こえていないですよね。でも名前……か」
それから織姫は盛り付けた皿にラップをかけて、キッチンスペースにあったメモ用紙を一枚もらい『先生へ』とマジックペンで書くと、それをラップの上に乗せた。
「よし!」
そして織姫は食堂を出たのだった。
翌朝、置いた皿が無くなっていたことを確認すると、織姫は嬉しくなって笑っていた。
「ちゃんと食べてくれたのかな」
そして織姫の一日が始まった。
それからの施設は、暁が帰ってきていつもの日常に戻ったのだった――。
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
黄泉がえり陽炎姫は最恐魔王に溺愛される
彪雅にこ
恋愛
「ああ、私、とうとう死んでしまうのね…」
侯爵令嬢フェリシアは、命の危機に瀕していた──。
王太子の婚約者だったフェリシアは、何者かの手にかかり、生死の境を彷徨い黄泉へと渡りかける。奇跡の生還を果たしたものの、毒の後遺症で子を成せなくなったと診断され、婚約は破棄に。陽炎姫と呼ばれる日陰の存在となっていた。
まるで邸を追い出されるかのように隣国の好色伯爵の元へ嫁がされる途中で馬車が暴漢に襲われ、再び命の危険に晒されたフェリシアを救ったのは、悪魔のような山羊の頭蓋骨の面を被った魔王だった。
人々から最恐と怖れられる魔王は、なぜフェリシアを助けたのか…?
そして、フェリシアを黄泉へと送ろうとした人物とは?
至宝と称えられながらも表舞台から陽炎のように消えた侯爵令嬢と、その強大すぎる魔力と特異な容姿により魔王と恐れられる公爵の、恋と成長の物語。
表紙は友人の丸インコさんが描いてくださいました!感謝♡
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行「婚約破棄ですか? それなら昨日成立しましたよ、ご存知ありませんでしたか?」完結
まほりろ
恋愛
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行中。
コミカライズ化がスタートしましたらこちらの作品は非公開にします。
「アリシア・フィルタ貴様との婚約を破棄する!」
イエーガー公爵家の令息レイモンド様が言い放った。レイモンド様の腕には男爵家の令嬢ミランダ様がいた。ミランダ様はピンクのふわふわした髪に赤い大きな瞳、小柄な体躯で庇護欲をそそる美少女。
対する私は銀色の髪に紫の瞳、表情が表に出にくく能面姫と呼ばれています。
レイモンド様がミランダ様に惹かれても仕方ありませんね……ですが。
「貴様は俺が心優しく美しいミランダに好意を抱いたことに嫉妬し、ミランダの教科書を破いたり、階段から突き落とすなどの狼藉を……」
「あの、ちょっとよろしいですか?」
「なんだ!」
レイモンド様が眉間にしわを寄せ私を睨む。
「婚約破棄ですか? 婚約破棄なら昨日成立しましたが、ご存知ありませんでしたか?」
私の言葉にレイモンド様とミランダ様は顔を見合わせ絶句した。
全31話、約43,000文字、完結済み。
他サイトにもアップしています。
小説家になろう、日間ランキング異世界恋愛2位!総合2位!
pixivウィークリーランキング2位に入った作品です。
アルファポリス、恋愛2位、総合2位、HOTランキング2位に入った作品です。
2021/10/23アルファポリス完結ランキング4位に入ってました。ありがとうございます。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
【完結】黒の花嫁/白の花嫁
あまぞらりゅう
恋愛
秋葉は「千年に一人」の霊力を持つ少女で、幼い頃に龍神――白龍の花嫁として選ばれていた。
だが、双子の妹の春菜の命を救うために、その霊力を代償として失ってしまう。
しかも、秋葉の力は全て春菜へと移り、花嫁の座まで奪われてしまった。
それ以来、家族から「無能」と蔑まれながらも、秋葉は失われた力を取り戻すために静かに鍛錬を続けていた。
そして五年後、白龍と春菜の婚礼の日。
秋葉はついに霊力が戻らず、一縷の望みも消えてしまった。
絶望の淵に立つ彼女の前に、ひとりの青年が現れる。
「余りもの同士、仲良くやろうや」
彼もまた、龍神――黒龍だった。
★ザマァは軽めです!
★後半にバトル描写が若干あります!
★他サイト様にも投稿しています!
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる