君ト僕ト秘密

riyu

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#7

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僕の休日は
呆気なく終わり

月曜日の朝
いつも通りに起きて
いつも通りに出勤した

会社でも
いつも通りに仕事をし
いつも通り終わった

今日はバイトの日だ

三日ぶりのバイト
金曜日は迷惑をかけたので
現場の皆に申し訳なかった

いつも通り挨拶をして
いつも通り無視される

パートの人と
仕事の引き継ぎをした
今日は出荷量が多いみたいだ

僕は早く終わらせるため
急いで仕事をした

いつもより急いでいた 
そのせいで周りが見えていなかった

僕の背中に
何かが当たった
いや、誰かがだ

振り向く僕
目線の先には
君が倒れかかっていた
無意識に手を伸ばし
抱き抱えた

反射的行動?不可抗力?
けど明らかに
僕は君を抱き抱えていた

目が合った
ほんの数秒の出来事だ

顔が赤くなる
体が熱い
手足も震える

「ごめん!」
僕は抱き抱えていた手を外し
怪我がないか尋ねた

君は
ビックリした表情で
頷くだけだった

「本当にごめん。見ていなかった。」

僕は再度謝った

「大丈夫です。」
恥ずかしそうに
君の顔は下を向いていた

僕は頭だけ下げて
仕事に戻った

僕はモクモクと仕事が・・・
出来るはずなかった

心臓の鼓動が凄い
助けるためとはいえ
突発的な行動とはいえ
君を・・君を・・

結果、集中できなかったせいで
一番遅く終わってしまった
別部署の担当者が手伝いに来てくれた
具合でも悪いのかと聞かれたが
本業の疲れですと
嘘を言うしかなかった
原因はあれしかないからだ

なんとか仕事を終わらせた
僕のせいで皆に迷惑をかけた

車に向かう途中
君と会った
最初は目が合ったが
反射的に目を反らしてしまった

「今日はごめんね?どこも怪我してない?」

面と向かって言うことが出来ない

「本当に大丈夫です。」
素っ気なく答えてきた

「気をつけてね?お疲れ様。」

君は
会釈だけして走って帰っていった

僕は
見えなくなるまで後ろ姿を見ていた
髪が長い後ろ姿を


アパートに着いた
色んな意味でヘトヘトだ
シャワーを浴び
テーブルのイスに座る
月が眩しく照らしている
手がまだ震えている

興奮?動揺?
違う
これは罪悪感だ


僕は眠った
深い眠りに



僕には秘密がある
君に言えない秘密がある。


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