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しおりを挟む楽しく走り回っている
見たことある森林
見たことある建物
コロコロと目先の場所が変わる
目の前に好きな食べ物
気づいたら好きな飲み物
コロコロと目先の場面が変わる
サッカーをしたり
野球をしたり
誰かが手を振っている
僕も手を振っている
空を飛んで
海を泳ぐ
着いた先には
君がいた
変わるな
目を覚ました
いつも通りの朝がきた
僕は汗だくだ
夢だった
夢でよかった
僕は顔を洗い
仕事に向かう
憂鬱だ
夢のせいだろう
なにもかも
やる気が起きない
目先の仕事だけを終らせた
車に乗り
一息いれる
今日はバイトが休みだ
僕は車を走らせた
帰りにいつもの老舗スーパーに寄る
必要な物をカゴに入れていく
店内でウロウロしていると
僕は目を疑った
ある人のところに歩み寄る
僕は後ろに立った
心の中でドキドキしていた
けど見間違いじゃない
確信があった
声をかけることなく
肩を叩く
人差し指を立てる
その人は顔を僕に向けた
人差し指が頬に当たる
その人は驚いた顔で
こっちを見ていた
僕はそれを見て
笑った
「うそ!」
その人の顔は
赤くなり恥ずかしがっていた
半泣きで笑っていた
「なんでこんなところに!?」
半泣きの満面の笑みで嬉しそうに
両手を握ってきた
従妹の【千春】だ
幼い頃から遊んでるので
もう兄妹みたいなものだ
従妹の家は両親が離婚し
俺が20歳の時
いつの間にか引っ越してしまった
あれから
実に10年ぶりの再会だった
千春は昔のままだった
何も変わっていない
嬉しかった
お互い色んなことを話したかった
空白の10年間
千春も僕も
いっぱい話したいことがあったはずだ
けど僕には
時間がない
千春には
また時間があるとき
連絡すると言い
連絡先を交換した
嬉しそうで寂しそうな千春
もっと一緒に居たかったんだろう
僕も一緒の気持ちだ
僕と千春はお互いの手を
握っていた
僕は
アパートに着いた
いつものように
シャワーとご飯を済ませ
今日は布団に横になる
静かになった
夜の11時ごろ
僕は千春のメールを送った
長い文を
皆に言えない
僕の秘密を
これまでのことを
千春にだけは
知ってほしかった
嘘をつけなかった
千春からは
「わかった」とだけ
返ってきた
冷たいようで
見放されたような感じがした
けど
これで良かったと
僕は思った
思うしかなかった
千春には千春の人生がある
「ごめんね千春」
僕はメールを送って
眠ってしまった
僕には秘密がある
君には言えない秘密がある。
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