君ト僕ト秘密

riyu

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いつも通りの朝がきた
なんだか
気持ちがスッキリしている

いままで皆に秘密にしていた
僕のことを
千春にだけは言えた
正直に言えた
全てを言えた

けど、その千春には
もう・・

伝えたことが正しいと
自分に言い聞かせた


会社に向かった

普段通りに仕事をして
普段通りに終わった

僕は
バイトに向かっていた
好きな音楽を流しながら

駐車場に着き
現場へ向かう
駐車場に君の車は無い
今日は休みだ

だが
嬉しいことに
今日は橋さんと一緒に仕事だ

橋さんは
僕のお兄さん的存在で
頼りになる人だ

モクモクと仕事をする人だった

無駄話、無駄な行動
仕事に対して
かなり真面目な人

オフとオンがはっきりもしていた
仕事が終わると
人が変わったように話し出す
一番好きな話は
橋さんの娘達の話だ
橋さんは満面の笑みで
娘達のことを話す
本当に大好きなんだなと

橋さんも
僕の秘密は知らないし言えない

口が滑らないように
気をつけて僕は話す

橋さんが話し出すと
1時間は確実に話し込む

僕も楽しくて
一緒に話し込む

けど話が終わらないので
いつも僕から話を中断する

「早く帰って、娘さん達の寝顔を見てください!」

いつもこれで
話を切っている

娘達に会うのが楽しみなのか
橋さんは「バイバイ!」というと
車に乗って物凄い勢いで帰っていった

橋さん親バカなんだろうな

僕も車に乗り
のんびり帰る

好きな音楽を流しながら


アパートに着いた
明日からまた会社が休みだ

何もすることがない
休日が襲ってくる

シャワーを浴びながら
僕は休みに何をするか考えていた

風呂から上がり
テーブルのイスに座る

スマートフォンでイベントがないか
調べていた
あまりいい情報は載っていない
ため息ばかり漏れる
生き地獄だ

したいことはいっぱいある
だがそれができない
  
僕はスマートフォンを
見ながら
いつの間にか眠っていた

また
夢を見た

千春と君が立っている
真顔で僕を見ていた
僕は二人に近づく
だが二人とも
それより早く遠ざかって行く
待ってよ
僕は必死に走る
追い付けない
必死に手を伸ばし
誰かを掴んだ

僕は夢から目覚めた
握っていたスマートフォンが
小刻みに揺れている
誰からかメールだ

時間は深夜の2時
メールの宛先を見た
千春だ
メールを見るのが怖かった
こんな時間になんのメールを送ってきたのが
不安だった

どのくらいの時間が経ったのか分からない
けど千春からのメール
無視することは出来なかった
僕は決心しメールを見た

僕は泣いた

青白い朝焼けが見えている
僕は長い時間をかけ
返信する内容を考えて
千春にメールを送った

ありがとう千春

安心した僕は
眠っていた



僕には秘密がある
君には言えない秘密がある。

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