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新しい生活
離縁
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義理の両親と面会した日の夜、いつもに増して殿下は私にベッタリだった。
今私は、殿下の膝の上に座らせられて、食後のフルーツを食べさせられている。
「殿下、そこまでしなくても自分で食べられますわ。」
「リア、私が食べさせたくてやっていることなんだから、これくらいは我慢して。」
「…でも、恥ずかしいですわ。」
「リアは、みんなの前でキスされるのと、こうやってみんなの前で私に食べさせられること、どっちが恥ずかしいと思う?」
「うっ……。キスの方が…、恥ずかしいですわ。」
「じゃあ、これくらいは問題ないね。」
ニヤリと笑う殿下は、なんだか悪戯っ子みたいだった。
その日の夜、殿下は私を寝かせてくれず、抱き潰された私が気づいた時には、翌日の昼くらいになっていた。
殿下は私に無理をさせてしまったから、ゆっくり寝かせてあげて欲しいとメイド達に伝えて執務に向かったらしい。
毎日、殿下に甘やかされてばかりでこのままでは、私は人として駄目になってしまうのではと思っていたある日、その知らせは届くのであった。
「リア、バーネット伯爵が君との離縁に応じてくれることになったよ。」
「……本当ですか?」
こんなあっさり?
「ああ。やはり、伯爵の両親に離縁の説得を頼んで良かったよ。
バーネット伯爵もあそこまで醜聞が噂になってしまったら、引くしかなかっただろうからね。」
「噂話になっていたのですか?」
後宮で外部との接触が制限された状態の私は、噂話など届かないので、全く知らなかったことだった。
「あそこまでのことをしたのだからしょうがない。
君が死にそうな状態で伯爵家から保護されたってことは、何かあったのではと誰だって疑いたくはなるし、王都騎士団の騎士達が女性関係にだらし無いことも裏では有名な話だったのだから。
愛し合う夫婦なんて、人前でだけ上手く演技していたんだろうってみんな思っただろう。まあ、貴族の中では、そんな夫婦は珍しいものではないのだし。
そんな噂話が広がった状態で、大切な妻を私に奪われた、気の毒な夫のフリをしようとしても無理があるのだよ。」
「その噂話は誰が?」
「さあ?噂話というか真実なのだから、リアは気にしなくていいと思うよ。
これでやっと君を私の側妃として迎えることが出来る。
君に悪意や嫉妬を向けてくる者がいるかもしれないけど、ずっと私が守るから…。」
殿下はそう言って私を抱き寄せる。
しかし私は、あの男がこんなに簡単に引くとは思えなかった。
「殿下。私は、殿下とこれからも一緒にいれることをとても嬉しく思っています。
しかしあの男がこんなに簡単に引くとは思えないので、私は不安なのです。」
そんな私を安心させるように、殿下はフッと優しく笑いかけてくる。
「リア、何の心配も要らないよ。離縁のことは伯爵の両親が上手く説得してくれたようだし、ここだけの話だが、伯爵にはすでに次の縁談を用意してあげたからね。」
「え…?次のお相手ですか?」
「そう。伯爵家だって跡取りが必要なのだから、リアと離縁したら、また妻を迎えなければならないわけだ。」
「そうですわね…。」
「リアはウォード侯爵令嬢を知っているだろう?
ずっとバーネット伯爵に片想いをしてきて、時々、嫉妬からリアに絡んだりしていた、あの見苦しい女だよ。」
ウォード侯爵令嬢は、私よりも3つくらい年上の令嬢だったと思う。ワイラー侯爵令嬢と似たようなタイプの令嬢で、気が強くて傲慢な雰囲気だった。
しばらく会っていなかったけど、まだ結婚していなかったのね。
確かにバーネット伯爵様と結婚する前に、よくあの令嬢からは絡まれたりはしたけれど…。
なぜそのことを殿下が知っているのかしら?
「ウォード侯爵令嬢はずっとお会いしていませんでしたが、まだ未婚だったのですね。知りませんでしたわ。」
「あんな酷い性格の令嬢と結婚したい人間なんているわけない。
あまりに酷いから、王家から社交禁止令をだしたのだよ。だから最近は誰とも交流はしていなかったみたいだ。」
社交を禁止されていたの?だからずっとお会いしなかったのね。
「そんなことがあったのですか…。」
「金持ちだと言われていたバーネット伯爵家は、最近の伯爵の噂のせいで、今では取引先が減ってきているようなんだよ。
だから、そこそこに財力のあるウォード侯爵家との縁談を用意してあげたんだ。バーネット伯爵家からしたら意味のある縁談になる。
あの見苦しい女と結婚するのを我慢すれば、ウォード侯爵家から援助はしてもらえるし、跡継ぎを産ませたら、あの女は領地にでも閉じ込めておけばいいだろうと話をしたら、バーネット伯爵の両親は喜んでいたよ。
それにウォード侯爵令嬢は大喜びしているらしいし、父侯爵も社交が禁止されるくらい評判の悪い娘を、厄介払い出来ると安心したようだ。
だから、きっとこの縁談は上手くいくはずだ。
バーネット伯爵は、いつまでもリアに執着できるほどの余裕はないってことだよ。」
殿下の不敵な笑みが怖い…。
「殿下。そのことは、全て殿下がなさったのですか?」
「……それは秘密。
ただ私は、リアを守るためなら何でもする。
それくらい君を愛しているんだ。」
殿下は私にキスをして、それ以上私が何かを聞くことを許してくれなかった。
その話を聞いた数日後には、バーネット伯爵家から離縁の書類が届き、私もその書類にサインを記入した。
すぐに書類は教会に提出され、私達の離縁が認められた。
今私は、殿下の膝の上に座らせられて、食後のフルーツを食べさせられている。
「殿下、そこまでしなくても自分で食べられますわ。」
「リア、私が食べさせたくてやっていることなんだから、これくらいは我慢して。」
「…でも、恥ずかしいですわ。」
「リアは、みんなの前でキスされるのと、こうやってみんなの前で私に食べさせられること、どっちが恥ずかしいと思う?」
「うっ……。キスの方が…、恥ずかしいですわ。」
「じゃあ、これくらいは問題ないね。」
ニヤリと笑う殿下は、なんだか悪戯っ子みたいだった。
その日の夜、殿下は私を寝かせてくれず、抱き潰された私が気づいた時には、翌日の昼くらいになっていた。
殿下は私に無理をさせてしまったから、ゆっくり寝かせてあげて欲しいとメイド達に伝えて執務に向かったらしい。
毎日、殿下に甘やかされてばかりでこのままでは、私は人として駄目になってしまうのではと思っていたある日、その知らせは届くのであった。
「リア、バーネット伯爵が君との離縁に応じてくれることになったよ。」
「……本当ですか?」
こんなあっさり?
「ああ。やはり、伯爵の両親に離縁の説得を頼んで良かったよ。
バーネット伯爵もあそこまで醜聞が噂になってしまったら、引くしかなかっただろうからね。」
「噂話になっていたのですか?」
後宮で外部との接触が制限された状態の私は、噂話など届かないので、全く知らなかったことだった。
「あそこまでのことをしたのだからしょうがない。
君が死にそうな状態で伯爵家から保護されたってことは、何かあったのではと誰だって疑いたくはなるし、王都騎士団の騎士達が女性関係にだらし無いことも裏では有名な話だったのだから。
愛し合う夫婦なんて、人前でだけ上手く演技していたんだろうってみんな思っただろう。まあ、貴族の中では、そんな夫婦は珍しいものではないのだし。
そんな噂話が広がった状態で、大切な妻を私に奪われた、気の毒な夫のフリをしようとしても無理があるのだよ。」
「その噂話は誰が?」
「さあ?噂話というか真実なのだから、リアは気にしなくていいと思うよ。
これでやっと君を私の側妃として迎えることが出来る。
君に悪意や嫉妬を向けてくる者がいるかもしれないけど、ずっと私が守るから…。」
殿下はそう言って私を抱き寄せる。
しかし私は、あの男がこんなに簡単に引くとは思えなかった。
「殿下。私は、殿下とこれからも一緒にいれることをとても嬉しく思っています。
しかしあの男がこんなに簡単に引くとは思えないので、私は不安なのです。」
そんな私を安心させるように、殿下はフッと優しく笑いかけてくる。
「リア、何の心配も要らないよ。離縁のことは伯爵の両親が上手く説得してくれたようだし、ここだけの話だが、伯爵にはすでに次の縁談を用意してあげたからね。」
「え…?次のお相手ですか?」
「そう。伯爵家だって跡取りが必要なのだから、リアと離縁したら、また妻を迎えなければならないわけだ。」
「そうですわね…。」
「リアはウォード侯爵令嬢を知っているだろう?
ずっとバーネット伯爵に片想いをしてきて、時々、嫉妬からリアに絡んだりしていた、あの見苦しい女だよ。」
ウォード侯爵令嬢は、私よりも3つくらい年上の令嬢だったと思う。ワイラー侯爵令嬢と似たようなタイプの令嬢で、気が強くて傲慢な雰囲気だった。
しばらく会っていなかったけど、まだ結婚していなかったのね。
確かにバーネット伯爵様と結婚する前に、よくあの令嬢からは絡まれたりはしたけれど…。
なぜそのことを殿下が知っているのかしら?
「ウォード侯爵令嬢はずっとお会いしていませんでしたが、まだ未婚だったのですね。知りませんでしたわ。」
「あんな酷い性格の令嬢と結婚したい人間なんているわけない。
あまりに酷いから、王家から社交禁止令をだしたのだよ。だから最近は誰とも交流はしていなかったみたいだ。」
社交を禁止されていたの?だからずっとお会いしなかったのね。
「そんなことがあったのですか…。」
「金持ちだと言われていたバーネット伯爵家は、最近の伯爵の噂のせいで、今では取引先が減ってきているようなんだよ。
だから、そこそこに財力のあるウォード侯爵家との縁談を用意してあげたんだ。バーネット伯爵家からしたら意味のある縁談になる。
あの見苦しい女と結婚するのを我慢すれば、ウォード侯爵家から援助はしてもらえるし、跡継ぎを産ませたら、あの女は領地にでも閉じ込めておけばいいだろうと話をしたら、バーネット伯爵の両親は喜んでいたよ。
それにウォード侯爵令嬢は大喜びしているらしいし、父侯爵も社交が禁止されるくらい評判の悪い娘を、厄介払い出来ると安心したようだ。
だから、きっとこの縁談は上手くいくはずだ。
バーネット伯爵は、いつまでもリアに執着できるほどの余裕はないってことだよ。」
殿下の不敵な笑みが怖い…。
「殿下。そのことは、全て殿下がなさったのですか?」
「……それは秘密。
ただ私は、リアを守るためなら何でもする。
それくらい君を愛しているんだ。」
殿下は私にキスをして、それ以上私が何かを聞くことを許してくれなかった。
その話を聞いた数日後には、バーネット伯爵家から離縁の書類が届き、私もその書類にサインを記入した。
すぐに書類は教会に提出され、私達の離縁が認められた。
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