14 / 39
2度目
結界を張って、王都へ
目覚めた、次の日。
すっかり元気になったので、すぐに旅立つことにした。ここの結界は張り終わったけど、他の国境沿いの結界を張らなければならないし、この付近の町や村の住人達も、増えた魔物によって怪我をしている人がいると聞いたから、早く駆けつけてあげたい。
ここで戦ってきた騎士達に、再度、保護魔法や治癒魔法などをかける。キラキラと光が舞い落ちるのを見て喜ぶ騎士達。多分、大丈夫だね。その姿を見て安心した私達は、すぐに旅立つのだった。
村や町に寄って怪我人や病人を治療しながら、結界を張る旅は、2度目だからかスムーズに進んだ。しかし、国を一周する旅でもあり、移動距離はとても長く、途中の村や町で住民達と触れ合っていたら、結局、この世界に来てから半年近くなってしまった。小さな村にも寄ったりしたから、時間がかかっちゃったな。でも、こんな田舎の小さな村にまで来てくれたと、住民達は喜んでくれたからいいよね。
騎士達は年単位でかかると思っていたらしい。だから、これは早い方だって言ってくれたから良かった。
そして、数ヶ月ぶりに王都に戻る私達。騎士達は、家族に会えるのを楽しみにしている。
家に帰るって、いいよねぇ。私も早く日本に帰りたい。あー、温泉にでもゆっくり浸かりたい。
王宮に着くと、先触れで知らせていたようで、国王陛下や側近、城に仕える貴族達が沢山待っていてくれたようだ。何だか恥ずかしいな…。
騎士達と馬を降りて、陛下の元へ行く。陛下の御前だからフードは取るか。
「リーナ!ありがとう。君のおかげで、この国は守られた。……無事に帰って来てくれて良かった。ずっと君に会いたかった。」
「陛下、ただいま帰り……うっ!」
陛下は、ぐいっと私を抱きしめている。げー、皆んな見てる前でやめてよー。恥ずかしいんだけど!
貴族や使用人達がざわっとしているし、うん?陛下の身内の人?陛下と同じ色の美形が私達を見て、目を見開いて固まっている。
陛下が人前でこんな小娘を抱きしめていることに、衝撃を受けたのだろうね。陛下には早く離れてもらって、執務に戻ってもらおう。
「陛下!皆んな見てますから、そろそろ離して頂いても?」
「…あっ、すまない!今日は疲れもあるだろうから、早く休むように。騎士達も、大義であった!」
騎士達は、早く家族に会いたいようで、すぐに帰って行った。
そして私は、メイド達に拉致られて、念入りに湯浴みされ、旅で疲れた髪やお肌を綺麗に磨かれるのであった。
すっかり元気になったので、すぐに旅立つことにした。ここの結界は張り終わったけど、他の国境沿いの結界を張らなければならないし、この付近の町や村の住人達も、増えた魔物によって怪我をしている人がいると聞いたから、早く駆けつけてあげたい。
ここで戦ってきた騎士達に、再度、保護魔法や治癒魔法などをかける。キラキラと光が舞い落ちるのを見て喜ぶ騎士達。多分、大丈夫だね。その姿を見て安心した私達は、すぐに旅立つのだった。
村や町に寄って怪我人や病人を治療しながら、結界を張る旅は、2度目だからかスムーズに進んだ。しかし、国を一周する旅でもあり、移動距離はとても長く、途中の村や町で住民達と触れ合っていたら、結局、この世界に来てから半年近くなってしまった。小さな村にも寄ったりしたから、時間がかかっちゃったな。でも、こんな田舎の小さな村にまで来てくれたと、住民達は喜んでくれたからいいよね。
騎士達は年単位でかかると思っていたらしい。だから、これは早い方だって言ってくれたから良かった。
そして、数ヶ月ぶりに王都に戻る私達。騎士達は、家族に会えるのを楽しみにしている。
家に帰るって、いいよねぇ。私も早く日本に帰りたい。あー、温泉にでもゆっくり浸かりたい。
王宮に着くと、先触れで知らせていたようで、国王陛下や側近、城に仕える貴族達が沢山待っていてくれたようだ。何だか恥ずかしいな…。
騎士達と馬を降りて、陛下の元へ行く。陛下の御前だからフードは取るか。
「リーナ!ありがとう。君のおかげで、この国は守られた。……無事に帰って来てくれて良かった。ずっと君に会いたかった。」
「陛下、ただいま帰り……うっ!」
陛下は、ぐいっと私を抱きしめている。げー、皆んな見てる前でやめてよー。恥ずかしいんだけど!
貴族や使用人達がざわっとしているし、うん?陛下の身内の人?陛下と同じ色の美形が私達を見て、目を見開いて固まっている。
陛下が人前でこんな小娘を抱きしめていることに、衝撃を受けたのだろうね。陛下には早く離れてもらって、執務に戻ってもらおう。
「陛下!皆んな見てますから、そろそろ離して頂いても?」
「…あっ、すまない!今日は疲れもあるだろうから、早く休むように。騎士達も、大義であった!」
騎士達は、早く家族に会いたいようで、すぐに帰って行った。
そして私は、メイド達に拉致られて、念入りに湯浴みされ、旅で疲れた髪やお肌を綺麗に磨かれるのであった。
あなたにおすすめの小説
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
由香
恋愛
過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。
勘違いで私を抱いていた執着王太子に真実を教えたら、泣いて土下座しました
唯崎りいち
恋愛
平民メイドのエマは、王太子フェリクスに見初められ、なぜか毎日呼び出される日々を送っていた。
「愛している」と囁かれ続けるけれど――それは完全な勘違い。
エマには、故郷に婚約を誓った恋人がいるのに。
逃げ出すために国外へ向かう旅に出るが、
そこで発覚したのは――王太子の盛大すぎる思い違いだった。
「君は俺を愛していなかったのか……?」
真実を知った瞬間、王太子は泣いて土下座。
そして、関係は一変する――。
執着系王太子×巻き込まれメイドの、勘違いから始まる逆転溺愛ラブコメ。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
見た目の良すぎる双子の兄を持った妹は、引きこもっている理由を不細工だからと勘違いされていましたが、身内にも誤解されていたようです
珠宮さくら
恋愛
ルベロン国の第1王女として生まれたシャルレーヌは、引きこもっていた。
その理由は、見目の良い両親と双子の兄に劣るどころか。他の腹違いの弟妹たちより、不細工な顔をしているからだと噂されていたが、実際のところは全然違っていたのだが、そんな片割れを心配して、外に出そうとした兄は自分を頼ると思っていた。
それが、全く頼らないことになるどころか。自分の方が残念になってしまう結末になるとは思っていなかった。
元アラサー転生令嬢と拗らせた貴公子たち
せいめ
恋愛
侯爵令嬢のアンネマリーは流行り病で生死を彷徨った際に、前世の記憶を思い出す。前世では地球の日本という国で、婚活に勤しむアラサー女子の杏奈であった自分を。
病から回復し、今まで家や家族の為に我慢し、貴族令嬢らしく過ごしてきたことがバカらしくなる。
また、自分を蔑ろにする婚約者の存在を疑問に感じる。
「あんな奴と結婚なんて無理だわー。」
無事に婚約を解消し、自分らしく生きていこうとしたところであったが、不慮の事故で亡くなってしまう。
そして、死んだはずのアンネマリーは、また違う人物にまた生まれ変わる。アンネマリーの記憶は殆ど無く、杏奈の記憶が強く残った状態で。
生まれ変わったのは、アンネマリーが亡くなってすぐ、アンネマリーの従姉妹のマリーベルとしてだった。
マリーベルはアンネマリーの記憶がほぼ無いので気付かないが、見た目だけでなく言動や所作がアンネマリーにとても似ていることで、かつての家族や親族、友人が興味を持つようになる。
「従姉妹だし、多少は似ていたっておかしくないじゃない。」
三度目の人生はどうなる⁈
まずはアンネマリー編から。
誤字脱字、お許しください。
素人のご都合主義の小説です。申し訳ありません。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。