77 / 161
マリーベル編〜楽しく長生きしたい私
デビュタント 2
しおりを挟む
私は、誰かに殺される怖い夢を見て不安だから、お兄様は私を殺さないで、断罪しないでと、約束してくれないかなーと、軽い気持ちで話したつもりだった。しかし、過保護な義兄にそんな軽いノリは通用しなかった。
「マリー、そんな怖い夢を見ていたのか?くっ、あの時、俺が守れなかったから…。マリーはまだ苦しんでいるんだな…。」
「助けられなくて、ごめん。マリー、今度は絶対に死なせない。断罪?そんなのする訳ないだろう。例えみんなが敵になったとしても、俺だけはマリーの味方だし、絶対にマリーを守るよ。ああ、もっと俺が強くならないとダメだな。」
義兄が泣きそうだ。これくらいで?何でー?
しかもこの前の、男爵令嬢の嫌がらせのことをまだ気にしている?しかも、亡くなった両親とごちゃ混ぜになってない?私は生きてますけど!
「マリー、約束するよ。だから信じて。」
あっ、約束してくれるのね。それは良かった。じゃあ、もう義兄を恐れなくていいよね。
「お兄様、絶対約束ですよ。はい、指切り!」
嬉しかった私は何も考えず、前世の指切りをしようと、義兄に手を差し出す。義兄も、迷わずに小指を絡めて指切りしてくれたから、特に何も気にしなかった。
義兄とは和解出来たようで嬉しいな。泣きそうだった義兄に笑いかけると、義兄も安心した様子だった。
この前の和解と、殺さない・断罪しないという、約束を取り付け、嬉しさでいっぱいの私。そんな義兄と私のやり取りを、聞き耳を立てながら、おじ様・おば様・フィル兄様が見ていた事に気づかなかった。
泣きそうな義兄が可哀想だから、優しい私から、義兄の手を引いてお母様達の所へ戻る。
「お母様、無事にお兄様とは仲直りしましたわ。今まで、心配をお掛けして申し訳ありませんでした。」
「あら、それは良かったわ。お父様は喜ぶわね。アルも大丈夫ね?」
「はい。申し訳ありませんでした。」
ふふっ。これで義兄を恐れる必要がなくなったわね。今日はもうこれで大満足だから帰りたいけど、まだ帰れないのよね。お父様に会ってないし。
すると、そろそろ時間になるらしく、王宮の従者が呼びに来る。大広間の扉付近に行くと、他の侯爵家も来ていた。あっ、ユーリアを見つけたわ。ユーリアは私を見ると、すぐにこっちに来る。ちょうど良かった!保護魔法かけるわよ。さっと、周りにバレないように全身にかけておく。他の子に会ったら、保護魔法かけるから来るように言ってと伝えておく。そしてユーリア綺麗ね、と話していたら、ユーリアの両親を紹介してくれたわ。私もお母様とおじ様・おば様・従兄弟を紹介しておいた。
それぞれの家名ごとに呼ばれている。先にスペンサー侯爵家が呼ばれて中に入って行った。フィル兄様は先に中で待っているから、その後にまたエスコートするねと言って行った。
そして、フォーレス侯爵家の名前が呼ばれる。少し緊張するわね。お母様が先を歩くから、アルはマリーをエスコートしてと言われた。慣れてないから、その方がいいでしょと。そうねーお兄様と言うと、義兄は嬉しそうだ。今日はちゃんとした?エスコートの手で行くようだ。
大広間に入ると、すでに沢山の貴族が入っていて、ザワっとする。さすがお母様、落ち着いているわね。広間の奥に進むと、壇上の中央に国王陛下夫妻と横にお父様と宰相閣下?がいて、反対の横には王太子殿下夫妻と、シリルさまと、王太子殿下の弟?がいる。
国王陛下の前で、お母様に合わせてカーテシーをする。声を掛けてもらうまで、顔は上げないのだが、陛下はいつまでも何も言わない。ちょっとー!この体勢疲れるのに。
見兼ねた王太子殿下が、
「陛下、お言葉を。」
「…失礼した。アルベルトと、マリーベルはデビュタントおめでとう。夫人も2人がここまで立派に育って喜ばしいことだな。」
「ありがとうごさいます。」
一言もらったから、もう終わりだよね。すると、陛下は、
「マリーベル、後でおじ様と踊ってくれるか?」
うっ!命令キター。
「勿論でございます。」
横にいる父は何か言いたそうだ。
「陛下、次の方が控えております。」
お父様、ナイスアシスト!思わず、お父様に微笑んでしまう。お父様、嬉しそうに微笑み返してくれた。
そしてそのまま、無難に陛下との対面を終える私達。
お広間をよく見ると、レジーナ達が近くにいたわ。少しだけレジーナ達のところに行ってもいいか、お母様に聞くと、少しだけならと言われ、行こうとすると、
「マリー、迷子になると困るから、一緒にいくよ。」
義兄ではなく、フィル兄様だった。色々と気を遣ってくれているのね。
「すぐそこなので、大丈……」
「一緒に行こう。」
義兄の次は、こっちが過保護になったの?おじ様とおば様、楽しそうに見ないでくれますか?
「フィル兄様、ありがとうございます。」
フィル兄様は人が沢山いるからか、逸れないように手を繋いでくれた。…私は幼児か!
レジーナ達にフィル兄様を紹介しつつ、保護魔法をかける。来週は学園行くからと話していると、レジーナの両親の辺境伯閣下と夫人が来た。あらっ!背後にいるのは、レジーナの彼氏?恋人?婚約者?えっと、お互い愛称で呼び合っていた人だよね。ああ、レジーナのデビュタントだから、わざわざ辺境伯領から来たのね。もう、レジーナは愛されているのね。思わず、ニヤけてレジーナを見ると、恥ずかしそうにしている。かわいいわね。
辺境伯のおじ様から、おめでとうと言われ、お礼を伝えていると、おじ様が、背後の方から誰かを手招きして呼んでいる。あれ?あの方は!
「フィークス卿?」
「マリーベル嬢、今日はおめでとうございます。」
騎士の正装の格好をしたフィークス卿はステキな騎士様だった。この人の顔を見ると安心する。理想の兄というか、仲間意識もあるし。
「ありがとうございます。フィークス卿、とても素敵ですね。いつもの辺境伯軍の騎士服もお似合いでしたが。」
「ありがとう。マリーベル嬢もとても綺麗だ。」
お互い、微笑み合う。レジーナやおじ様、そういう期待した目で見るの止めようね!
デビュタントが始まるらしいので、お母様やおば様の所に戻る。国王陛下からのお話を聞いた後、ダンスパーティーが始まる。まずは、国王陛下夫妻と王太子殿下夫妻のダンスで始まるようだ。…と思ったら、お父様も出てくる。お母様と踊るのかしらね。
「マリー、頑張りなさい。」
えっ?お母様何を言ってるの?
「マリー、練習であれだけ出来たから大丈夫よ。おば様がついてるから!自信を持ってやって来なさい。」
おば様は、そう言って背中を押す。おば様はダンス部の熱血コーチですか?そして、お父様がやって来た。
「マリー、ファーストダンスは約束してたよね。」
満面の笑みのお父様にエスコートされ、ホールの中央にドナドナされる。嫌なんだけどー!
音楽が始まり、お父様と踊り始める私。みんなの視線が痛すぎる。笑顔が引き攣りそうだわ。お父様はさすが、慣れているわね。こんな時でも、純粋に娘とのダンスを楽しむ余裕があるなんて。お父様を見直したわ。
「今日はマリーが1番綺麗だな。お父様は嬉しいよ。」
このような場で、親バカ発言できるお父様がおかしくて、笑ってしまった。こんなお父様だから、大好きなんだよね。
「私は、お父様の娘で良かったです。お父様が大好きですわ。」
「お父様も、マリーが大好き過ぎて、毎日つらいんだ。」
お父様の親バカ話を聞いていたら、あっと言う間に曲が終わる。この後は、デビュタントを迎える令息と令嬢がパートナーと踊るようで、フィル兄様がすぐに来てくれる。そして、二曲目が始まるのだった。
「あの令嬢は……。」
「マリー、そんな怖い夢を見ていたのか?くっ、あの時、俺が守れなかったから…。マリーはまだ苦しんでいるんだな…。」
「助けられなくて、ごめん。マリー、今度は絶対に死なせない。断罪?そんなのする訳ないだろう。例えみんなが敵になったとしても、俺だけはマリーの味方だし、絶対にマリーを守るよ。ああ、もっと俺が強くならないとダメだな。」
義兄が泣きそうだ。これくらいで?何でー?
しかもこの前の、男爵令嬢の嫌がらせのことをまだ気にしている?しかも、亡くなった両親とごちゃ混ぜになってない?私は生きてますけど!
「マリー、約束するよ。だから信じて。」
あっ、約束してくれるのね。それは良かった。じゃあ、もう義兄を恐れなくていいよね。
「お兄様、絶対約束ですよ。はい、指切り!」
嬉しかった私は何も考えず、前世の指切りをしようと、義兄に手を差し出す。義兄も、迷わずに小指を絡めて指切りしてくれたから、特に何も気にしなかった。
義兄とは和解出来たようで嬉しいな。泣きそうだった義兄に笑いかけると、義兄も安心した様子だった。
この前の和解と、殺さない・断罪しないという、約束を取り付け、嬉しさでいっぱいの私。そんな義兄と私のやり取りを、聞き耳を立てながら、おじ様・おば様・フィル兄様が見ていた事に気づかなかった。
泣きそうな義兄が可哀想だから、優しい私から、義兄の手を引いてお母様達の所へ戻る。
「お母様、無事にお兄様とは仲直りしましたわ。今まで、心配をお掛けして申し訳ありませんでした。」
「あら、それは良かったわ。お父様は喜ぶわね。アルも大丈夫ね?」
「はい。申し訳ありませんでした。」
ふふっ。これで義兄を恐れる必要がなくなったわね。今日はもうこれで大満足だから帰りたいけど、まだ帰れないのよね。お父様に会ってないし。
すると、そろそろ時間になるらしく、王宮の従者が呼びに来る。大広間の扉付近に行くと、他の侯爵家も来ていた。あっ、ユーリアを見つけたわ。ユーリアは私を見ると、すぐにこっちに来る。ちょうど良かった!保護魔法かけるわよ。さっと、周りにバレないように全身にかけておく。他の子に会ったら、保護魔法かけるから来るように言ってと伝えておく。そしてユーリア綺麗ね、と話していたら、ユーリアの両親を紹介してくれたわ。私もお母様とおじ様・おば様・従兄弟を紹介しておいた。
それぞれの家名ごとに呼ばれている。先にスペンサー侯爵家が呼ばれて中に入って行った。フィル兄様は先に中で待っているから、その後にまたエスコートするねと言って行った。
そして、フォーレス侯爵家の名前が呼ばれる。少し緊張するわね。お母様が先を歩くから、アルはマリーをエスコートしてと言われた。慣れてないから、その方がいいでしょと。そうねーお兄様と言うと、義兄は嬉しそうだ。今日はちゃんとした?エスコートの手で行くようだ。
大広間に入ると、すでに沢山の貴族が入っていて、ザワっとする。さすがお母様、落ち着いているわね。広間の奥に進むと、壇上の中央に国王陛下夫妻と横にお父様と宰相閣下?がいて、反対の横には王太子殿下夫妻と、シリルさまと、王太子殿下の弟?がいる。
国王陛下の前で、お母様に合わせてカーテシーをする。声を掛けてもらうまで、顔は上げないのだが、陛下はいつまでも何も言わない。ちょっとー!この体勢疲れるのに。
見兼ねた王太子殿下が、
「陛下、お言葉を。」
「…失礼した。アルベルトと、マリーベルはデビュタントおめでとう。夫人も2人がここまで立派に育って喜ばしいことだな。」
「ありがとうごさいます。」
一言もらったから、もう終わりだよね。すると、陛下は、
「マリーベル、後でおじ様と踊ってくれるか?」
うっ!命令キター。
「勿論でございます。」
横にいる父は何か言いたそうだ。
「陛下、次の方が控えております。」
お父様、ナイスアシスト!思わず、お父様に微笑んでしまう。お父様、嬉しそうに微笑み返してくれた。
そしてそのまま、無難に陛下との対面を終える私達。
お広間をよく見ると、レジーナ達が近くにいたわ。少しだけレジーナ達のところに行ってもいいか、お母様に聞くと、少しだけならと言われ、行こうとすると、
「マリー、迷子になると困るから、一緒にいくよ。」
義兄ではなく、フィル兄様だった。色々と気を遣ってくれているのね。
「すぐそこなので、大丈……」
「一緒に行こう。」
義兄の次は、こっちが過保護になったの?おじ様とおば様、楽しそうに見ないでくれますか?
「フィル兄様、ありがとうございます。」
フィル兄様は人が沢山いるからか、逸れないように手を繋いでくれた。…私は幼児か!
レジーナ達にフィル兄様を紹介しつつ、保護魔法をかける。来週は学園行くからと話していると、レジーナの両親の辺境伯閣下と夫人が来た。あらっ!背後にいるのは、レジーナの彼氏?恋人?婚約者?えっと、お互い愛称で呼び合っていた人だよね。ああ、レジーナのデビュタントだから、わざわざ辺境伯領から来たのね。もう、レジーナは愛されているのね。思わず、ニヤけてレジーナを見ると、恥ずかしそうにしている。かわいいわね。
辺境伯のおじ様から、おめでとうと言われ、お礼を伝えていると、おじ様が、背後の方から誰かを手招きして呼んでいる。あれ?あの方は!
「フィークス卿?」
「マリーベル嬢、今日はおめでとうございます。」
騎士の正装の格好をしたフィークス卿はステキな騎士様だった。この人の顔を見ると安心する。理想の兄というか、仲間意識もあるし。
「ありがとうございます。フィークス卿、とても素敵ですね。いつもの辺境伯軍の騎士服もお似合いでしたが。」
「ありがとう。マリーベル嬢もとても綺麗だ。」
お互い、微笑み合う。レジーナやおじ様、そういう期待した目で見るの止めようね!
デビュタントが始まるらしいので、お母様やおば様の所に戻る。国王陛下からのお話を聞いた後、ダンスパーティーが始まる。まずは、国王陛下夫妻と王太子殿下夫妻のダンスで始まるようだ。…と思ったら、お父様も出てくる。お母様と踊るのかしらね。
「マリー、頑張りなさい。」
えっ?お母様何を言ってるの?
「マリー、練習であれだけ出来たから大丈夫よ。おば様がついてるから!自信を持ってやって来なさい。」
おば様は、そう言って背中を押す。おば様はダンス部の熱血コーチですか?そして、お父様がやって来た。
「マリー、ファーストダンスは約束してたよね。」
満面の笑みのお父様にエスコートされ、ホールの中央にドナドナされる。嫌なんだけどー!
音楽が始まり、お父様と踊り始める私。みんなの視線が痛すぎる。笑顔が引き攣りそうだわ。お父様はさすが、慣れているわね。こんな時でも、純粋に娘とのダンスを楽しむ余裕があるなんて。お父様を見直したわ。
「今日はマリーが1番綺麗だな。お父様は嬉しいよ。」
このような場で、親バカ発言できるお父様がおかしくて、笑ってしまった。こんなお父様だから、大好きなんだよね。
「私は、お父様の娘で良かったです。お父様が大好きですわ。」
「お父様も、マリーが大好き過ぎて、毎日つらいんだ。」
お父様の親バカ話を聞いていたら、あっと言う間に曲が終わる。この後は、デビュタントを迎える令息と令嬢がパートナーと踊るようで、フィル兄様がすぐに来てくれる。そして、二曲目が始まるのだった。
「あの令嬢は……。」
166
あなたにおすすめの小説
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
【完結】記憶にありませんが、責任は取りましょう
楽歩
恋愛
階段から落ちて三日後、アイラは目を覚ました。そして、自分の人生から十年分の記憶が消えていることを知らされる。
目の前で知らない男が号泣し、知らない子どもが「お母様!」としがみついてくる。
「状況を確認いたします。あなたは伯爵、こちらは私たちの息子。なお、私たちはまだ正式な夫婦ではない、という理解でよろしいですね?」
さらに残されていたのは鍵付き箱いっぱいの十年分の日記帳。中身は、乙女ゲームに転生したと信じ、攻略対象を順位付けして暴走していた“過去のアイラ”の黒歴史だった。
アイラは一冊の日記を最後の一行まで読み終えると、無言で日記を暖炉へ投げ入れる。
「これは、焼却処分が妥当ですわね」
だいぶ騒がしい人生の再スタートが今、始まる。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
行動あるのみです!
棗
恋愛
※一部タイトル修正しました。
シェリ・オーンジュ公爵令嬢は、長年の婚約者レーヴが想いを寄せる名高い【聖女】と結ばれる為に身を引く決意をする。
自身の我儘のせいで好きでもない相手と婚約させられていたレーヴの為と思った行動。
これが実は勘違いだと、シェリは知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる