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ヒロインがやって来た
公爵家の夜会 4.
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「おい!何をしているんだ。」
あれ?この声と、殺気は…。うっ、貴方ですか。来ていたのね。だけど、この怖さにも、少し慣れて来たかな?
「シールド公爵様、フォーレス侯爵令嬢にジュースをかけられてしまったのです。いくら身分が高いからといって、ここまでするなんて。」
必死な取り巻き令嬢。私、可哀想でしょうみたいな演技をする。ふーん。なるほど。悪役令嬢の手先みたいな存在なのね。いい歳して。
「何を言っている?まさか王族に危害を加えようとするとはな。私は、お前がコップのジュースを、フォーレス侯爵令嬢にかけようとしているところを見ていた。それだけではない。私の後ろの騎士達も見ていたぞ。」
シールド公爵は見ていたから、助けてくれたのね。相変わらず怖いけど、ありがとう!
「違いますわ。ジュースは、私にかかっているではありませんか?」
「なんて見苦しい令嬢だ。フォーレス侯爵令嬢には、高度な保護魔法がかかっているから、悪意を持って攻撃しようとすると、攻撃が跳ね返るようになっているのだ。お前には分からなかったようだな。」
取り巻き令嬢は顔を青くして、言葉を無くしている。
「これは何の騒ぎですの?」
悪役令嬢とフィル兄様がダンスから戻って来たようだ。
「シナー公爵令嬢、君のバカな取り巻きが、フォーレス侯爵令嬢にワザとジュースをかけようとしていた。フォーレス侯爵令嬢の保護魔法で、ジュースは跳ね返ったから、この通りになっているが。取り巻きの躾くらい、ちゃんとしろ。王族に危害を加える者と思われても仕方がないぞ。」
「まあ、彼女がそんな人だなんて…。私、知りませんでしたわ。」
「そんな…、私はただ命令されて。」
あら、悪役令嬢が取り巻きに命令したの?なかなかやるわね。
「あら、私のせいにするつもり?貴女こそ、酷いわね。」
あらら、取り巻きを切り捨てるのね。
「シナー公爵令嬢、私は貴女なんかと本当はダンスはしたくなかったが、最愛のマリーが勧めるから、仕方なくダンスを踊ったのです。それなのに、貴女はマリーに危害を加えようとするのですか?随分と酷い仕打ちですね。」
フィル兄様、言動がキツいし、視線が冷たい。嫌いな令嬢だったのね。知らずにダンスを勧めて悪かったかも。
「スペンサー卿、違いますわ。私は関係ありません。」
悪役令嬢は、フィル兄様が好きなのね。フィル兄様が冷たくしたら、焦りだしている。
「何が違うのです?あの令嬢は、ずっと貴女にべったりの取り巻きでしたよね?貴女の命令なしで、こんな事が出来るようには思えませんが。今までも、私に近づこうとする、令嬢に嫌がらせをしていたのは貴女ですよね?まあ、今までは、令嬢なんかどうでもよかったので、放っておいたのですが。今回だけは許せませんね。私の最愛のマリーに危害を加えようとしたとなると、正式にスペンサー家から、シナー公爵家に抗議いたします。よろしいですね。それと、うちにしつこく縁談の話を持ってくるのは、やめて頂きたい。迷惑だ。」
フィル兄様、レディに人前でそこまで言わなくても。ていうか、最愛とか言うのやめてよ。
「どうして?今まで色々な令嬢と付き合っていたようだけど、本気じゃなさそうだったから我慢していたのに。いつか飽きれば、私を見てくれる日が来ると思って待っていたのに…。若くて綺麗なのは認めるけど、ただの従兄妹じゃない。」
なんだ、遊び人とバレていたのね。しかし、この悪役令嬢は遊び人と知りながらも、一途に待っていたのか。なんだか心が痛むわね。
「ふっ。誰が貴女に待っていて欲しいと言いました?取り巻きを使い捨てして嫌がらせするような人を、私が好きになると?大した自信ですね。」
悪役令嬢は顔が白くなっていた。みんなの、前で公開失恋だもん。行き遅れギリギリの令嬢にはキツイよね。でも一応、公爵令嬢だよ。いいの?
その時だった。
「随分と楽しいお話をされているようね?」
げっ!妃殿下と、その後ろには生徒会長がいる。
「シナー公爵令嬢、顔色が悪いわね。大丈夫かしら?」
「妃殿下、問題ございません。ご心配をおかけしました。」
妃殿下の前では、流石にしおらしくなるのね。
「シナー公爵令嬢は、いくつになったのかしら?」
「…24歳になりました。」
「まあ。すっかり大人ね。24歳にもなって、デビューしたばかりの、16歳の令嬢に嫉妬なんて見苦しいことは、…しないわよね?貴女もそろそろ身を固めた方が、よろしいのではなくて。もう大人なんだから、愛や恋だけで結婚出来ない事くらいは、分かっているのでしょう?あらっ、やっぱり顔色が悪いわ。今日はもうお休みになった方がいいわね。シナー公爵令嬢はお帰りになるから、お送りしてあげて。ではご機嫌よう。」
すげーな、妃殿下。相手に反論させる隙を与えないなんて。
「それと、シナー公爵令嬢の取り巻きの…、コーホート伯爵令嬢。貴女は1年位は、社交はお休みした方が良さそうね。後日、伯爵には登城してもらおうかしら。理由は分かっているわよね?あら、貴女も顔色が悪いから、早く帰って休みなさい。コーホート伯爵令嬢をお送りして!」
いやー、すごいわ。妃殿下を見ると、まだ私はひよっこね。
きっと、生徒会長がこの場を収める為に、妃殿下を連れて来たのね。生徒会長に、ありがとうの視線を送ると、気付いてくれたようだ。
「妃殿下、お騒がせして申し訳ありませんでした。」
一応、謝る私。
「マリーは悪くないでしょ。向こうから絡んできたのでしょうから。まあ、あの公爵令嬢相手に、よく頑張ったわ。流石は私の妹ね!貴女は、嫉妬でしばらくは苦労するだろうけど、負けないでやりなさい。」
そう。妃殿下はいつも私に優しいのだ。
「はい。ありがとうございます。」
妃殿下は、眩しい笑顔で去って行った。
「マリー、私も疲れて来たから、そろそろ帰りたいのだけど。」
フィル兄様も悪かったわね。
「そうですね。帰りましょうか。兄様、ごめんなさい。」
「マリー、後で色々と話があるから、覚悟してね?」
ひー、怒っているわ。怖いんだけど。
「マリー!今日は話す機会がなかったから、近いうちに、実家に帰ってくるように。それと、フィリップ兄様、最愛とか、うちのマリーに言わなくて結構ですから。」
義兄が怖い笑顔でそこにいた。
「お、お兄様、近いうちに帰るので、あまり怒らないで下さいね。」
「マリーは、怒られるようなことをしたの?それより、義父上が喜ぶから、必ず帰ってくるように!」
義兄もピンクがいたからか、気が立ってるわね。
あっ。そういえば、忘れていたけど、お礼を言わないと。
「シールド公爵様、先程は助けてくださって、ありがとうございました。」
「…いや、いいんだ。それより…、辺境伯の夜会では、怖がらせて、すまなかった。」
もしかして、謝りたくて待っていてくれたのかしら。不器用だけど、根はいい人なのかもしれない。
「公爵様、実はお恥ずかしいのですが…、あの時、飲み過ぎてしまって、何があったのか、あまり覚えてないのですわ。ですから、気になさらないでくださいませ。それに今日は、助けて頂いて嬉しかったです。本当にありがとうございました。」
とりあえず、微笑んでおく私。ヒロインと公爵の今後の関係がまだ分からないから、敵にはしたくないからね。
「…そうか。それなら良かった。」
何となく、安心したような表現をするシールド公爵様。気にしていたのね。
「マリー、そろそろ行こうか。公爵閣下、うちのマリーがお世話になりました。失礼致します。」
フィル兄様が私の腰を抱く。だから、近いわ!しかも、向こうの義兄から冷気が、怖いわね。さっさと帰った方が良さそうだわ。
「公爵様、失礼致します。お兄様、また学園で。」
あれ?この声と、殺気は…。うっ、貴方ですか。来ていたのね。だけど、この怖さにも、少し慣れて来たかな?
「シールド公爵様、フォーレス侯爵令嬢にジュースをかけられてしまったのです。いくら身分が高いからといって、ここまでするなんて。」
必死な取り巻き令嬢。私、可哀想でしょうみたいな演技をする。ふーん。なるほど。悪役令嬢の手先みたいな存在なのね。いい歳して。
「何を言っている?まさか王族に危害を加えようとするとはな。私は、お前がコップのジュースを、フォーレス侯爵令嬢にかけようとしているところを見ていた。それだけではない。私の後ろの騎士達も見ていたぞ。」
シールド公爵は見ていたから、助けてくれたのね。相変わらず怖いけど、ありがとう!
「違いますわ。ジュースは、私にかかっているではありませんか?」
「なんて見苦しい令嬢だ。フォーレス侯爵令嬢には、高度な保護魔法がかかっているから、悪意を持って攻撃しようとすると、攻撃が跳ね返るようになっているのだ。お前には分からなかったようだな。」
取り巻き令嬢は顔を青くして、言葉を無くしている。
「これは何の騒ぎですの?」
悪役令嬢とフィル兄様がダンスから戻って来たようだ。
「シナー公爵令嬢、君のバカな取り巻きが、フォーレス侯爵令嬢にワザとジュースをかけようとしていた。フォーレス侯爵令嬢の保護魔法で、ジュースは跳ね返ったから、この通りになっているが。取り巻きの躾くらい、ちゃんとしろ。王族に危害を加える者と思われても仕方がないぞ。」
「まあ、彼女がそんな人だなんて…。私、知りませんでしたわ。」
「そんな…、私はただ命令されて。」
あら、悪役令嬢が取り巻きに命令したの?なかなかやるわね。
「あら、私のせいにするつもり?貴女こそ、酷いわね。」
あらら、取り巻きを切り捨てるのね。
「シナー公爵令嬢、私は貴女なんかと本当はダンスはしたくなかったが、最愛のマリーが勧めるから、仕方なくダンスを踊ったのです。それなのに、貴女はマリーに危害を加えようとするのですか?随分と酷い仕打ちですね。」
フィル兄様、言動がキツいし、視線が冷たい。嫌いな令嬢だったのね。知らずにダンスを勧めて悪かったかも。
「スペンサー卿、違いますわ。私は関係ありません。」
悪役令嬢は、フィル兄様が好きなのね。フィル兄様が冷たくしたら、焦りだしている。
「何が違うのです?あの令嬢は、ずっと貴女にべったりの取り巻きでしたよね?貴女の命令なしで、こんな事が出来るようには思えませんが。今までも、私に近づこうとする、令嬢に嫌がらせをしていたのは貴女ですよね?まあ、今までは、令嬢なんかどうでもよかったので、放っておいたのですが。今回だけは許せませんね。私の最愛のマリーに危害を加えようとしたとなると、正式にスペンサー家から、シナー公爵家に抗議いたします。よろしいですね。それと、うちにしつこく縁談の話を持ってくるのは、やめて頂きたい。迷惑だ。」
フィル兄様、レディに人前でそこまで言わなくても。ていうか、最愛とか言うのやめてよ。
「どうして?今まで色々な令嬢と付き合っていたようだけど、本気じゃなさそうだったから我慢していたのに。いつか飽きれば、私を見てくれる日が来ると思って待っていたのに…。若くて綺麗なのは認めるけど、ただの従兄妹じゃない。」
なんだ、遊び人とバレていたのね。しかし、この悪役令嬢は遊び人と知りながらも、一途に待っていたのか。なんだか心が痛むわね。
「ふっ。誰が貴女に待っていて欲しいと言いました?取り巻きを使い捨てして嫌がらせするような人を、私が好きになると?大した自信ですね。」
悪役令嬢は顔が白くなっていた。みんなの、前で公開失恋だもん。行き遅れギリギリの令嬢にはキツイよね。でも一応、公爵令嬢だよ。いいの?
その時だった。
「随分と楽しいお話をされているようね?」
げっ!妃殿下と、その後ろには生徒会長がいる。
「シナー公爵令嬢、顔色が悪いわね。大丈夫かしら?」
「妃殿下、問題ございません。ご心配をおかけしました。」
妃殿下の前では、流石にしおらしくなるのね。
「シナー公爵令嬢は、いくつになったのかしら?」
「…24歳になりました。」
「まあ。すっかり大人ね。24歳にもなって、デビューしたばかりの、16歳の令嬢に嫉妬なんて見苦しいことは、…しないわよね?貴女もそろそろ身を固めた方が、よろしいのではなくて。もう大人なんだから、愛や恋だけで結婚出来ない事くらいは、分かっているのでしょう?あらっ、やっぱり顔色が悪いわ。今日はもうお休みになった方がいいわね。シナー公爵令嬢はお帰りになるから、お送りしてあげて。ではご機嫌よう。」
すげーな、妃殿下。相手に反論させる隙を与えないなんて。
「それと、シナー公爵令嬢の取り巻きの…、コーホート伯爵令嬢。貴女は1年位は、社交はお休みした方が良さそうね。後日、伯爵には登城してもらおうかしら。理由は分かっているわよね?あら、貴女も顔色が悪いから、早く帰って休みなさい。コーホート伯爵令嬢をお送りして!」
いやー、すごいわ。妃殿下を見ると、まだ私はひよっこね。
きっと、生徒会長がこの場を収める為に、妃殿下を連れて来たのね。生徒会長に、ありがとうの視線を送ると、気付いてくれたようだ。
「妃殿下、お騒がせして申し訳ありませんでした。」
一応、謝る私。
「マリーは悪くないでしょ。向こうから絡んできたのでしょうから。まあ、あの公爵令嬢相手に、よく頑張ったわ。流石は私の妹ね!貴女は、嫉妬でしばらくは苦労するだろうけど、負けないでやりなさい。」
そう。妃殿下はいつも私に優しいのだ。
「はい。ありがとうございます。」
妃殿下は、眩しい笑顔で去って行った。
「マリー、私も疲れて来たから、そろそろ帰りたいのだけど。」
フィル兄様も悪かったわね。
「そうですね。帰りましょうか。兄様、ごめんなさい。」
「マリー、後で色々と話があるから、覚悟してね?」
ひー、怒っているわ。怖いんだけど。
「マリー!今日は話す機会がなかったから、近いうちに、実家に帰ってくるように。それと、フィリップ兄様、最愛とか、うちのマリーに言わなくて結構ですから。」
義兄が怖い笑顔でそこにいた。
「お、お兄様、近いうちに帰るので、あまり怒らないで下さいね。」
「マリーは、怒られるようなことをしたの?それより、義父上が喜ぶから、必ず帰ってくるように!」
義兄もピンクがいたからか、気が立ってるわね。
あっ。そういえば、忘れていたけど、お礼を言わないと。
「シールド公爵様、先程は助けてくださって、ありがとうございました。」
「…いや、いいんだ。それより…、辺境伯の夜会では、怖がらせて、すまなかった。」
もしかして、謝りたくて待っていてくれたのかしら。不器用だけど、根はいい人なのかもしれない。
「公爵様、実はお恥ずかしいのですが…、あの時、飲み過ぎてしまって、何があったのか、あまり覚えてないのですわ。ですから、気になさらないでくださいませ。それに今日は、助けて頂いて嬉しかったです。本当にありがとうございました。」
とりあえず、微笑んでおく私。ヒロインと公爵の今後の関係がまだ分からないから、敵にはしたくないからね。
「…そうか。それなら良かった。」
何となく、安心したような表現をするシールド公爵様。気にしていたのね。
「マリー、そろそろ行こうか。公爵閣下、うちのマリーがお世話になりました。失礼致します。」
フィル兄様が私の腰を抱く。だから、近いわ!しかも、向こうの義兄から冷気が、怖いわね。さっさと帰った方が良さそうだわ。
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