悪い魔女

底に

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第2章 学園生活は辛いよ!

自己紹介は辛いよ!①

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「はいはーい!まずは言い出しっぺの私から!アタイの名前はクライ!みんなからは明るいのにクライねって言われてるよ!おっかしいーね!特技は人を泣かせること!」

クライはそう言うと腰から杖を出した。涙の形をしたストラップが付いている。

「アタイの杖は涙の杖。人をすっごく泣かせることができるよ!ほらっ!」

近くにいた男の子に杖を振った すると

「ぅえーん!えーん!悲しくないになんだか涙が止まらないよー!」

ジョバーー ダーーーーーー

涙が文字通り滝のようにでている。なんだか見ているこっちももらい泣きしそうだ。

「あんまりやりすぎると、やられた人、脱水症状になっちゃうんだ!攻撃にも使えるでしょ!」

明るいくせにやり方陰湿!!ジワジワ苦しんでいくの辛そう、、クライは怒らせないようにしよう。

男の子は涙を止めてもらい、やっと一息つく。

「うう、ひどい目にあった。僕の名前はチルル。僕は手品が得意だよ。例えばね」

チルルはそう言うと杖を出した。トランプのクラブが書かれている。

「では、この杖を良くご覧ください。よーく見てね。いくよ!1.2の3!」

すると杖は一本のバラになった。シンプルにすごい。

「はい、拍手ー!」

パチパチ パチ パチ

みんなもっとすごいことを魔法でできるので反応が薄い。

「えー、こんな風に色々と手品やってます。杖は模様によって出来ることが変わってきます。以上です…」

チルルは少しションボリしてしまった。ちょっと可哀想。

「次、私いく。私もトランプ好き。でも占いの方がもっと好き。私の名前はマイマイミ。特技は占い。杖は」

マイマイミはそう言うと、口のなから舌をだした。杖が舌に巻かれよだれで、デロンとしている。ちょっと汚い。

「そこのあなた。そうフツーなあなた。今日の運勢を占ってあげます」

マイマイミは杖を持ち小刻みに震えている。
そして目を カッ 大きく開いた。

「あなたはこの後の自己紹介で良いことが起こるでしょう。よかったですね」

「あ、ありがとうございます。ではそのままの流れで自己紹介しますね。私の名前はローラ。フツーの女の子です。特技は特にありません。あ、料理は得意です。杖は」

取り出した杖はなんの変哲もない杖。料理ができる女子はモテる!意外と全部計算されてるかも。

「杖もフツーですね、えへへ。振ると相手の全ての能力を自分と同じにするのです。あんまり使えないですよね」

いや、これ使いどころによっては強いかも。グループで何かする時に役立つな。

私はメモリーブックではなく、普通のノートに一応みんなの事を書いておいた。まだエンピツの濃さが全然なのでこっちの方が覚えやすい。

ひとまずこれで4人か、、
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