悪い魔女

底に

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第4章 ヴァイナー杯って何なんだ!?

ヴァイナー杯って何なんだ!?

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「ふんふんふ~ん♪」

「ずいぶんと機嫌がいいねニナ」

「まあね~、こんな問題ニナ様には楽勝ですもの」

「そんなに楽しく補習受ける人、初めて見たよ」

私は期末テストの結果に
浮かれまくっていた。

その結果
通常の授業の小テストで赤点を連発
補習の日々に追われていた。

それでも、私は学年1位なんだ
というプライドがどこかにあり
本気出せば何でも出来ると思っていた。

「じゃあニナ、今日も補習頑張ってね~。僕はチック達と遊びにいってくるよ」

「はいはーい」

タッタッタッタッ オマタセー キョウナニヤルー?

「はあ、私も早く遊びに行きたいなあ」

クルッ クルッ クルッ パシッ

エンピツを回す。

「ねえねえ、ニナも補習なん?」

「あ、お疲れー、ハロア君も?」

「そうなんだよね、俺どうしても操獣学の授業が苦手なんだよね」

「アハハ、分かる分かる」

ハロア君もよく補習を受ける。
なので最近よく会うのである。

そもそもラ・スーメルのみんなは
頭がいいのでこのクラスを選んだ訳で
補習を受ける方が珍しいのである。

「ハロア君今日もチャラいねー」

「常夏ギャル男とは俺の事よ!」

「見るからに頭悪そうだけど、なんでこのクラスに入ったの?」

「うーん、なんか名前が一番イカしてたからかな?」

「アハハ、あほっぽーい」

何気にこの瞬間が楽しかったりする。
うーん、ビバ青春って感じ。

「そういえばニナは使役獣どれにするか選んだ?」

「いやー、まだまだ全然。そもそも私の言うこと聞いてくれる魔獣探す方が難しいもん」

「わかりみー」(分かる)

使役獣というのは
今度のヴァイナー杯で使う獣だ。

ガバキ、ナシコ、イヌマの3匹から選ぶのだ。

ガバキは角の生えたオットセイ
可愛い

ナシコは梨から手足が生えた獣
美味しそう

イヌマは犬 犬だ。犬、、だ。

何だか博士が出てきそうな感じだが
とにかくこの3匹から1匹を選び、
戦わせる大会がヴァイナー杯だ。

別に帽子は被らなくても参加は可能。

「ハロア君はどの子にするの?」

「俺はガバキかなー。海泳げそうだし」

「本当に海好きだねー」

ヴァイナー杯は2ヶ月後にある。
もう早い人は使役獣を選んで
練習を進めている。

私もどれにするか選ばないと。

###################################

???「ねえ、彼女どうだったの?あなた近くで見てたんでしょう?」

???「運が良いだけの様な気がしますデースけどね、、」

???「フフフ、特待生のサン君が居たとはいえ、何年振りだろうかね、期末テストを最後まで行けたのは」

???「そにしても、今回も姿を見せなかったデースねラ・スーメルの本当の特待生」

???「まあいいじゃないですの、彼には彼なりの考えがあるのだから」

オホホホホ デースデースデース フフフフフ

謎の3人の笑い声がこだまする

学園のどこかの部屋で、、、
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