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第4章 ヴァイナー杯って何なんだ!?
今出来ることは何なんだ!?
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「生徒のみなさん!ご観覧の皆様!どうか落ち着いて、行動してください!職員の指示に従って下さい!!」
ドーズの懸命な呼び掛けもむなしく
会場はパニックに陥っていた。
ドケドケッ! ィャアアア!! ママー ドコー!
「ニナ!早く僕たちも逃げないと!」
外で待機していたネコ達と合流する。
「逃げるってどこに!」
「分からないけどとりあえず離れよう!」
私達はベガだったものと距離を取る。
「どうしてこんなことに…」
「『降霊の薬品』を2本も飲んだらしい!今までベガの魔力で保っていたけど、精神が不安定になり、崩壊してあんな感じに暴走しているの!」
「そんな!1本でも人格を乗っ取られるって言われている薬品を2本も!?」
「先生はまだなの!?」
「各会場も最終試合の真っ只中で、先生方と連絡が取りづらいらしい!」
「早くしないと被害がどんどん広がるわ!」
「今はとりあえず、逃げよう!」
ゥォオオオオオオオオオ ズギガゴゴゴォォオオ
さらに距離を取ろうとした時
観客席に逃げ遅れた女の子を見つけた。
「あ、ニナ!どこ行くんだ!」
体が勝手に動いていた。
「プラム君!私を大きくして!」
「え、、どういうこと?」
「いいから早く!!」
「えええ!!…ああ!どうなっても知らないぞ!」
『マクロン』!!
私はベガの1/5程度の大きさまでになった。
「っっ!届けっ!!」
観客席へ手を伸ばしダイブ
女の子を掴むが私もろとも、ベガになぎ倒されてしまう。
「キャアアアー!!!」
ドスン ドン ドンドンドンドンドン ズサー
「ニナっち!大丈夫?」
「いてて、何とかね。女の子も無事みたい」
恐る恐る手を広げ、女の子をネコ達の方へ誘導した。
「ベガを止めるしかないわ、私達だけで。これ以上被害を出さないために!」
「ええ!そんな無茶な!」
「大丈夫!きっと出来るわ!」
「何の根拠があるんだ、、全く、ニナと一緒にいるとロクな事が起きないね」
「私がいるから何とかなってきたんでしょ」
フッ 私とネコは軽く微笑み合う。
「とりあえず、、プラム君!ポコを大きくさせて!」
「ええ!一度に二人は無理だよ!」
「私の方はいいから!」
『マクロン』!
ボヨーン ポコが大きくなる。
「ニナ、それでどうするの?」
「そうね、、ちょっと考える時間が欲しいから…ポコ!うまく身代わりになってちょうだい!」
「えええ!!オイラ無理だよぉぉ!!」
「大丈夫大丈夫、あんだけ訓練したんだから」
「そんなー!鬼ー!悪魔!うわっ!!」
ガシャンン! ゥォオオオオオオオオオ!!!
そうこうしている内に
ベガとポコの鬼ごっこが始まった。
私達はまた集まり、作戦会議を開く。
「長くはもたないわ。早く考えましょう」
「みんなで一斉に魔法をかけるのは?束縛の魔法とか。眠らせる魔法とか」
「ダメだわ。あれだけ大きいと私達の魔力だと効き目が無さそう。それにベガは身体能力を高めているはずだから並大抵の魔法だと全然効かないはず!」
「何とかして気をそらさせて、会場外へ誘い出すのは?」
「それも厳しそうだよ。今ベガは錯乱状態だし、第一すぐに追い付かれる」
あれだけ巨大だと、手の施しようが無くなってしまう。
私達は頭を抱えた。
「エミオーーン!見てるんでしょ!何か良いアイデア無いの!?」
プション モニターにエミオンが出された。
「我輩が何でも知っていると思うで無いのだ。今回ばかりは待つしかないのだ」
「えー、全然使えないじゃーん」
「なに!失礼なのだ!我輩だって何とかしたいのだ!せめて『除霊の薬品』を飲ますことができれば、、」
「え!そんなのあるの!」
「当然なのだ!でないとみんな使っても戻れないのだ」
「もう!早く言いなさいよ!どこにあるの!」
「会場、西の救急箱に入っているはずなのだ。それじゃあ頑張ってね、ニナ」
プツン モニターが切れた。
「あー!まだ聞きたいことあったのに!…仕方ないわ。ネコとクライは薬品を取りに行って!残ったメンバーでどうやって飲ませるか考えるから!」
「分かった」
「任せてニナっち!」
2人は救急箱へと向かった。
あとはどうやって飲ませるか、だ。
考える時間も少ない
ポコもポロポロになってきている。
私は頭をフル回転させて
考えるのだった。
ドーズの懸命な呼び掛けもむなしく
会場はパニックに陥っていた。
ドケドケッ! ィャアアア!! ママー ドコー!
「ニナ!早く僕たちも逃げないと!」
外で待機していたネコ達と合流する。
「逃げるってどこに!」
「分からないけどとりあえず離れよう!」
私達はベガだったものと距離を取る。
「どうしてこんなことに…」
「『降霊の薬品』を2本も飲んだらしい!今までベガの魔力で保っていたけど、精神が不安定になり、崩壊してあんな感じに暴走しているの!」
「そんな!1本でも人格を乗っ取られるって言われている薬品を2本も!?」
「先生はまだなの!?」
「各会場も最終試合の真っ只中で、先生方と連絡が取りづらいらしい!」
「早くしないと被害がどんどん広がるわ!」
「今はとりあえず、逃げよう!」
ゥォオオオオオオオオオ ズギガゴゴゴォォオオ
さらに距離を取ろうとした時
観客席に逃げ遅れた女の子を見つけた。
「あ、ニナ!どこ行くんだ!」
体が勝手に動いていた。
「プラム君!私を大きくして!」
「え、、どういうこと?」
「いいから早く!!」
「えええ!!…ああ!どうなっても知らないぞ!」
『マクロン』!!
私はベガの1/5程度の大きさまでになった。
「っっ!届けっ!!」
観客席へ手を伸ばしダイブ
女の子を掴むが私もろとも、ベガになぎ倒されてしまう。
「キャアアアー!!!」
ドスン ドン ドンドンドンドンドン ズサー
「ニナっち!大丈夫?」
「いてて、何とかね。女の子も無事みたい」
恐る恐る手を広げ、女の子をネコ達の方へ誘導した。
「ベガを止めるしかないわ、私達だけで。これ以上被害を出さないために!」
「ええ!そんな無茶な!」
「大丈夫!きっと出来るわ!」
「何の根拠があるんだ、、全く、ニナと一緒にいるとロクな事が起きないね」
「私がいるから何とかなってきたんでしょ」
フッ 私とネコは軽く微笑み合う。
「とりあえず、、プラム君!ポコを大きくさせて!」
「ええ!一度に二人は無理だよ!」
「私の方はいいから!」
『マクロン』!
ボヨーン ポコが大きくなる。
「ニナ、それでどうするの?」
「そうね、、ちょっと考える時間が欲しいから…ポコ!うまく身代わりになってちょうだい!」
「えええ!!オイラ無理だよぉぉ!!」
「大丈夫大丈夫、あんだけ訓練したんだから」
「そんなー!鬼ー!悪魔!うわっ!!」
ガシャンン! ゥォオオオオオオオオオ!!!
そうこうしている内に
ベガとポコの鬼ごっこが始まった。
私達はまた集まり、作戦会議を開く。
「長くはもたないわ。早く考えましょう」
「みんなで一斉に魔法をかけるのは?束縛の魔法とか。眠らせる魔法とか」
「ダメだわ。あれだけ大きいと私達の魔力だと効き目が無さそう。それにベガは身体能力を高めているはずだから並大抵の魔法だと全然効かないはず!」
「何とかして気をそらさせて、会場外へ誘い出すのは?」
「それも厳しそうだよ。今ベガは錯乱状態だし、第一すぐに追い付かれる」
あれだけ巨大だと、手の施しようが無くなってしまう。
私達は頭を抱えた。
「エミオーーン!見てるんでしょ!何か良いアイデア無いの!?」
プション モニターにエミオンが出された。
「我輩が何でも知っていると思うで無いのだ。今回ばかりは待つしかないのだ」
「えー、全然使えないじゃーん」
「なに!失礼なのだ!我輩だって何とかしたいのだ!せめて『除霊の薬品』を飲ますことができれば、、」
「え!そんなのあるの!」
「当然なのだ!でないとみんな使っても戻れないのだ」
「もう!早く言いなさいよ!どこにあるの!」
「会場、西の救急箱に入っているはずなのだ。それじゃあ頑張ってね、ニナ」
プツン モニターが切れた。
「あー!まだ聞きたいことあったのに!…仕方ないわ。ネコとクライは薬品を取りに行って!残ったメンバーでどうやって飲ませるか考えるから!」
「分かった」
「任せてニナっち!」
2人は救急箱へと向かった。
あとはどうやって飲ませるか、だ。
考える時間も少ない
ポコもポロポロになってきている。
私は頭をフル回転させて
考えるのだった。
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