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第5章 南の島が呼んでいる~
地上の秘密~
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復活の儀式により初代の王
ユピテルは地上へと向かった。
一方、先に地上へ脱出していた
ネコ達といえば…
#############################
ウィィィィィン ガシィィンンンン!! プシュゥゥ
「つ、着いた。久しぶりの地上だ」
「うう、太陽が眩しいねー」
「スゥーハァー、空気も美味しい」
転移装置で地上へと脱出した
ネコ、チルル、ローラ、クライ
久しぶりの地上の雰囲気を味わっていた。
「ニナっち、大丈夫かな。置いてきちゃったけど」
「私も、、心配です」
「…ニナなら大丈夫だよ。きっとブルススも見つけて帰ってくるよ」
「だといいんだけど」
「それより、このお坊さんどうしましょう」
転移装置を動かしていたお坊さん
催眠により一時的に言うことを聞いていたが、そろそろそれも解けそうだ。
「とりあえず縛っておこう。帰って色々と知られるのも面倒だし」
ギュッギュッ バシン!
ロープでギチギチに縛った。
「これからどうする?」
「ニナも言っていたけど、この地下の状況を地上や学校の人達に知らせないと。町の人達に知らせに行こう!」
「おーけー。じゃあ出発だ!」
ネコ達は町へとくり出した。
町に着くと、人々は何やら騒がしい様子だった。
「どうしたんですか?」
「おお!あんたら!一体どこにいたんだ!ずっと探しておったのだぞ!おーいみんな!こっちに来ーい!」
町の人達が一斉にこちらを見て
また駆け寄ってくる。
「いーや、心配したさー。よかたよー無事で」
「ほんとほんと」
「あ、ありがとうございます」
ネコ達は町の人達が
ずっと探していた事を聞かされる。
「そうだったんですね。お騒がせしました」
「いーやいいのよ。…それでどうだったの?」
「へ?どうだったと言うと?」
「地下の様子よ!まさか本当にあったなんて!歴史書の通りね」
「歴史書?」
「古くから町に伝わるもよ。元々ここは一つの国で、後継ぎ争いの内乱により分裂、その後地下と地上へと国が分かれていった話」
「そうですね、、あ!そうだ!それで大変な事が起きているんです!」
「た、大変な事?」
ネコ達は【復活の儀式】そしてニナやブルススがまだ地下にいる事を町の人達に伝えた。
「初代の王、ユピテル…」
「なにやら地上への侵略を考えているらしいです」
急に町の人々の顔が険しくなる。
そしてなにやら話し合いを始めた。
「何を話されているんですか?」
ネコが尋ねると
「あんたらには関係ない!部外者はさっさとこの町から出ていきな!」
強い剣幕で追いやられてしまった。
仕方がないので旅館へと戻るネコ達。
「なんで急に怒っちゃったんだろう。何か気に触ることでも言ったかな?」
「と言うより、何か聞かれたくない事があったんだろうね。この町、この国全体に関わるような何かが」
「何か、私達に出きる事はあるのでしょうか」
「もしもユピテルが復活したとしても、どんな能力をもっているか分からない。この国の問題も僕たち部外者が深追いするべきではなさそうだ」
ネコは続ける。
「でもニナやブルススがいつ戻ってきてもいいように、準備だけはしておこう。逃走の準備を」
ウン ウン ダネ
ネコ達は頷きあう。
学園への連絡、ボートなどの手配。
荷物をまとめていると
ゴゴゴゴゴゴゴゴ ズギョゥゥゥォォオオ
「な、なんだこの揺れは!地震か!?」
「…いや、どうやら違うっぽい。あれを見てみて」
ネコ達は海へと目をやる。
そこには先程までは無かった
大きな渦潮が激しく流動していた。
「何なんだ…あれは…」
チルルが言う。
「どうやら、復活したらしい…」
ゴクリ ネコが唾を飲み込む。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ ザァァァォァァアア!!
あまりの巨大さに
ネコ達は呆然と立ち尽くし
見ていることしかできなかったのだった。
ユピテルは地上へと向かった。
一方、先に地上へ脱出していた
ネコ達といえば…
#############################
ウィィィィィン ガシィィンンンン!! プシュゥゥ
「つ、着いた。久しぶりの地上だ」
「うう、太陽が眩しいねー」
「スゥーハァー、空気も美味しい」
転移装置で地上へと脱出した
ネコ、チルル、ローラ、クライ
久しぶりの地上の雰囲気を味わっていた。
「ニナっち、大丈夫かな。置いてきちゃったけど」
「私も、、心配です」
「…ニナなら大丈夫だよ。きっとブルススも見つけて帰ってくるよ」
「だといいんだけど」
「それより、このお坊さんどうしましょう」
転移装置を動かしていたお坊さん
催眠により一時的に言うことを聞いていたが、そろそろそれも解けそうだ。
「とりあえず縛っておこう。帰って色々と知られるのも面倒だし」
ギュッギュッ バシン!
ロープでギチギチに縛った。
「これからどうする?」
「ニナも言っていたけど、この地下の状況を地上や学校の人達に知らせないと。町の人達に知らせに行こう!」
「おーけー。じゃあ出発だ!」
ネコ達は町へとくり出した。
町に着くと、人々は何やら騒がしい様子だった。
「どうしたんですか?」
「おお!あんたら!一体どこにいたんだ!ずっと探しておったのだぞ!おーいみんな!こっちに来ーい!」
町の人達が一斉にこちらを見て
また駆け寄ってくる。
「いーや、心配したさー。よかたよー無事で」
「ほんとほんと」
「あ、ありがとうございます」
ネコ達は町の人達が
ずっと探していた事を聞かされる。
「そうだったんですね。お騒がせしました」
「いーやいいのよ。…それでどうだったの?」
「へ?どうだったと言うと?」
「地下の様子よ!まさか本当にあったなんて!歴史書の通りね」
「歴史書?」
「古くから町に伝わるもよ。元々ここは一つの国で、後継ぎ争いの内乱により分裂、その後地下と地上へと国が分かれていった話」
「そうですね、、あ!そうだ!それで大変な事が起きているんです!」
「た、大変な事?」
ネコ達は【復活の儀式】そしてニナやブルススがまだ地下にいる事を町の人達に伝えた。
「初代の王、ユピテル…」
「なにやら地上への侵略を考えているらしいです」
急に町の人々の顔が険しくなる。
そしてなにやら話し合いを始めた。
「何を話されているんですか?」
ネコが尋ねると
「あんたらには関係ない!部外者はさっさとこの町から出ていきな!」
強い剣幕で追いやられてしまった。
仕方がないので旅館へと戻るネコ達。
「なんで急に怒っちゃったんだろう。何か気に触ることでも言ったかな?」
「と言うより、何か聞かれたくない事があったんだろうね。この町、この国全体に関わるような何かが」
「何か、私達に出きる事はあるのでしょうか」
「もしもユピテルが復活したとしても、どんな能力をもっているか分からない。この国の問題も僕たち部外者が深追いするべきではなさそうだ」
ネコは続ける。
「でもニナやブルススがいつ戻ってきてもいいように、準備だけはしておこう。逃走の準備を」
ウン ウン ダネ
ネコ達は頷きあう。
学園への連絡、ボートなどの手配。
荷物をまとめていると
ゴゴゴゴゴゴゴゴ ズギョゥゥゥォォオオ
「な、なんだこの揺れは!地震か!?」
「…いや、どうやら違うっぽい。あれを見てみて」
ネコ達は海へと目をやる。
そこには先程までは無かった
大きな渦潮が激しく流動していた。
「何なんだ…あれは…」
チルルが言う。
「どうやら、復活したらしい…」
ゴクリ ネコが唾を飲み込む。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ ザァァァォァァアア!!
あまりの巨大さに
ネコ達は呆然と立ち尽くし
見ていることしかできなかったのだった。
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