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短編(1話完結)
預かり知らぬ恐怖
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映像を撮ってネットに上げるなど、今時、珍しい事でもない。
双子と悪友たちは、暇に任せて何か撮って上げる事にした。
内容はお約束というか、双子を使って「瞬間移動」的なネタになった。
押入のある者の家に行き、カメラを一か所に固定して撮影を始める。
スパン!と襖を開けると、押入の上部分に体育座りした双子1がいる。
悲鳴を上げ慌てて閉め、すぐに反対側を開けると、今度は下側に同じボーズの双子2がいる。
それにまた悲鳴を上げるというものだ。
撮影自体は問題なかったが、途中で仲間が大笑いしてしまい、台無しになる。
「おま!笑うなよ!」
一人が笑い出すと皆つられてしまい、さんざん笑い倒してカメラを止めた。
そして今撮れた映像を全員で確認した。
言葉を失う。
彼らの知らぬ所に恐怖はあった。
押入の上。
誰かの手が、天袋の襖を音もなく開いていく。
3cmほど襖を開け、ゆっくり引っ込んだ。
双子と悪友たちは、暇に任せて何か撮って上げる事にした。
内容はお約束というか、双子を使って「瞬間移動」的なネタになった。
押入のある者の家に行き、カメラを一か所に固定して撮影を始める。
スパン!と襖を開けると、押入の上部分に体育座りした双子1がいる。
悲鳴を上げ慌てて閉め、すぐに反対側を開けると、今度は下側に同じボーズの双子2がいる。
それにまた悲鳴を上げるというものだ。
撮影自体は問題なかったが、途中で仲間が大笑いしてしまい、台無しになる。
「おま!笑うなよ!」
一人が笑い出すと皆つられてしまい、さんざん笑い倒してカメラを止めた。
そして今撮れた映像を全員で確認した。
言葉を失う。
彼らの知らぬ所に恐怖はあった。
押入の上。
誰かの手が、天袋の襖を音もなく開いていく。
3cmほど襖を開け、ゆっくり引っ込んだ。
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