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短編(1話完結)
タダより怖いものはない
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街に移動遊園地がやって来た。
お試し無料開放と聞いて、人々がつめかける。
観覧車に空中ブランコ。
回転木馬やショートコースター。
派手な乗り物はないが、皆、思い思いに楽しんでいる。
出店や移動販売。
大道芸人。
園内は明るい音楽で満たされる。
不思議な笛の音。
その音に乗せられ、人々は童心に帰って無邪気に笑う。
楽しげな催しは夜になっても続いた。
人々の笑い声。
ピカピカと瞬くネオン。
大道芸人がとびきりの笑顔で観客を誘い、参加型パフォーマンスが繰り広げられる。
園内に流れる陽気な音楽。
日常を忘れ、一時の夢の中、人々はそれを楽しんだ。
しかし……。
一夜明けると、遊園地は跡形もなく消えた。
まるで一夜の夢のように。
大騒ぎになった。
入園者も遊園地と共にいなくなったからだ。
笛の音が街に響く。
人々は移動遊園地の事を忘れた。
そこにいたはずの人々の事も……。
お試し無料開放と聞いて、人々がつめかける。
観覧車に空中ブランコ。
回転木馬やショートコースター。
派手な乗り物はないが、皆、思い思いに楽しんでいる。
出店や移動販売。
大道芸人。
園内は明るい音楽で満たされる。
不思議な笛の音。
その音に乗せられ、人々は童心に帰って無邪気に笑う。
楽しげな催しは夜になっても続いた。
人々の笑い声。
ピカピカと瞬くネオン。
大道芸人がとびきりの笑顔で観客を誘い、参加型パフォーマンスが繰り広げられる。
園内に流れる陽気な音楽。
日常を忘れ、一時の夢の中、人々はそれを楽しんだ。
しかし……。
一夜明けると、遊園地は跡形もなく消えた。
まるで一夜の夢のように。
大騒ぎになった。
入園者も遊園地と共にいなくなったからだ。
笛の音が街に響く。
人々は移動遊園地の事を忘れた。
そこにいたはずの人々の事も……。
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