書捨て4コマ的SS集〜思いつきで書く話

ねぎ(ポン酢)

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書捨て小話

神判

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体中に痣を作った痩せ細った少年の前に、老人が跪く。

「もう大丈夫だ。私と行こう……。」

少年は黙って頷いた。
差し出された手を握り、老人を見上げる。
老人はとてもとても疲れて見えた。

「疲れてるの?」

「……そうだ。ほとほと疲れてしまった。」

老人は重い息を吐き出す。

「人は皆、傷つけ合い、啀み合い、自分本位に振る舞いすぎた。」

「そうかもね。」

「私はもう、我が子を見守る事に疲れてしまったのだよ……。」

少年は老人を見つめ、そして真っ直ぐ前を見た。

「パパとママもいつもそう言ってたよ。」

老人は少年を見つめる。
少年は表情のない顔で前だけを見ていた。

「それなら無責任にほいほい産み落とさなければ良かったのにね。」

老人はそれ以上、何も言わなかった。
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