我ら魔導学園探偵倶楽部!

雪見鳥

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0話 「序章」

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ザシュッーー


生々しく肉が切られる音と共に、鮮血が視界を彩る。
黄昏が空を支配する刻限、薄暗い路地裏に音もなく何かが転がった。

「……。」

ジワジワと石畳を染めていく深紅を見下ろしているのは、闇のように黒い外套と黒い狐面を着けた人物。その者が手にしている刀からは、紅の雫が滴っていた。

「……1人……。」

感情のない声でつぶやくと、踵を返し宵闇が迫る路地へと消えーー

下駄の鳴る高い音だけが、不気味に紅い空へと響いていた。
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