凡人ニートと異世界能力 〜ユニークな仲間達〜

紅・ロエム

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凡人ニートとユニーク生活

凡人ニートと魔法使い

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さて、異世界に転移(てんい)した訳だが…どうしようか・・・・・・。
俺は辺りを見渡すと、見たことも無い文字があった。
・・・だが何か分からないが読める。

・・・とりあえずギルドを探すか・・・。
人は腐るほど居るのだが・・・人見知りには厳しい・・・。
日本に居たときも話しかけるのも不可。話しかけられても、え、とか何回も
言ってしまってたし。
ふぅ・・・。
俺は深呼吸をした。
勇気を出せ、陸!!
「すいません・・・ギルドの場所をお聞きしたいのですが。」
俺は近くの優しそうなお婆(ばあ)さんに話しかけた。
「私の家、ギルドの前通るから案内してあげるわよ。」
お婆さんは優しい顔で答えてくれた。
「え?あ、ありがとうございます!」
今のお婆さんと話したことにより勇気が持てた。







ーーギルド
「ようこそ!ギルドへ!!」
金髪(きんぱつ)の若くて巨乳の大人っぽい女の人が笑顔で迎えてくれた。
「冒険者になりに来ました・・・」
「冒険者ですね!冒険者手帳を見せてください。」
「あ、はい」
さっきの優しいお婆さんに聞いたら冒険者手帳は生まれつき皆持っているらしい。
日本で言うマイナンバー的なやつか・・・。
ギルドでこの手帳を見せるとステータスなどを見て親切に自分に合った役職を
教えてくれるらしい。
そして、もし【剣士(けんし)】を選んだ場合でも魔法は覚えられるらしい。
でも、その代わり【魔法使い(まほうつかい)】より威力は弱くなるらしい。
折角の異世界だし魔法も使いたいよな。
俺がそんなことを考えている間にステータスが出たらしい。
「はい!ありがとうございました。田中・・・陸さんですね。珍しい名前ですね。
陸さんに合う役職は【剣士(けんし)】【盗賊(とうぞく)】ですね。」
魔法使いは無理だったか。まぁ剣士があるなら良いか・・・。
んー・・・。盗賊は合わないよな・・・と、なると剣士だな・・・。
「剣士でお願いします。」
俺は少しだけ悩んで剣士を選んだ。
「分かりました!・・・・・・はい!登録が完了しました。」
そう言って冒険者手帳を俺に差し出し笑顔で言った。







ーー登録も完了したし。冒険者行きたいが・・・仲間が要るな・・・。
俺はギルドの掲示板に【魔法使い】と【プリースト】【クルセイダー】を
募集した。






そして一日が過ぎた。そしてまた一日。そしてまた一日が過ぎた。
仲間が来ない・・・。
冒険に行きたいな~・・・。只今四日目が過ぎようとしている。
やっぱり初心者には来ないかな・・・。
俺がギルドのテーブルで突っ伏していると誰かが声を掛けてきた。
「あそこの掲示板の募集パーティー、リーダー。
田中陸さんはあなたでよろしいですか?」
俺の名前を呼んだのは、帽子を被ってマント着て、杖を持ち、巨乳を持った、魔法使い風の女性だった。
「こんにちは、え、えっと、魔法使いでいいのか?」
「はい!私は魔法使いの夢弓(ゆめみ)です」
夢弓と言う女の子は笑顔で言った。




「取り合えず使えるスキルを教えてくれるか?」
俺が夢弓に聞くと困った表情になった。
「私が使えるのはワールドエンドと言う魔法です。・・・しかし、
この魔法は威力は魔法の中でも最高位魔法で・・・消費魔力が高く・・・」
「撃てないと・・・」
俺はため息をついて見放そうとした。
そしてそんな俺の表情を見て察した夢弓は焦ったように
「い、いえ!撃てないわけでは無いのですが。撃てるのは稀(まれ)になのです」
いや撃てないのとほぼ同じじゃん。・・・言っちゃ悪いが使えないな。
だがワールドエンドは切り札として使えばいい。俺は質問を続ける事にした。
「他の魔法は覚えないのか?」
「この魔法を覚えると他のスキルが覚えられなく・・・」
夢弓が言いかけたときに俺は見捨てる事を決めた。
「そうか。頑張れよ!」
俺は優しく夢弓を捨てる事を決意した。
「捨てないでください!他のパーティーにも捨てられたんです!」
そりゃそうだろ。ポンコツ魔法使いだしな。
折角のパーティー参加候補だったがこれは要らない!
俺は夢弓の傍から離れてギルドから出ようとした。
すると夢弓は俺から距離を取り息を思いっきり吸い込んだ
「誰かー!あの田中陸と言う方にいかがわしい事をされて捨てられました!!」
はぁぁぁ!?コイツー!!
「おーい!静かにしろ!」




ーー魔法使いが仲間になった。
俺は使えない魔法使いをどうやって捨てるか考えていた。



そして、時は過ぎ翌朝
金髪の胸に白い球体を付けたプリーストが来た。
「よっろしく!・・・ごほん。。まずは自己紹介。 私は触った物を強制的に再生するユニークスキルを持っているプリーストです!あらためてよっろしく!!」
何か色々と凄いプリーストが来た。
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