53 / 349
2.いつか醒める夢
22.夏至祭➀
しおりを挟む
季節も過ぎて、そろそろ暑くなりだした初夏の朝の事です。僕はトーストに野菜と燻製肉の薄いスライス、そしてマスタードを少量いれた自家製のマヨネーズで朝食を摂っていました。開け放たれた窓からは、初夏の海が煌いているのが見えています。そんな心地よい朝を、けたたましい悲鳴が打ち壊しました。僕は悲鳴のした方向、アレクシアさんの執務室を、トーストを齧りながら見ています。
「クッ、クロエちゃん。大変な事が起きたわ!」
執務室から、リビングのドアを壊す様な勢いで入ってきたアレクシアさんを、僕はジト目で見ます。勿論、トーストは食べ続けています。
「それで、いったい何が起きたと言うんです?」
僕の問いに、アレクシアさんは絶望的な顔をして答えました。
「……私のお気に入りの服が……着れないのよぉ! 夏至祭も近いのに!」
なるほど。先ほどの悲鳴は、その為ですか。でも、僕は同情しませんからね?
「自業自得です、諦めて下さい。」
僕の冷たい声が響きます。アレクシアさんは、僕から黙って視線を逸らせました。
「僕が気付かないとでも思ったんですか? あんなに言ったのに、マヨネーズやドレッシングを大量消費しているでしょう。ちゃんと裏にシリアル№入れてるんですからね?」
そう、今僕が食べているトーストに使っているマヨネーズや、目の前の野菜サラダに使用しているドレッシングは、生卵を使用しているので僕しか作れません。まあ、チャレンジするのは自由ですが、殺菌・滅菌出来なければサルモネラ菌の一斉攻撃を受けること間違いなしです。
「……な、なんのことかしら。」
しらを切りますか。そうですか。
「一食スプーン一杯までって言いましたよね。なんで昨日封をきったマヨネーズの瓶が、同じように減っていて、シリアル番号が進んでいるんです? しかも2つも?」
そう、余りにもひと月の消費量が激しいので、管理していると朝は普通なのに、翌朝までに激減しているのです。そして、エマ、ジェシーの話では最近アレクシアさんは日中も健康的に野菜サラダを食しているとか。時々リリーさんもいるそうですね? 既にマヨラーの域に到達してますよ、本当に。
「う、煩いわね。いい? これは四季といい、マヨネーズやドレッシングといい、全部クロエちゃんの所為なんだからね! ちゃんと責任とってよ!!」
うわぁ、逆切れされましたよ。そう言いながら、目の前で大量のドレッシングをサラダに掛けようとしています。少しも反省していませんね?
「『いと尊き食の神よ、愚かな迷い子に大いなる罰を与えん、ハバネロ降臨!』」
僕は小声で詠唱し、そそくさと学院に登校します。ドアを閉めた途端、アレクシアさんの悲鳴が聞こえましたが、エマもジェシーもいるから問題ないですよね。
*****
こちらに歩いてくるイリスを途中で捕まえて、2層に降りる階段でユイとユーリアちゃんを待っています。イリスからは何をやったのよと視線を感じますが、黙秘しますよ。さすがにアレクシアさんといえど、あの状態から直ぐには回復は出来ないはず。少量とは言え、カプサイシンの純結晶を混ぜ込みましたからね。完食すればダイエットにも効果があるかもしれません。
4人で揃って今日も登校しますが、ふと気づいた事があります。そういえば、何時の頃からかユーリアちゃんが、僕の隣に並ばなくなりましたね。入学当時は張り付かれて困ったくらいでしたが、最近は一歩ひいた後ろを歩いています。
僕はあることに気付いて、立ち止まりました。イリスとユイは怪訝な顔をして僕を見ています。
「ユーリアちゃん? ちょっと僕と並んでみてくれる?」
そう言ってユーリアちゃんの目を僕は見ようとしましたが、すいっと視線を外されてしまいます。
「クロエ? 気がついてなかったの?」
「仕方ないですよ。ユーリアちゃんはエルフ族なんですから……」
無理やりユーリアちゃんと並んで、視線を合わせようとする僕は、ユーリアちゃんを見上げる姿勢になっています。まさか、並ばれたどころか越された?!
ぐぅ、イリスは相変わらずえぐりますね。ユイの言うとおり、確かにユーリアちゃんは高身長のエルフ族ですよ? 8歳になったばかりですが。一方の僕は、精確な誕生日が不明の為、アレクシアさんに拾われた日が誕生日の扱いで、まもなく10歳のはずです。
くっ、こんなとこで種族差のヒエラルキーを味わうとは、思わなかったですよ。僕の身長はようやく130cm。それに対して。ユーリアちゃんは135cm近くあります。
「身長だけじゃないだろ。胸だって金床と……」
「煩いですよ、ユアン。我汝を破砕する(微弱)」
背後を歩いていて聞こえたのか、ユアンの余計な発言に対して、氷結魔法で、彼の身体の一部の周囲を凍らせた後、前蹴りで氷を粉砕します。直後に蛙が潰れるような声がしましたが気にしないことにします。
「ふん、子孫が残せる程度には加減しておきましたよ! 口は災いの元と思い知って下さい!」
周囲を歩いていた男子は青ざめた表情で、股間を押さえて悶絶しているユアンを見ていますが、僕は放置して歩き出します。
「クロエさん……少しは気にしてたんですね。」
何気にユイ、酷いです。それにイリスさんも、多分ユイより身長も胸囲も大きくなりますから、明日は我が身ですよ。ユーリアちゃんはおずおずと付いて来ます。
「ユーリアちゃん、身体的なものは仕方ないから、気にしなくていいんだよ? それに、僕はまだ10歳なんですから、きっと、多分いろいろと大きくなりますし……」
僕はつとめて平静を装いますが、余りうまく言った様子はありませんね。ユイやイリスさんの視線が生暖かいです。むぅ、身長伸ばすには、カルシウムとビタミン、後は運動でしたっけ。アレクシアさんに協力するしかないかなぁ。
*****
これからの季節で運動というと、熱中症が怖いのでやはり無難なのは水泳なのですが、1つ大きな問題があります。
地球でもそうでしたが、宗教上や社会観念の問題で、女性が無闇に肌を露出してはいけないという問題です。
アレキサンドリアは、アイオライトでは男女間に極端な差別はありませんが、露出の多い服装で、女性が被害を受けた場合はどうしても女性が悪い事になってしまいます。下層街では他国の人も多い為、スカート丈は長い事が推奨されているのもその為ですね。
学院では女子の制服はスカートですが、踝~膝下までのスカートが選べます。でも踵までのスカートが標準的です(大人の女性も居る為で、本人達からは生脚はきついとのことです)。
東西両岸の他種族も含めて、女性で短いスカートを着用している方は、冒険者とか一部の方だけで、短パンっぽいズボンの上に着用するだけですね。その場合でも、ロングブーツとかで素足は見えません。
そしてスカートが短いと、下着であるズロースが見えてしまう事が問題になります。その為膝下5cmのスカートを着用しているのは僕だけです。さすがに、踝まであると動きにくいんですよ。一度、前世の女性用下着(ショーツとか。上はまだ不要です)を作ろうかと思わなくもなかったのですが、いろいろな面での防御力不足と、精神的に大きな抵抗感に邪魔をされて、実現には至ってません。あ、話がそれましたね。
プールはやはり殿方の目に触れるような、屋外は駄目ですね。屋内に作るしかありませんが、結構な場所をとりますし、給水・排水の問題もあります。結局アレクシアさんに相談するしかないのですが、今回はアレクシアさんも人知れずダイエットしたいのでしょうから、そのほうが良いのでしょうね。
自宅に戻ってから、アレクシアさんが部屋にいるかを確認すると、しっかり居ましたね。
「アレクシアさん、ダイエットの件ですが……」
僕が声をかけると、ギロリと睨まれます。むぅ、今朝の事を恨んでいますね。
「今朝の様に、辛い物を食べ続けるのも1つの手段ですが、他には運動をする方法しかありません。ただ、場所がかなりの広さを必要とするのと、給水・排水が必要になりますし、殺菌とかもする必要があります。どちらを選択します?」
アレクシアさんは考え込みましたが、今朝の体験を思い出したのか首を振りました。
「場所と給水・排水が必要って事は、泳げというの? それはそれで、大変じゃない。場所もそうだし、人に見られるのじゃ困るわね。」
そこで、僕は説明しました。水路をある程度の水温に調整した水を流す事で、水中を歩くだけで水圧と抵抗で運動になる事。場所は歩くだけではすぐに飽きてしまうので、50m位のレーンが複数必要になる事を。
「温水にすれば通年で使えるというわけね。季節を選ばないのはいいわね。場所は、鍛冶工房の下層に私が使える空間に空きが合ったと思うわ。」
「それと、疲れて溺れたりもないとは言えないので、万が一の場合に備えて、使用時にはエマかジェシーのどちらかが居る必要があるのです。男性が立ち入り出来ないようにする必要もありますし。」
アレクシアさんも、殿方には見せるわけにはいかないのは納得してくれます。ダイエットの為だけにしては、かなり大規模な施設になりますよね。
「仕方ないか。他にも水魔法とかの習熟とかで使えるでしょうし。」
「でも、いいんですか? うちだけの施設を作るのに場所使ったり、鍛冶工房の排熱利用したりして。」
僕がそういうと、アレクシアさんが補足します。
「そうなのよ。で、クロエちゃんには新年祭の時のお酒入りのチョコレート? あれを作って欲しいのよね。なぜかエリックがご執心なのよ。それがあれば大丈夫よ。」
はぁ、ワイアット達にやったウイスキーボ○ボ○ですか……。仕方ありませんね。僕の身長とアレクシアさんのお腹の贅肉の為にも、作りましょうか。
「クッ、クロエちゃん。大変な事が起きたわ!」
執務室から、リビングのドアを壊す様な勢いで入ってきたアレクシアさんを、僕はジト目で見ます。勿論、トーストは食べ続けています。
「それで、いったい何が起きたと言うんです?」
僕の問いに、アレクシアさんは絶望的な顔をして答えました。
「……私のお気に入りの服が……着れないのよぉ! 夏至祭も近いのに!」
なるほど。先ほどの悲鳴は、その為ですか。でも、僕は同情しませんからね?
「自業自得です、諦めて下さい。」
僕の冷たい声が響きます。アレクシアさんは、僕から黙って視線を逸らせました。
「僕が気付かないとでも思ったんですか? あんなに言ったのに、マヨネーズやドレッシングを大量消費しているでしょう。ちゃんと裏にシリアル№入れてるんですからね?」
そう、今僕が食べているトーストに使っているマヨネーズや、目の前の野菜サラダに使用しているドレッシングは、生卵を使用しているので僕しか作れません。まあ、チャレンジするのは自由ですが、殺菌・滅菌出来なければサルモネラ菌の一斉攻撃を受けること間違いなしです。
「……な、なんのことかしら。」
しらを切りますか。そうですか。
「一食スプーン一杯までって言いましたよね。なんで昨日封をきったマヨネーズの瓶が、同じように減っていて、シリアル番号が進んでいるんです? しかも2つも?」
そう、余りにもひと月の消費量が激しいので、管理していると朝は普通なのに、翌朝までに激減しているのです。そして、エマ、ジェシーの話では最近アレクシアさんは日中も健康的に野菜サラダを食しているとか。時々リリーさんもいるそうですね? 既にマヨラーの域に到達してますよ、本当に。
「う、煩いわね。いい? これは四季といい、マヨネーズやドレッシングといい、全部クロエちゃんの所為なんだからね! ちゃんと責任とってよ!!」
うわぁ、逆切れされましたよ。そう言いながら、目の前で大量のドレッシングをサラダに掛けようとしています。少しも反省していませんね?
「『いと尊き食の神よ、愚かな迷い子に大いなる罰を与えん、ハバネロ降臨!』」
僕は小声で詠唱し、そそくさと学院に登校します。ドアを閉めた途端、アレクシアさんの悲鳴が聞こえましたが、エマもジェシーもいるから問題ないですよね。
*****
こちらに歩いてくるイリスを途中で捕まえて、2層に降りる階段でユイとユーリアちゃんを待っています。イリスからは何をやったのよと視線を感じますが、黙秘しますよ。さすがにアレクシアさんといえど、あの状態から直ぐには回復は出来ないはず。少量とは言え、カプサイシンの純結晶を混ぜ込みましたからね。完食すればダイエットにも効果があるかもしれません。
4人で揃って今日も登校しますが、ふと気づいた事があります。そういえば、何時の頃からかユーリアちゃんが、僕の隣に並ばなくなりましたね。入学当時は張り付かれて困ったくらいでしたが、最近は一歩ひいた後ろを歩いています。
僕はあることに気付いて、立ち止まりました。イリスとユイは怪訝な顔をして僕を見ています。
「ユーリアちゃん? ちょっと僕と並んでみてくれる?」
そう言ってユーリアちゃんの目を僕は見ようとしましたが、すいっと視線を外されてしまいます。
「クロエ? 気がついてなかったの?」
「仕方ないですよ。ユーリアちゃんはエルフ族なんですから……」
無理やりユーリアちゃんと並んで、視線を合わせようとする僕は、ユーリアちゃんを見上げる姿勢になっています。まさか、並ばれたどころか越された?!
ぐぅ、イリスは相変わらずえぐりますね。ユイの言うとおり、確かにユーリアちゃんは高身長のエルフ族ですよ? 8歳になったばかりですが。一方の僕は、精確な誕生日が不明の為、アレクシアさんに拾われた日が誕生日の扱いで、まもなく10歳のはずです。
くっ、こんなとこで種族差のヒエラルキーを味わうとは、思わなかったですよ。僕の身長はようやく130cm。それに対して。ユーリアちゃんは135cm近くあります。
「身長だけじゃないだろ。胸だって金床と……」
「煩いですよ、ユアン。我汝を破砕する(微弱)」
背後を歩いていて聞こえたのか、ユアンの余計な発言に対して、氷結魔法で、彼の身体の一部の周囲を凍らせた後、前蹴りで氷を粉砕します。直後に蛙が潰れるような声がしましたが気にしないことにします。
「ふん、子孫が残せる程度には加減しておきましたよ! 口は災いの元と思い知って下さい!」
周囲を歩いていた男子は青ざめた表情で、股間を押さえて悶絶しているユアンを見ていますが、僕は放置して歩き出します。
「クロエさん……少しは気にしてたんですね。」
何気にユイ、酷いです。それにイリスさんも、多分ユイより身長も胸囲も大きくなりますから、明日は我が身ですよ。ユーリアちゃんはおずおずと付いて来ます。
「ユーリアちゃん、身体的なものは仕方ないから、気にしなくていいんだよ? それに、僕はまだ10歳なんですから、きっと、多分いろいろと大きくなりますし……」
僕はつとめて平静を装いますが、余りうまく言った様子はありませんね。ユイやイリスさんの視線が生暖かいです。むぅ、身長伸ばすには、カルシウムとビタミン、後は運動でしたっけ。アレクシアさんに協力するしかないかなぁ。
*****
これからの季節で運動というと、熱中症が怖いのでやはり無難なのは水泳なのですが、1つ大きな問題があります。
地球でもそうでしたが、宗教上や社会観念の問題で、女性が無闇に肌を露出してはいけないという問題です。
アレキサンドリアは、アイオライトでは男女間に極端な差別はありませんが、露出の多い服装で、女性が被害を受けた場合はどうしても女性が悪い事になってしまいます。下層街では他国の人も多い為、スカート丈は長い事が推奨されているのもその為ですね。
学院では女子の制服はスカートですが、踝~膝下までのスカートが選べます。でも踵までのスカートが標準的です(大人の女性も居る為で、本人達からは生脚はきついとのことです)。
東西両岸の他種族も含めて、女性で短いスカートを着用している方は、冒険者とか一部の方だけで、短パンっぽいズボンの上に着用するだけですね。その場合でも、ロングブーツとかで素足は見えません。
そしてスカートが短いと、下着であるズロースが見えてしまう事が問題になります。その為膝下5cmのスカートを着用しているのは僕だけです。さすがに、踝まであると動きにくいんですよ。一度、前世の女性用下着(ショーツとか。上はまだ不要です)を作ろうかと思わなくもなかったのですが、いろいろな面での防御力不足と、精神的に大きな抵抗感に邪魔をされて、実現には至ってません。あ、話がそれましたね。
プールはやはり殿方の目に触れるような、屋外は駄目ですね。屋内に作るしかありませんが、結構な場所をとりますし、給水・排水の問題もあります。結局アレクシアさんに相談するしかないのですが、今回はアレクシアさんも人知れずダイエットしたいのでしょうから、そのほうが良いのでしょうね。
自宅に戻ってから、アレクシアさんが部屋にいるかを確認すると、しっかり居ましたね。
「アレクシアさん、ダイエットの件ですが……」
僕が声をかけると、ギロリと睨まれます。むぅ、今朝の事を恨んでいますね。
「今朝の様に、辛い物を食べ続けるのも1つの手段ですが、他には運動をする方法しかありません。ただ、場所がかなりの広さを必要とするのと、給水・排水が必要になりますし、殺菌とかもする必要があります。どちらを選択します?」
アレクシアさんは考え込みましたが、今朝の体験を思い出したのか首を振りました。
「場所と給水・排水が必要って事は、泳げというの? それはそれで、大変じゃない。場所もそうだし、人に見られるのじゃ困るわね。」
そこで、僕は説明しました。水路をある程度の水温に調整した水を流す事で、水中を歩くだけで水圧と抵抗で運動になる事。場所は歩くだけではすぐに飽きてしまうので、50m位のレーンが複数必要になる事を。
「温水にすれば通年で使えるというわけね。季節を選ばないのはいいわね。場所は、鍛冶工房の下層に私が使える空間に空きが合ったと思うわ。」
「それと、疲れて溺れたりもないとは言えないので、万が一の場合に備えて、使用時にはエマかジェシーのどちらかが居る必要があるのです。男性が立ち入り出来ないようにする必要もありますし。」
アレクシアさんも、殿方には見せるわけにはいかないのは納得してくれます。ダイエットの為だけにしては、かなり大規模な施設になりますよね。
「仕方ないか。他にも水魔法とかの習熟とかで使えるでしょうし。」
「でも、いいんですか? うちだけの施設を作るのに場所使ったり、鍛冶工房の排熱利用したりして。」
僕がそういうと、アレクシアさんが補足します。
「そうなのよ。で、クロエちゃんには新年祭の時のお酒入りのチョコレート? あれを作って欲しいのよね。なぜかエリックがご執心なのよ。それがあれば大丈夫よ。」
はぁ、ワイアット達にやったウイスキーボ○ボ○ですか……。仕方ありませんね。僕の身長とアレクシアさんのお腹の贅肉の為にも、作りましょうか。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました
たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。
「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」
どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。
彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。
幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。
記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。
新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。
この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。
主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。
※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる