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5.南海の秘宝
50.望みと現実について
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「……そこまで判っているなら、海賊を滅ぼしてくれるんですの? この艦だけでも、ムルジア領の海賊の本拠地をたたいて、海賊を全滅させることができるはずですの!
貴女たちアレキサンドリアは、私たちにはない力を持っているんですの。大きな力は何かを成すための力。ならば、この海で暮らす人々を、国を助けてほしいんですの!!」
レギニータの心からのお願いなんでしょうね。僕にもその気持ちは、わからなくもありません。自分たちだけでは倒せない敵に対して、強力な味方を欲することは自然なことです。
ですが、僕はゆっくりと首を横に振ります。
「アレキサンドリアは、正義の味方じゃないよ。他の国に比べれば、確かに大きな力はあるけど、それは自分の国や権利を守るためのもの。あくまでも防衛にのみ使用することで、アレキサンドリアはその力の所持を周辺国も認めているんだよ。
レギニータ個人の正義のために、この艦を、アレキサンドリアの国民全てを巻き込むわけにはいかないよ」
現段階では、アルムニュール国とアレキサンドリア共和国は、貿易相手国というだけで、不可侵条約や友好条約を結んでいるわけではありません。
レギニータ個人も、アルムニュール国の代表として救いを求めているわけではないのです。僕個人としては、レギニータの気持ちもわかりますが、だからと言って僕の一存でエリクシアとの戦争を再開するような事を行う訳にはいきません。
「それに、助けてもらったとして、君たちはどうするの? 成功すれば『よかったよかった』と言って喜ぶだけ?
戦う以上アレキサンドリア側にも被害はでるよ? 失われた機材や資産、そして怪我や死んだ人達の保証は君がしてくれるとでもいうの?」
勇者や英雄は素晴らしい人格者なのでしょう。でも、それは物語の中の話で、味方に大した被害も出ないから言えることです。戦いの中で仲間が失われた時、彼らは気安くお願いを引き受けたことを後悔するのではないでしょうか?
そして、依頼やお願いをした人たちは、『彼らは本当の勇者ではなかった』とか言い出しませんか? 勝って当たり前、得るものは尊敬や憧れだけ。負ければ、さげすまれ冷たくされます。
「勝手にアレキサンドリアがやっつけてくれた。次も何かがあれば、アレキサンドリアがやっつけてくれるだろうといって、自分たちが努力をせずに終わることは無い?
新たな海賊が襲ってきた時に、アレキサンドリアが動かなければ、君たちは海賊達よりもアレキサンドリアを憎むよね?
海賊の討伐に失敗して海賊が報復としてこの国を襲えば、『アレキサンドリアが余計な手出しをしたから、余計ひどくなった。あいつらのせいだ』ってならないと言えるの?」
レギニータは唇をかんで黙っています。彼女も頭が悪いわけではありませんからね。成功すれば感謝はするけど、国として報酬を出すわけもありません。当然失敗すれば、アレキサンドリアの船が、正義の味方面して勝手にやったことと、自国の人々が判断することはわかるでしょう。
アレキサンドリアの周辺でも、圧政に苦しめられた国民が、決起して独立を果たした国はありません。エリクシアの圧政に苦しめられている属州は多くありますが、いまだに独立した国はないのです。自分たちの力で、独立を勝ち取った国は無いのです。
自分たちで守ることができなければ、国は失われるのです。普通の戦争は、軍と軍の戦いで勝敗が決まり、国民は戦勝国の国民になることが一般的です。国民からすれば、領主・国王が変わるだけで、戦場となった場所以外は生活に変わりはないのが普通なのです。
しかし、エリクシアは異なる占領政策をしたのです。そう、敗戦国の国民を奴隷として、自国民に隷属させたのです。そして豊かな土地はエリクシアからやってきた貴族と国民に奪われ、民族は方々に散らされ消滅していくことになります。
現在のアルムニュール国は、その一歩手前。海賊による略奪と奴隷として収奪されています。この後、エリクシア本国から兵が投入され、アルムニュール国は消滅するでしょう。そして、国軍が投入される名目は、恐らく海賊退治であることは明白です。ここでも、エリクシアによる自作自演ですが、国連などが有る訳でもないですからね。他国からすれば、聞いたことが無い国が消滅しただけです。
それが分かっているのでしょう。言葉を発しないレギニータに、僕は言いました。
「海賊がいると知っていて、本艦を危険にさらしたことに関しては、相応の罰を与えないといけません。
レギニータ、君はどうします。君はアレキサンドリアの軍人ではありませんが、艦に戻るのであれば、アレキサンドリアの軍人に準じた罰を受けてもらいます。下艦すれば軍規で処罰する気もありません。何処にでも行ってくれて構いませんが、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】には経緯を報告させてもらいます」
レギニータは自分で人魚族との取成しをするために乗り込んできたのですから、彼女がその役を放棄するのであれば、乗艦してもらうわけにはいきません。
また、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】に戻っても、良くて放校処分でしょう。アレキサンドリアとの信頼関係に基づいて作った都市と学院です。それに害をなした人物をかばうことはしないでしょう。
「戻ったとしても、厳しい罰があるんじゃないんですの?」
「今回の件でのレギニータ本人の処罰は、僕一人では決められません。
ただし、戻ろうが戻るまいが、イリス衛生班長とカレン衛生副班長は、処分を受けてもらいます。仮とは言え、部下の不始末ですから、僕がかばうことはできないんですよ」
僕の言葉に、自分の行動が誰に迷惑をかけるかに思い至ったのでしょう。青ざめた顔をして震えます。
口には出しませんが、二人の処罰はレギニータが戻らなければ重くなります。部下が利敵行為を図り脱走したとなれば、レギニータが正規の軍人でないとはいえ、責任の所在を明確にしなければいけません。
これは、アレキサンドリアに戻れば、僕とオスカー副長も同様に、軍や委員会で処罰が検討されるでしょうから、変わりません。むしろ、アレキサンドリアに戻ってから彼女たちに、処罰が下らないようにするためにも、僕とオスカー副長で処罰をする必要があるのです。
「……艦に戻ります……」
やがて、レギニータはそう言いました。僕はほっとため息をつきました。
「了解しました。申し訳ないけど、朝までレギニータには懲罰房に入ってもらいます。自由はないけど、居住性は良いはずだから、ゆっくり眠っておいてください」
僕は続きの言葉を口には出しませんでした。
(何もなければ良いのですが、それを期待するには、彼らの存在がありますからね……)
僕はおびえてこちらを見ている、腕に大けがをしながらも生き残っている海賊たちを見てため息をついたのでした。
貴女たちアレキサンドリアは、私たちにはない力を持っているんですの。大きな力は何かを成すための力。ならば、この海で暮らす人々を、国を助けてほしいんですの!!」
レギニータの心からのお願いなんでしょうね。僕にもその気持ちは、わからなくもありません。自分たちだけでは倒せない敵に対して、強力な味方を欲することは自然なことです。
ですが、僕はゆっくりと首を横に振ります。
「アレキサンドリアは、正義の味方じゃないよ。他の国に比べれば、確かに大きな力はあるけど、それは自分の国や権利を守るためのもの。あくまでも防衛にのみ使用することで、アレキサンドリアはその力の所持を周辺国も認めているんだよ。
レギニータ個人の正義のために、この艦を、アレキサンドリアの国民全てを巻き込むわけにはいかないよ」
現段階では、アルムニュール国とアレキサンドリア共和国は、貿易相手国というだけで、不可侵条約や友好条約を結んでいるわけではありません。
レギニータ個人も、アルムニュール国の代表として救いを求めているわけではないのです。僕個人としては、レギニータの気持ちもわかりますが、だからと言って僕の一存でエリクシアとの戦争を再開するような事を行う訳にはいきません。
「それに、助けてもらったとして、君たちはどうするの? 成功すれば『よかったよかった』と言って喜ぶだけ?
戦う以上アレキサンドリア側にも被害はでるよ? 失われた機材や資産、そして怪我や死んだ人達の保証は君がしてくれるとでもいうの?」
勇者や英雄は素晴らしい人格者なのでしょう。でも、それは物語の中の話で、味方に大した被害も出ないから言えることです。戦いの中で仲間が失われた時、彼らは気安くお願いを引き受けたことを後悔するのではないでしょうか?
そして、依頼やお願いをした人たちは、『彼らは本当の勇者ではなかった』とか言い出しませんか? 勝って当たり前、得るものは尊敬や憧れだけ。負ければ、さげすまれ冷たくされます。
「勝手にアレキサンドリアがやっつけてくれた。次も何かがあれば、アレキサンドリアがやっつけてくれるだろうといって、自分たちが努力をせずに終わることは無い?
新たな海賊が襲ってきた時に、アレキサンドリアが動かなければ、君たちは海賊達よりもアレキサンドリアを憎むよね?
海賊の討伐に失敗して海賊が報復としてこの国を襲えば、『アレキサンドリアが余計な手出しをしたから、余計ひどくなった。あいつらのせいだ』ってならないと言えるの?」
レギニータは唇をかんで黙っています。彼女も頭が悪いわけではありませんからね。成功すれば感謝はするけど、国として報酬を出すわけもありません。当然失敗すれば、アレキサンドリアの船が、正義の味方面して勝手にやったことと、自国の人々が判断することはわかるでしょう。
アレキサンドリアの周辺でも、圧政に苦しめられた国民が、決起して独立を果たした国はありません。エリクシアの圧政に苦しめられている属州は多くありますが、いまだに独立した国はないのです。自分たちの力で、独立を勝ち取った国は無いのです。
自分たちで守ることができなければ、国は失われるのです。普通の戦争は、軍と軍の戦いで勝敗が決まり、国民は戦勝国の国民になることが一般的です。国民からすれば、領主・国王が変わるだけで、戦場となった場所以外は生活に変わりはないのが普通なのです。
しかし、エリクシアは異なる占領政策をしたのです。そう、敗戦国の国民を奴隷として、自国民に隷属させたのです。そして豊かな土地はエリクシアからやってきた貴族と国民に奪われ、民族は方々に散らされ消滅していくことになります。
現在のアルムニュール国は、その一歩手前。海賊による略奪と奴隷として収奪されています。この後、エリクシア本国から兵が投入され、アルムニュール国は消滅するでしょう。そして、国軍が投入される名目は、恐らく海賊退治であることは明白です。ここでも、エリクシアによる自作自演ですが、国連などが有る訳でもないですからね。他国からすれば、聞いたことが無い国が消滅しただけです。
それが分かっているのでしょう。言葉を発しないレギニータに、僕は言いました。
「海賊がいると知っていて、本艦を危険にさらしたことに関しては、相応の罰を与えないといけません。
レギニータ、君はどうします。君はアレキサンドリアの軍人ではありませんが、艦に戻るのであれば、アレキサンドリアの軍人に準じた罰を受けてもらいます。下艦すれば軍規で処罰する気もありません。何処にでも行ってくれて構いませんが、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】には経緯を報告させてもらいます」
レギニータは自分で人魚族との取成しをするために乗り込んできたのですから、彼女がその役を放棄するのであれば、乗艦してもらうわけにはいきません。
また、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】に戻っても、良くて放校処分でしょう。アレキサンドリアとの信頼関係に基づいて作った都市と学院です。それに害をなした人物をかばうことはしないでしょう。
「戻ったとしても、厳しい罰があるんじゃないんですの?」
「今回の件でのレギニータ本人の処罰は、僕一人では決められません。
ただし、戻ろうが戻るまいが、イリス衛生班長とカレン衛生副班長は、処分を受けてもらいます。仮とは言え、部下の不始末ですから、僕がかばうことはできないんですよ」
僕の言葉に、自分の行動が誰に迷惑をかけるかに思い至ったのでしょう。青ざめた顔をして震えます。
口には出しませんが、二人の処罰はレギニータが戻らなければ重くなります。部下が利敵行為を図り脱走したとなれば、レギニータが正規の軍人でないとはいえ、責任の所在を明確にしなければいけません。
これは、アレキサンドリアに戻れば、僕とオスカー副長も同様に、軍や委員会で処罰が検討されるでしょうから、変わりません。むしろ、アレキサンドリアに戻ってから彼女たちに、処罰が下らないようにするためにも、僕とオスカー副長で処罰をする必要があるのです。
「……艦に戻ります……」
やがて、レギニータはそう言いました。僕はほっとため息をつきました。
「了解しました。申し訳ないけど、朝までレギニータには懲罰房に入ってもらいます。自由はないけど、居住性は良いはずだから、ゆっくり眠っておいてください」
僕は続きの言葉を口には出しませんでした。
(何もなければ良いのですが、それを期待するには、彼らの存在がありますからね……)
僕はおびえてこちらを見ている、腕に大けがをしながらも生き残っている海賊たちを見てため息をついたのでした。
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