213 / 349
6.楽園での休日
1.加速していく……
しおりを挟む
『QA』の処女航海も無事終了しましたが、帰港した艦を待っていたのは、ドッグ入りでした。処女航海で問題のあった箇所の修繕や、破損個所の修復の為です。
被害体感システムも改修され、身体に反映される被害の上限が設定され、艦の被害によって僕自身が行動不能にならない程度に抑えられるようになりました。
その他にも、衝角攻撃時の破損個所の修復と、耐久力の向上や、ガラス部の防弾化なども施されています。
問題となっていた乗員不足に関しては、乗組員からの口コミ(二人部屋やトイレ・シャワーなど)が広がり、他の船からの転属希望も多く、問題無いように見えました。
しかし、もともと3隻で200名前後の規模の海軍ですので、『QA』ばかりに人を回すわけにもいきません。
各船のトイレなどは、ドッグ入りの際に改修することで、平等化を図る方向で軍部は動いており、『QA』に新たに乗組員を回す方向まではいかない予定です。
もともと、各船のドッグ入りしている期間を『QA』に肩代わりさせる運用予定でしたので、人員不足でも稼働できれば当面は問題ないという結論がだされてしまいました。
まあ、僕たちもずっと海上に出ているわけにもいかないので、3隻の海軍船にアレキサンドリアの海軍司令部に緊急連絡を入れる事が可能なシステムを装備し、問題海域に『QA』を派遣する方式で運用することが検討されているようです。
2月も末になると、『QA』も改修が終わりましたが、2つの理由で未だにドックに入渠したままです。
1つ目の理由は、海賊退治のうわさが広がり、下層街や開放都市に、各国から偵察に来たらしい人々が押し寄せた件です。
2つ目が同じ理由で、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】への入学を希望する人が、急に増えてしまった為に港に停泊させていると、乗船しようとする一般市民+密偵が後を絶たないと予測された為でした。
『QA』の入渠したドッグは滝の裏にありますので、下層街からは近寄れませんが、それでも夜間に泳いで近づく人が居たそうです。
滝つぼも深く危険なので、禁止が出ているにも関わらずの行為なので、ファロス島の基部で軍港と商港を分ける方向で都市計画をする案まで出ています。
実際、商港機能は開放都市建都の際に、大きな船溜まりをつくりましたので、そちらに移転するようです。
ですが、商会なども全てを移すと下層街で生活する人々の利便性が悪くなると話題になっているようですね。場合によっては、地上をはしる電車をつくる必要があるかもしれないとのことですね。
*****
「はぁい、クロエさん。しばらくぶりですが、お元気の様ですわね」
魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】へ、ユイとイリスさんの護衛(最近ではお供になってるような……)をして、帰る前に四季のチッタ・アペルタ店に立ち寄った時のお話です。
「あれっ? エリーゼさんじゃないですか。今日は飛空艇の便はないのに、ここに居て大丈夫なんですか」
北部エリクシアを統括する、クラウディウス公爵家の一人娘エリーゼさんが、有能な事を僕たちは知っていますが、その分自分が負った責務を知っている、貴族としての矜持をもった方だったはずです。容易く遊びにきて領地経営を放り出す方ではないはず……
「まさかとは思いますが、密偵ではありませんよね? 帝政エリクシア本国が、噂の真偽を知りたいと思うのは当然ですし」
ユイがそう言いますが、僕は思わず吹き出してしまいます。ユイやイリスさんが呆れた顔で僕を見ますが、ついつい本人の前で声を出して笑ってしまいます。
「あは、あはははは、無理だよ、ユイ。密偵として送るには、エリーゼさんじゃ目立ちすぎだし、あはは」
笑い続ける僕をみて、二人も納得しかけます。
「……さすがはユイさんですわね。クロエさんも私を馬鹿にしすぎですわ」
えっ、という事は、マジでスパイなんですか? 笑いをおさめてエリーゼさんの顔を見上げると、苦笑していますね。
「そうおっしゃるという事は、本気で密偵をしに来たんですの? ロンタノ辺境伯も密偵を街に入れるなんて、よく簡単に認めたものね」
イリスさんも苦笑しつつ、エリーゼさんをうながし四季の店内に入ります。女主人に軽く挨拶をすると、心得たレギニータの案内で店の奥の階段をあがり、3階の一室に入ります。
4人掛けのテーブル席は、解放都市の中央にある、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】を正面に見据え、オープンカフェからは、こちらの座席が見えないように配慮されています。ここなら、安全にお話できますね。
「それで、先ほどのお話は本当なのかしら?」
イリスさんの問いに、エリーゼさんは肩をすくめて答えてくれます。
「少なくても、オルティアはそのつもりですわね。ですが、わたくしは公的に認められた留学期間を楽しむつもりですわ」
ユイと僕は、エリーゼさんから出て来たオルティアとの、接近遭遇を思い出し、顔を見合わせます。
確かオルティアさんは、南部エリクシアを治めるレピドゥス公爵の娘さんだったはずですね。そして今の会話では、エリーゼさんに密偵を頼んだのは、オルティアさんという事ですね。
「……宜しいんですか? そんなことを私たちに話してしまって?」
ユイが質問しますが、エリーゼさんは気にしてないようですね。
「かまわないですわよ。あの方も私が秘密を探るようなことに向かない事は承知の上ですし。わたくしとしては、日頃頑張ってくれていた侍女たちにも、自由な時を過ごしてもらう事が目的ですもの」
エリーゼさんも大胆ですね。コリーヌさんの様に他国の貴族家の娘さんも、開放都市で暮らしていますが、エリーゼさんは帝政エリクシアの4公爵家の娘さんです。
そして、ここにはエリクシア東部属領などからやってきた、帝政エリクシアの被征服民もいるんですよ? 被征服民のいる街での高位貴族令嬢の単独行動なんて、普通はしませんよ。
まあ、あのロンタノ辺境伯が認めたという事は、なにかしら対策をとっているとは思いますが。
そんな事を考えていると、4人分のケーキと紅茶をもって、レギニータとコリーヌさんの二人がドアをノックして現れます。コリーヌさんも引き続きバイトを続けるようですね。
二人は僕たちの顔をみると、少し微笑みますが、見知らぬ人エリーゼさんの存在に、レギニータは多少気後れしているようです。確かに、エリーゼさんからは高貴なオーラというか、そういうものが発散されている気がするんですよね。二人が配膳を終わると、イリスさんが声をかけます。
「ちょうどよかったわ、レギニータにコリーヌさん。こちらのお嬢様はエリーゼ・クラウディウス嬢よ。帝政エリクシアからの密偵さんなので、気をつけてあげてね」
ちょっと、イリスさん、それを言いますか。案の定、二人は固まっていますよ。僕はエリーゼさんに気になっている事を確認します。
「エリーゼさん、オルティアさんは一体何を考えているんです? エリーゼさんが思った通り動くなんて考えてないんでしょう?」
僕の問いに、エリーゼさんは小首をかしげて考えますが、すぐに答えは出たようですね。
「彼女もわたくしが率先して機密を探るなんて思ってはいないでしょうね。ですが、わたくしがこちらで生活をして、見聞きするものの中に、帝政エリクシアにとって危険な存在と判断すれば、報告いたしますわ。
わたくしが危険と判断したものは、彼女にとってもそうでしょう。そして、それが最初に帝政エリクシアの障害となるものでしょうね」
エリーゼさんの言葉に、僕はうなづきつつも障害となるモノが想像できてしまうのでした。
被害体感システムも改修され、身体に反映される被害の上限が設定され、艦の被害によって僕自身が行動不能にならない程度に抑えられるようになりました。
その他にも、衝角攻撃時の破損個所の修復と、耐久力の向上や、ガラス部の防弾化なども施されています。
問題となっていた乗員不足に関しては、乗組員からの口コミ(二人部屋やトイレ・シャワーなど)が広がり、他の船からの転属希望も多く、問題無いように見えました。
しかし、もともと3隻で200名前後の規模の海軍ですので、『QA』ばかりに人を回すわけにもいきません。
各船のトイレなどは、ドッグ入りの際に改修することで、平等化を図る方向で軍部は動いており、『QA』に新たに乗組員を回す方向まではいかない予定です。
もともと、各船のドッグ入りしている期間を『QA』に肩代わりさせる運用予定でしたので、人員不足でも稼働できれば当面は問題ないという結論がだされてしまいました。
まあ、僕たちもずっと海上に出ているわけにもいかないので、3隻の海軍船にアレキサンドリアの海軍司令部に緊急連絡を入れる事が可能なシステムを装備し、問題海域に『QA』を派遣する方式で運用することが検討されているようです。
2月も末になると、『QA』も改修が終わりましたが、2つの理由で未だにドックに入渠したままです。
1つ目の理由は、海賊退治のうわさが広がり、下層街や開放都市に、各国から偵察に来たらしい人々が押し寄せた件です。
2つ目が同じ理由で、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】への入学を希望する人が、急に増えてしまった為に港に停泊させていると、乗船しようとする一般市民+密偵が後を絶たないと予測された為でした。
『QA』の入渠したドッグは滝の裏にありますので、下層街からは近寄れませんが、それでも夜間に泳いで近づく人が居たそうです。
滝つぼも深く危険なので、禁止が出ているにも関わらずの行為なので、ファロス島の基部で軍港と商港を分ける方向で都市計画をする案まで出ています。
実際、商港機能は開放都市建都の際に、大きな船溜まりをつくりましたので、そちらに移転するようです。
ですが、商会なども全てを移すと下層街で生活する人々の利便性が悪くなると話題になっているようですね。場合によっては、地上をはしる電車をつくる必要があるかもしれないとのことですね。
*****
「はぁい、クロエさん。しばらくぶりですが、お元気の様ですわね」
魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】へ、ユイとイリスさんの護衛(最近ではお供になってるような……)をして、帰る前に四季のチッタ・アペルタ店に立ち寄った時のお話です。
「あれっ? エリーゼさんじゃないですか。今日は飛空艇の便はないのに、ここに居て大丈夫なんですか」
北部エリクシアを統括する、クラウディウス公爵家の一人娘エリーゼさんが、有能な事を僕たちは知っていますが、その分自分が負った責務を知っている、貴族としての矜持をもった方だったはずです。容易く遊びにきて領地経営を放り出す方ではないはず……
「まさかとは思いますが、密偵ではありませんよね? 帝政エリクシア本国が、噂の真偽を知りたいと思うのは当然ですし」
ユイがそう言いますが、僕は思わず吹き出してしまいます。ユイやイリスさんが呆れた顔で僕を見ますが、ついつい本人の前で声を出して笑ってしまいます。
「あは、あはははは、無理だよ、ユイ。密偵として送るには、エリーゼさんじゃ目立ちすぎだし、あはは」
笑い続ける僕をみて、二人も納得しかけます。
「……さすがはユイさんですわね。クロエさんも私を馬鹿にしすぎですわ」
えっ、という事は、マジでスパイなんですか? 笑いをおさめてエリーゼさんの顔を見上げると、苦笑していますね。
「そうおっしゃるという事は、本気で密偵をしに来たんですの? ロンタノ辺境伯も密偵を街に入れるなんて、よく簡単に認めたものね」
イリスさんも苦笑しつつ、エリーゼさんをうながし四季の店内に入ります。女主人に軽く挨拶をすると、心得たレギニータの案内で店の奥の階段をあがり、3階の一室に入ります。
4人掛けのテーブル席は、解放都市の中央にある、魔術技術学院【スクオラ・ディ・テクノロジア(Scuola di tecnologia)】を正面に見据え、オープンカフェからは、こちらの座席が見えないように配慮されています。ここなら、安全にお話できますね。
「それで、先ほどのお話は本当なのかしら?」
イリスさんの問いに、エリーゼさんは肩をすくめて答えてくれます。
「少なくても、オルティアはそのつもりですわね。ですが、わたくしは公的に認められた留学期間を楽しむつもりですわ」
ユイと僕は、エリーゼさんから出て来たオルティアとの、接近遭遇を思い出し、顔を見合わせます。
確かオルティアさんは、南部エリクシアを治めるレピドゥス公爵の娘さんだったはずですね。そして今の会話では、エリーゼさんに密偵を頼んだのは、オルティアさんという事ですね。
「……宜しいんですか? そんなことを私たちに話してしまって?」
ユイが質問しますが、エリーゼさんは気にしてないようですね。
「かまわないですわよ。あの方も私が秘密を探るようなことに向かない事は承知の上ですし。わたくしとしては、日頃頑張ってくれていた侍女たちにも、自由な時を過ごしてもらう事が目的ですもの」
エリーゼさんも大胆ですね。コリーヌさんの様に他国の貴族家の娘さんも、開放都市で暮らしていますが、エリーゼさんは帝政エリクシアの4公爵家の娘さんです。
そして、ここにはエリクシア東部属領などからやってきた、帝政エリクシアの被征服民もいるんですよ? 被征服民のいる街での高位貴族令嬢の単独行動なんて、普通はしませんよ。
まあ、あのロンタノ辺境伯が認めたという事は、なにかしら対策をとっているとは思いますが。
そんな事を考えていると、4人分のケーキと紅茶をもって、レギニータとコリーヌさんの二人がドアをノックして現れます。コリーヌさんも引き続きバイトを続けるようですね。
二人は僕たちの顔をみると、少し微笑みますが、見知らぬ人エリーゼさんの存在に、レギニータは多少気後れしているようです。確かに、エリーゼさんからは高貴なオーラというか、そういうものが発散されている気がするんですよね。二人が配膳を終わると、イリスさんが声をかけます。
「ちょうどよかったわ、レギニータにコリーヌさん。こちらのお嬢様はエリーゼ・クラウディウス嬢よ。帝政エリクシアからの密偵さんなので、気をつけてあげてね」
ちょっと、イリスさん、それを言いますか。案の定、二人は固まっていますよ。僕はエリーゼさんに気になっている事を確認します。
「エリーゼさん、オルティアさんは一体何を考えているんです? エリーゼさんが思った通り動くなんて考えてないんでしょう?」
僕の問いに、エリーゼさんは小首をかしげて考えますが、すぐに答えは出たようですね。
「彼女もわたくしが率先して機密を探るなんて思ってはいないでしょうね。ですが、わたくしがこちらで生活をして、見聞きするものの中に、帝政エリクシアにとって危険な存在と判断すれば、報告いたしますわ。
わたくしが危険と判断したものは、彼女にとってもそうでしょう。そして、それが最初に帝政エリクシアの障害となるものでしょうね」
エリーゼさんの言葉に、僕はうなづきつつも障害となるモノが想像できてしまうのでした。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる