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7.女王の奏でるラプソディー
63.限界を迎えた……
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遼寧からかろうじて四十八時間の休暇内に戻ってきた僕達を待っていたのは、ワイアット航空指令とハリー航海長の二人でした。
不在の間の状況を確認すると、特に大きな問題はなかったとのことですが、冒険者ギルド側から多少話があるらしいと伝えられます。
「ふぅん、何か見つかって、滞在期間を延ばしてほしいのでしょうかね。まあ、それは明日で問題ないでしょう。
明日からの予定ですが、とりあえず通常勤務体制のまま、あと二日ほどこの場に停泊します。理由は明日の士官会議で説明しますので、今日はゆっくり休んでください」
ワイアットもハリーもとりあえず納得してくれたようで、敬礼をしてそれぞれの部屋へと戻っていきました。
脳筋お姉さんはイリスさんに任せたので、今頃はカレンさんによって専用の病室に入れられている頃でしょう。
「そうそうクロエ、少しお願いがあるんだけど……」
珍しく言いにくそうなイリスさんの発言に、僕は首をかしげます。
「ん? イリスさんからお願いなんて珍しいですね。まぁ、僕にできることで、人体実験のサンプルになれということ以外なら、ある程度協力はしますよ?」
「ここじゃなんだから、あなたの部屋に行きましょうよ」
イリスさんに促され、僕たちは艦橋を後にします。通常勤務体制に移る前ですが、周辺警戒の当直士官はまだ起きていますしね。
イリスさんの後ろにはユイもついてきていますし、二人が僕に用事があるというのは珍しいですね。
僕の自室にはいると、二人にはベッドに座ってもらって話を聞いてみます。
「で、お願いというのは?」
再び首をかしげる僕の前に、イリスさんはアスクレビオス、ユイは対極六十四卦球を収納空間から顕現させました。
「鑑定してみればわかるわよ」
イリスさんがそういうので、改めて鑑定してみると……
【アスクレビオス・イリスEdition99】
・イリス・エアリー専用装備 癒しの効果を持つ魔杖
固有スキル
状態異常無効 :所持者への全ての状態異常を無効化する。
回復効果増加(極大) :所持者が使用する回復魔法の効果を100%増加する
魔力軽減(極大) :所持者の使用魔力の消耗量を二分の一とする
魔力回復(極大) :所持者の魔力回復量を20%/時とする
自動回復(大) :所持者の体力が減少した場合、継続回復魔法が使用
聖壁 :所持者を守る聖なる壁を常時展開
物理攻撃50%カット 20%反射
魔法攻撃50%カット 30%反射
……なに、このぶっ壊れ性能……しかも、Edition99って杖の成長限界じゃないですか。いったい何をすればこんな事になるんでしょう?
これだとアスクレビオスを持ち出した途端、一撃死しない限り化け物じみた回復量を誇るチートヒーラーですよ。イリスさんといれば、死ぬことすらできないんじゃないでしょうか。
イリスさん本人に対しても、物理・魔法の攻撃は半減する上に、20~30%は反射されてしまいます。魔法攻撃では、通常の五分の一しかダメージが与えられず、本人には継続回復魔法がかかりますから、ぶっちゃけ下手な壁役はいりませんね……
もしかすると、ユイも同じなんでしょうかね…… ユイが専用魔道具持っている期間は、イリスさんよりずっと短いはずなんですが……
【対極六十四卦球・ユイEdition99】
・ルゥオ・ユイ専用装備 呪符発行機能付き対極盤
固有スキル
ヘイスト(極大) :所持者の思考・反射速度の増速
魔力軽減(極大) :所持者の使用魔力の消耗量を二分の一とする
魔力回復(極大) :所持者の魔力回復量を20%/時とする
式四連使役(最大) :式を四体まで同時使役可
符の効果増加(極大) :使用した符の効果と効果時間を100%増加する
連壁双牙 :所持者を守る障壁を常時展開
物理攻撃40%カット 50%反射
魔法攻撃30%カット 40%反射
おおぅ、こっちも壊れてますね…………本人に対する防御は落ちますが、反射率が高い。しかも思考と反射速度にヘイストがかかっていますから、ある意味回避盾のようなものですね。そして、式を四体同時使役できるので、思考の加速も含めて回復・攻撃・防御と式を使い分けることができ、こちらも鉄壁でしょう。
「……これだと二人とも、攻撃能力を除くと万能なんじゃ…… それに、良い事で問題があるように思えないのですが?」
回復役や支援役としては十分な能力に思えますが、なにも問題が無ければお願いとは言わないでしょう。魔道具としても、損傷もないようですしね。
「「攻撃能力がないわ(んです)!」」
あ~、イリスさんは前から自分は守られてばかりで何もできないと言ってましたしね。魔力の回復が常時20%あるのであれば、攻撃しても回復役ができますよね。しかも、消費魔力二分の一で、効果が倍ということは、単純計算で四分の一の魔力で今までと同じ回復効果が出る訳です。
「死者蘇生ができないだけで、MMOのヒーラーならトップを張れますからね~ これなら、ヒーラーの攻撃参加もしたくなりますか……
でも、ユイは攻撃系の符を使えば、十分攻撃参加できますよね?」
ユイの符の中には、六属性の範囲攻撃と単体攻撃が可能な符があります。効果も倍加してますから、それなりの火力がありますし、相手へのデバフと合わせれば、結構なダメージを与えられるはずです。
「呪符での攻撃はタイムラグがありますし、物理攻撃にしても魔法攻撃にしても、現状の攻撃能力ではレイスやリッチと戦う場合には不足なんです」
あ~、式も土鬼以外は魔法攻撃扱いですし、土鬼はどちらかというとユイ自身への攻撃を受ける壁役なので、遠距離攻撃手段が乏しいんですよね。
イリスさんも魔法属性は白ですから、一般的な攻撃魔法は使えるけど効率は良くありません。そうなると、聖属性魔法がイリスさんには適正ですし、ユイは無属性の攻撃魔法が欲しいのかなぁ
「いずれにしても、固有魔道具が成長限界を迎えてしまったのでは、ここが私達の成長限界になってしまいますわ。
私達は、もっともっと上にいかねばならないんですの。貴女と肩を並べて戦うにはね」
「その為にクロエさんには、今の魔道具をベースに新しい魔道具の制作をお願いしたいのです。
基本的な仕様は現状の能力を引き継ぐことと、攻撃魔法の能力を追加していただけること。使用開始後に、新たな成長によって現状の能力が担保されるのであれば、一時的な性能の低下は構わないと思います」
イリスさんとユイが簡単に言いますが、性能維持の上で機能追加ですか……
「ついでに水中戦闘や対空戦闘が可能にしてくれても構わないわよ? 今後を考えれば、戦闘フィールドを選ばずに戦えることが望ましいみたいだし?」
「……まさか、自分たちも飛びたいなんて言うんじゃないですよね……?」
飛行魔法は必ずタイムリミットがあります。移動で使うならまだしも、戦闘中に地上に降りるようなまねをすれば攻撃の良い的ですし、タイムリミットを超えれば、待っているのは墜落死です。
魔力量が毎時20%の回復効果がついているとはいえ、毎分の回復量は0.0033%程度。戦闘で飛行魔法を使用するなら、飛行魔法に使う魔力は二人の総魔力の0.001%に抑えないと無理でしょうね……
「むぅ、とりあえず考えては見るよ……基本構想ができたら改めて魔道具は預からせてもらうね」
そういって、僕は二人にアスクレビオスと対極六十四卦球を返します。さすがに今は帰艦したばかりで疲れていますからね。二人は納得した様子で自室へと帰っていきましたが、戻り際の表情では、そんなに長時間待つつもりもないようですね……
不在の間の状況を確認すると、特に大きな問題はなかったとのことですが、冒険者ギルド側から多少話があるらしいと伝えられます。
「ふぅん、何か見つかって、滞在期間を延ばしてほしいのでしょうかね。まあ、それは明日で問題ないでしょう。
明日からの予定ですが、とりあえず通常勤務体制のまま、あと二日ほどこの場に停泊します。理由は明日の士官会議で説明しますので、今日はゆっくり休んでください」
ワイアットもハリーもとりあえず納得してくれたようで、敬礼をしてそれぞれの部屋へと戻っていきました。
脳筋お姉さんはイリスさんに任せたので、今頃はカレンさんによって専用の病室に入れられている頃でしょう。
「そうそうクロエ、少しお願いがあるんだけど……」
珍しく言いにくそうなイリスさんの発言に、僕は首をかしげます。
「ん? イリスさんからお願いなんて珍しいですね。まぁ、僕にできることで、人体実験のサンプルになれということ以外なら、ある程度協力はしますよ?」
「ここじゃなんだから、あなたの部屋に行きましょうよ」
イリスさんに促され、僕たちは艦橋を後にします。通常勤務体制に移る前ですが、周辺警戒の当直士官はまだ起きていますしね。
イリスさんの後ろにはユイもついてきていますし、二人が僕に用事があるというのは珍しいですね。
僕の自室にはいると、二人にはベッドに座ってもらって話を聞いてみます。
「で、お願いというのは?」
再び首をかしげる僕の前に、イリスさんはアスクレビオス、ユイは対極六十四卦球を収納空間から顕現させました。
「鑑定してみればわかるわよ」
イリスさんがそういうので、改めて鑑定してみると……
【アスクレビオス・イリスEdition99】
・イリス・エアリー専用装備 癒しの効果を持つ魔杖
固有スキル
状態異常無効 :所持者への全ての状態異常を無効化する。
回復効果増加(極大) :所持者が使用する回復魔法の効果を100%増加する
魔力軽減(極大) :所持者の使用魔力の消耗量を二分の一とする
魔力回復(極大) :所持者の魔力回復量を20%/時とする
自動回復(大) :所持者の体力が減少した場合、継続回復魔法が使用
聖壁 :所持者を守る聖なる壁を常時展開
物理攻撃50%カット 20%反射
魔法攻撃50%カット 30%反射
……なに、このぶっ壊れ性能……しかも、Edition99って杖の成長限界じゃないですか。いったい何をすればこんな事になるんでしょう?
これだとアスクレビオスを持ち出した途端、一撃死しない限り化け物じみた回復量を誇るチートヒーラーですよ。イリスさんといれば、死ぬことすらできないんじゃないでしょうか。
イリスさん本人に対しても、物理・魔法の攻撃は半減する上に、20~30%は反射されてしまいます。魔法攻撃では、通常の五分の一しかダメージが与えられず、本人には継続回復魔法がかかりますから、ぶっちゃけ下手な壁役はいりませんね……
もしかすると、ユイも同じなんでしょうかね…… ユイが専用魔道具持っている期間は、イリスさんよりずっと短いはずなんですが……
【対極六十四卦球・ユイEdition99】
・ルゥオ・ユイ専用装備 呪符発行機能付き対極盤
固有スキル
ヘイスト(極大) :所持者の思考・反射速度の増速
魔力軽減(極大) :所持者の使用魔力の消耗量を二分の一とする
魔力回復(極大) :所持者の魔力回復量を20%/時とする
式四連使役(最大) :式を四体まで同時使役可
符の効果増加(極大) :使用した符の効果と効果時間を100%増加する
連壁双牙 :所持者を守る障壁を常時展開
物理攻撃40%カット 50%反射
魔法攻撃30%カット 40%反射
おおぅ、こっちも壊れてますね…………本人に対する防御は落ちますが、反射率が高い。しかも思考と反射速度にヘイストがかかっていますから、ある意味回避盾のようなものですね。そして、式を四体同時使役できるので、思考の加速も含めて回復・攻撃・防御と式を使い分けることができ、こちらも鉄壁でしょう。
「……これだと二人とも、攻撃能力を除くと万能なんじゃ…… それに、良い事で問題があるように思えないのですが?」
回復役や支援役としては十分な能力に思えますが、なにも問題が無ければお願いとは言わないでしょう。魔道具としても、損傷もないようですしね。
「「攻撃能力がないわ(んです)!」」
あ~、イリスさんは前から自分は守られてばかりで何もできないと言ってましたしね。魔力の回復が常時20%あるのであれば、攻撃しても回復役ができますよね。しかも、消費魔力二分の一で、効果が倍ということは、単純計算で四分の一の魔力で今までと同じ回復効果が出る訳です。
「死者蘇生ができないだけで、MMOのヒーラーならトップを張れますからね~ これなら、ヒーラーの攻撃参加もしたくなりますか……
でも、ユイは攻撃系の符を使えば、十分攻撃参加できますよね?」
ユイの符の中には、六属性の範囲攻撃と単体攻撃が可能な符があります。効果も倍加してますから、それなりの火力がありますし、相手へのデバフと合わせれば、結構なダメージを与えられるはずです。
「呪符での攻撃はタイムラグがありますし、物理攻撃にしても魔法攻撃にしても、現状の攻撃能力ではレイスやリッチと戦う場合には不足なんです」
あ~、式も土鬼以外は魔法攻撃扱いですし、土鬼はどちらかというとユイ自身への攻撃を受ける壁役なので、遠距離攻撃手段が乏しいんですよね。
イリスさんも魔法属性は白ですから、一般的な攻撃魔法は使えるけど効率は良くありません。そうなると、聖属性魔法がイリスさんには適正ですし、ユイは無属性の攻撃魔法が欲しいのかなぁ
「いずれにしても、固有魔道具が成長限界を迎えてしまったのでは、ここが私達の成長限界になってしまいますわ。
私達は、もっともっと上にいかねばならないんですの。貴女と肩を並べて戦うにはね」
「その為にクロエさんには、今の魔道具をベースに新しい魔道具の制作をお願いしたいのです。
基本的な仕様は現状の能力を引き継ぐことと、攻撃魔法の能力を追加していただけること。使用開始後に、新たな成長によって現状の能力が担保されるのであれば、一時的な性能の低下は構わないと思います」
イリスさんとユイが簡単に言いますが、性能維持の上で機能追加ですか……
「ついでに水中戦闘や対空戦闘が可能にしてくれても構わないわよ? 今後を考えれば、戦闘フィールドを選ばずに戦えることが望ましいみたいだし?」
「……まさか、自分たちも飛びたいなんて言うんじゃないですよね……?」
飛行魔法は必ずタイムリミットがあります。移動で使うならまだしも、戦闘中に地上に降りるようなまねをすれば攻撃の良い的ですし、タイムリミットを超えれば、待っているのは墜落死です。
魔力量が毎時20%の回復効果がついているとはいえ、毎分の回復量は0.0033%程度。戦闘で飛行魔法を使用するなら、飛行魔法に使う魔力は二人の総魔力の0.001%に抑えないと無理でしょうね……
「むぅ、とりあえず考えては見るよ……基本構想ができたら改めて魔道具は預からせてもらうね」
そういって、僕は二人にアスクレビオスと対極六十四卦球を返します。さすがに今は帰艦したばかりで疲れていますからね。二人は納得した様子で自室へと帰っていきましたが、戻り際の表情では、そんなに長時間待つつもりもないようですね……
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