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第一章 婚約者破棄
第8話
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あぁ~自分の愚かさを親にひけらかした王子のなんと情けないことでしょうか。
「ええ!そうです! 私はこのルルベルと、一生涯共に過ごす覚悟です!彼女聖女なのです。これで王家も安泰でしょう」と宣った。
国王陛下や王妃の目の前で。
そして、その宣言を聞いた聖女ルルベルが喜び王子に抱きついた。
「きゃー嬉しいわ!王子様♡」
王子と聖女が抱きつく姿を見る陛下と王妃は、呆れて頭を振って溜め息をついてます。(賭けには勝ったけど。居たたまれない)
お二方…お気の毒様です。
私も、この光景を見てもう知りません。お好きにどうぞと言う感じですわね。
しかしよくもまぁ~、浮気相手を堂々と卒業パーティー会場迄連れて来たものよね。自分達以外の卒業生や学園の関係者の居る前で、二人でじゃれつくなんて事をする気持ちが分からない。何処でもいちゃつけば良いって物では無いのよ?
…ほんとにこの王子様は、残念としか言いようがありません。
三文芝居もここまで来ると見てられないわね。
すると王妃様がお声を上げて王子殿下を非難し出したわ。
知っててもやっぱりショックなのかしらね。
だけれど…おや?
私はこの後どうしたらいいのかしら?
……帰りたい。
だけれど、この三文芝居をずっと見てないと駄目なのかしら?
三文払うのも勿体ないわよ。(笑)
「まぁ~なんてはしたない子供なのかしら? シェルちゃんと云う、婚約者が居るのに。浮気した挙げ句に、浮気相手の方が本当の伴侶だなんて。そんな事がよくも言えたわね! 陛下!やっぱりこの子要らないわ。顔だけは良くて、可愛がっていたけれど……。わたくし、ガラルドがシェルちゃんと結婚しないなら…ガラルドはそうねぇ……考えるわ」
「は、母上!要らない? 考えるとは?」
「あら、考えるは考えるよ?」
なんてお妃様に言われて、ショックを受けてるわ……ウフフ。
なんか~面白いぞ。
「まぁ、妃よそう言うな? ここは学生達の祝いの場だ。それを汚したのはこの愚かな者共だ!即刻引っ捕らえないと為らんぞ!」
「そんな父上! 私は真実の愛を見つけて……。それより母上、私の顔だけとは?」
おお!ショックから立ち直ったわ。
…流石メンタルは強いのね?
幼い頃から我が儘で乱暴者で、粗忽者だったから。
まぁ、こうなる展開も知ってたけれど。
「そうよ、顔だけなんて!いくら親だからって、王子様を馬鹿にしたら駄目なのよ? それに私は聖女なのよ? 貴方達より偉いのよ? 知らないのかしら、フフフ」
「ル!ルルベル。お前それは……」
「「………」」
ガヤガヤと会場が騒がしくなり、その中でこんな「がや」の声が聞こえて来たわ。
フフフほんとに面白いわね。
【なにあれ?】
【国王陛下より偉いって……】
【聖女って陛下より偉い?】
【無礼にもほどがあるだろ!】
【不敬だ!即刻捕らえるべきでは?】
【そうだわ!王子殿下は騙されてるのよ!】
【それに見て!あの貧相なドレス。しかも全然可愛くないのね? あれなら私のほうが…】
【それに見た? さっき、シェル様の怪我も直せなかったのでしょ?】と、ざわざわするモブ達のガヤ。
……フフフ実に面白いわ。
すると、その声を聞いた殿下が大声を上げてモブ達に怒鳴る。
「だ、誰だ!私の妃を馬鹿にした者は!ここに出てこい!そして、私の妃に詫びろ」
あらら、切れて叫び出したわね。
ああ~あ、最悪な卒業パーティーに為っちゃったわね?
ま、最初から分かっては居たけど。
それに……王子に付いてた虫達は、もう何処かに逃げたわ。フフフ逃げ足の早い事ですわ。
あの者達は、外で捕まってるのかしらね面が割れてるしねぇ…。
あいつら後で覚えてなさいよ!
特にグロース!あの方は卒業と同時に騎士団に入隊の筈。
まあ、それも入隊出来るかは知らないけれどね。
陛下は怖い人だもの。
それは王妃様もだけれど。
 ̄ ̄ ̄ ̄
すみません長くなりそうなのでここで一旦切ります。
次でこの章は終わるかと。
多分。
お気に入り登録ありがとうございます。
作者はそれを糧に物語が書けますのでよろしくお願いいたします。
感謝。
「ええ!そうです! 私はこのルルベルと、一生涯共に過ごす覚悟です!彼女聖女なのです。これで王家も安泰でしょう」と宣った。
国王陛下や王妃の目の前で。
そして、その宣言を聞いた聖女ルルベルが喜び王子に抱きついた。
「きゃー嬉しいわ!王子様♡」
王子と聖女が抱きつく姿を見る陛下と王妃は、呆れて頭を振って溜め息をついてます。(賭けには勝ったけど。居たたまれない)
お二方…お気の毒様です。
私も、この光景を見てもう知りません。お好きにどうぞと言う感じですわね。
しかしよくもまぁ~、浮気相手を堂々と卒業パーティー会場迄連れて来たものよね。自分達以外の卒業生や学園の関係者の居る前で、二人でじゃれつくなんて事をする気持ちが分からない。何処でもいちゃつけば良いって物では無いのよ?
…ほんとにこの王子様は、残念としか言いようがありません。
三文芝居もここまで来ると見てられないわね。
すると王妃様がお声を上げて王子殿下を非難し出したわ。
知っててもやっぱりショックなのかしらね。
だけれど…おや?
私はこの後どうしたらいいのかしら?
……帰りたい。
だけれど、この三文芝居をずっと見てないと駄目なのかしら?
三文払うのも勿体ないわよ。(笑)
「まぁ~なんてはしたない子供なのかしら? シェルちゃんと云う、婚約者が居るのに。浮気した挙げ句に、浮気相手の方が本当の伴侶だなんて。そんな事がよくも言えたわね! 陛下!やっぱりこの子要らないわ。顔だけは良くて、可愛がっていたけれど……。わたくし、ガラルドがシェルちゃんと結婚しないなら…ガラルドはそうねぇ……考えるわ」
「は、母上!要らない? 考えるとは?」
「あら、考えるは考えるよ?」
なんてお妃様に言われて、ショックを受けてるわ……ウフフ。
なんか~面白いぞ。
「まぁ、妃よそう言うな? ここは学生達の祝いの場だ。それを汚したのはこの愚かな者共だ!即刻引っ捕らえないと為らんぞ!」
「そんな父上! 私は真実の愛を見つけて……。それより母上、私の顔だけとは?」
おお!ショックから立ち直ったわ。
…流石メンタルは強いのね?
幼い頃から我が儘で乱暴者で、粗忽者だったから。
まぁ、こうなる展開も知ってたけれど。
「そうよ、顔だけなんて!いくら親だからって、王子様を馬鹿にしたら駄目なのよ? それに私は聖女なのよ? 貴方達より偉いのよ? 知らないのかしら、フフフ」
「ル!ルルベル。お前それは……」
「「………」」
ガヤガヤと会場が騒がしくなり、その中でこんな「がや」の声が聞こえて来たわ。
フフフほんとに面白いわね。
【なにあれ?】
【国王陛下より偉いって……】
【聖女って陛下より偉い?】
【無礼にもほどがあるだろ!】
【不敬だ!即刻捕らえるべきでは?】
【そうだわ!王子殿下は騙されてるのよ!】
【それに見て!あの貧相なドレス。しかも全然可愛くないのね? あれなら私のほうが…】
【それに見た? さっき、シェル様の怪我も直せなかったのでしょ?】と、ざわざわするモブ達のガヤ。
……フフフ実に面白いわ。
すると、その声を聞いた殿下が大声を上げてモブ達に怒鳴る。
「だ、誰だ!私の妃を馬鹿にした者は!ここに出てこい!そして、私の妃に詫びろ」
あらら、切れて叫び出したわね。
ああ~あ、最悪な卒業パーティーに為っちゃったわね?
ま、最初から分かっては居たけど。
それに……王子に付いてた虫達は、もう何処かに逃げたわ。フフフ逃げ足の早い事ですわ。
あの者達は、外で捕まってるのかしらね面が割れてるしねぇ…。
あいつら後で覚えてなさいよ!
特にグロース!あの方は卒業と同時に騎士団に入隊の筈。
まあ、それも入隊出来るかは知らないけれどね。
陛下は怖い人だもの。
それは王妃様もだけれど。
 ̄ ̄ ̄ ̄
すみません長くなりそうなのでここで一旦切ります。
次でこの章は終わるかと。
多分。
お気に入り登録ありがとうございます。
作者はそれを糧に物語が書けますのでよろしくお願いいたします。
感謝。
応援ありがとうございます!
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