婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね

いくみ

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第13章

第50話 選ばれた騎士達 3

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#セルバス視点。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 私の名前は、セルバス・ネルマス。
 伯爵家の次男よ今は縁を切ったけれどな。

 別にそれがどうしたと言われれば。
 まあそうだな、で終わる話しだが…なにか?
 家も爵位も兄が継ぐし私には関係ない事だし。

 なんであたしが女言葉を話すのか?
 そんなの、決まってる。
 チャラチャラした、令嬢を避ける為だ。
 ただそれだけなのだが、最近は口癖に為りつつあるので気を付けるようにはしてるのだけど…出ちゃうのよねぇ……あ、ほらまただ。

 だが、この言葉遣いをしてると大抵の令嬢が避けていくから楽なのよ。

 それに俺には……まあ、いいそんなことは。

「おい、聞いたか?」
「え?何の話しかしら?」
「お前…いいかげんその言葉使い止めろよ!めんどくさいから!」
「ええ、いいだろこの方が楽なのよ?」
「……どっちかにしろよ!聞いてて不快だ!」
「あら、そう?それで何の話しよ?」
「お前は知らないのか?」
「だからな何の話かしら?」
「……パトリシア王女様が、護衛騎士を募集するそうだぞ?」
「はぁーーーーーー!なんだそれは!それは、本当か?」
「五月蝿いよ!セルバス!お前」
「煩くも為るわよ!あの、お嬢様が護衛を募集するなんて!ああ、神に感謝を!」

 手を組んで神に感謝を!良くやった!私の初恋!パトリシア様!と訳のわからない事を心に思うセルバスである。

「………お前、隠れ信者だったのか?」
「なによ、その変な呼び名は。王女様に失礼よ!」
「知らないのか?結構多いぜ、パトリシア様を崇めてる奴らが」
「き、きしょ!ああ、おかわいそうに!よし私が志願して、お嬢様を守って見せるわ!」
「お前は、その女の喋り方治したら案外行けるかもな?」
「あら、私はこれで行くわよ?その方が警戒されずに、済むかも知れないでしょ?フフフ」

 そして、志願してから直ぐに面接日となった。
 会場に顔を出すと見知った顔がちらほら…。

「あら、結構居るじゃない」

 早めに来て席を陣取り周りを見渡す俺だが…。
 これが隠れ信者達なのか?
 あ!あれは……堅物のガウェイン!フフフ席を探してる見たいだな?
 仕方ない声をかけるか。

「ガウェイン!こっちよ、良かったらこない?」

 さて、奴はくるか?

 ん?なんか嫌な顔してる…嫌ならこなくていぞ?
 と、思ったら来たよこいつ…。
 そして奴の顔を見て一言!物言いを付けた。

「嫌ねぇ~、そんなに嫌な顔をしなくても良いじゃない?ガウェイン」
「……顔は生まれつきだ」
「あら?そうだったわね。に、しても?あんたもあの募集に応募するの?」
「なんだ、意外か?」
「えぇ…とってもね?」
「そうか?俺はお前が、応募をする方が意外だが」
「あら?そうかしら…フフフ」
「あぁ、まあな……」

 ふぅ~ん、こいつも俺のライバルか……要注意だな。

 そうして暫く部屋で待つと、私とこの目の前のガウェインのほかに8人の騎士が一斉に呼ばれて、面接が始まり自己紹介をしてその日は部屋へ帰された………なんか変……。

 これで決まりとかあり得ない……。

 だが…流石俺のお姫様だな。
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