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第13章
第51話 選ばれた騎士達 4
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#セルバス副隊長視点。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次の日の昼に、また部屋に来いと呼び出されて居たので同じ部屋に向かい王女様の到着を待つ。
待っている間に選ばれた騎士達に話し掛けた。
「ねえ、あんた確か……あっ、そうだデルタスよね?」
「ああ、そうだが?貴殿は?」
「あら、私の事を覚えてないの?昨日自己紹介したわよ?」
「そうだったな、すまん昨日は緊張してて」
「あら、そんなに緊張してたの?」
「ああ、あんたは違うようだったが?度胸があるんだな?」
「まあ、ね……。ところで、何で応募したの?」
「それは、王女様があまりにも無防備であちこちへ行かれるからな。心配して……」
「それ、分かるわぁ~。王女様って目が離せないって言うか……?目を離したら何処かへ消えちゃいそうよね?」
「ああ、そうなんだよ。目が離せないし、離したくないと言うか……あ!わ、悪い不敬に当たるなこんな話は?」
おっ!こいつは良い奴だな。
相部屋に為ったら話が弾むかもしれないな?
さて、我らはいつまで待てば良いのやら。
それからさらにしばらく待つと、やっと王女様が現れる。
今日はアレク王子と執事のグレン殿か……。
まあ、お決まりの組み合わせだな。
部屋に全員が揃うと、すかさず執事殿から鍵を二本渡され誓約書為る物を一緒に渡された。
取りあえず誓約書に目を通した。
すると王女様が、その内容を読み上げてくれる親切さ!
ああ、神よね?私の王女様は。実に気が利いて居るじゃないか!
そして、その内容に同意し自分の名前を書き入れてると何やら騎士が一人ごねてるのかぁ……面倒よね?
鍵ごときで誓約書を作るってことは、それだけ大事な鍵と言う事を分からないのかしら?
あいつ馬鹿だわ!一緒に隊を組みたく無かったわ…無いわぁ~。
と思って会話を聞くけど、あいつは俺の敵に、決定!今後は王女様には必ず私がフォローするわ!これは決まりよ!
そう思ってペンを握りしめたら「パキッ」と音がして折れてしまったわ。
あらら結構お気に入りだったのに…。
そんなこんなで、あっという間に王女様の御屋敷付いてしまったわ。
なにここ?
それで私の部屋?鍵に番号…あるわね?
私の番号は2ね?
2号室の事よね、その部屋を渡された鍵で部屋に入ると……マジ?
なんだここは……あの兵舎の、狭い部屋の倍はあるじゃない!
がたいの良い私には、狭かったがここならのんびりゆっくり出来るじゃないか!
しかも一人部屋だと?どんな待遇なんだか。
部屋を確認したら王女様の元へ戻れと言われて戻る。けど一言言っても良いかしら?
これは夢だよな?!
それからまた驚かされたわよ!
なにあの使用人と騎士専用の一階の施設は!
温泉あるし!サウナあるし!
トイレが……性別不要の個室……?
ここは要らないだろ?!俺は男だ…。
あ、あら、この言葉遣いで誤解されたかしら?アハハ!不味い。
そして、今まで使っていた部屋から荷物を…要は引っ越しよ。それを行う為にまた最初に案内をされた(転送部屋といってたわね?)に戻ると、再三鍵を扉に掛けるように言われたので、王女様に確認したら…なんて返されたと思う?
「王女殿下…何をそんなに用心してるのかしら?」
「してるから、貴方方を私に付けてくれたのよ?お兄様達がね?だから、その護衛達が気を抜いてしまうと、私が危ない目に遇うかも知れない。だから注意を煩くしてるのよ。私も、口煩くはしたくないけれど…今はそうも行かなくて…」
「……分かったわ!他の騎士達にも煩く言って徹底させれば良いのね?」
「はい!そうしてください!」
「後から、私達にも説明はあるのよね?」
「ええ、それは必ず!」
「なら、気を付けるわ」
そう約束したのよ?
凄いわよね?私より10才は離れてるご令嬢の言う言葉かしら?
今までは、令嬢がまとわり付いて来ないように牽制の為に言葉遣いを女寄りにしてたが…。
ここでは普通でいいかもしれないな…。
それに俺は副隊長等と言う、大役を仰せつかってしまったからな!
これは……王女殿下の期待に応えなければ為らないな。
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次の日の昼に、また部屋に来いと呼び出されて居たので同じ部屋に向かい王女様の到着を待つ。
待っている間に選ばれた騎士達に話し掛けた。
「ねえ、あんた確か……あっ、そうだデルタスよね?」
「ああ、そうだが?貴殿は?」
「あら、私の事を覚えてないの?昨日自己紹介したわよ?」
「そうだったな、すまん昨日は緊張してて」
「あら、そんなに緊張してたの?」
「ああ、あんたは違うようだったが?度胸があるんだな?」
「まあ、ね……。ところで、何で応募したの?」
「それは、王女様があまりにも無防備であちこちへ行かれるからな。心配して……」
「それ、分かるわぁ~。王女様って目が離せないって言うか……?目を離したら何処かへ消えちゃいそうよね?」
「ああ、そうなんだよ。目が離せないし、離したくないと言うか……あ!わ、悪い不敬に当たるなこんな話は?」
おっ!こいつは良い奴だな。
相部屋に為ったら話が弾むかもしれないな?
さて、我らはいつまで待てば良いのやら。
それからさらにしばらく待つと、やっと王女様が現れる。
今日はアレク王子と執事のグレン殿か……。
まあ、お決まりの組み合わせだな。
部屋に全員が揃うと、すかさず執事殿から鍵を二本渡され誓約書為る物を一緒に渡された。
取りあえず誓約書に目を通した。
すると王女様が、その内容を読み上げてくれる親切さ!
ああ、神よね?私の王女様は。実に気が利いて居るじゃないか!
そして、その内容に同意し自分の名前を書き入れてると何やら騎士が一人ごねてるのかぁ……面倒よね?
鍵ごときで誓約書を作るってことは、それだけ大事な鍵と言う事を分からないのかしら?
あいつ馬鹿だわ!一緒に隊を組みたく無かったわ…無いわぁ~。
と思って会話を聞くけど、あいつは俺の敵に、決定!今後は王女様には必ず私がフォローするわ!これは決まりよ!
そう思ってペンを握りしめたら「パキッ」と音がして折れてしまったわ。
あらら結構お気に入りだったのに…。
そんなこんなで、あっという間に王女様の御屋敷付いてしまったわ。
なにここ?
それで私の部屋?鍵に番号…あるわね?
私の番号は2ね?
2号室の事よね、その部屋を渡された鍵で部屋に入ると……マジ?
なんだここは……あの兵舎の、狭い部屋の倍はあるじゃない!
がたいの良い私には、狭かったがここならのんびりゆっくり出来るじゃないか!
しかも一人部屋だと?どんな待遇なんだか。
部屋を確認したら王女様の元へ戻れと言われて戻る。けど一言言っても良いかしら?
これは夢だよな?!
それからまた驚かされたわよ!
なにあの使用人と騎士専用の一階の施設は!
温泉あるし!サウナあるし!
トイレが……性別不要の個室……?
ここは要らないだろ?!俺は男だ…。
あ、あら、この言葉遣いで誤解されたかしら?アハハ!不味い。
そして、今まで使っていた部屋から荷物を…要は引っ越しよ。それを行う為にまた最初に案内をされた(転送部屋といってたわね?)に戻ると、再三鍵を扉に掛けるように言われたので、王女様に確認したら…なんて返されたと思う?
「王女殿下…何をそんなに用心してるのかしら?」
「してるから、貴方方を私に付けてくれたのよ?お兄様達がね?だから、その護衛達が気を抜いてしまうと、私が危ない目に遇うかも知れない。だから注意を煩くしてるのよ。私も、口煩くはしたくないけれど…今はそうも行かなくて…」
「……分かったわ!他の騎士達にも煩く言って徹底させれば良いのね?」
「はい!そうしてください!」
「後から、私達にも説明はあるのよね?」
「ええ、それは必ず!」
「なら、気を付けるわ」
そう約束したのよ?
凄いわよね?私より10才は離れてるご令嬢の言う言葉かしら?
今までは、令嬢がまとわり付いて来ないように牽制の為に言葉遣いを女寄りにしてたが…。
ここでは普通でいいかもしれないな…。
それに俺は副隊長等と言う、大役を仰せつかってしまったからな!
これは……王女殿下の期待に応えなければ為らないな。
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