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第16章
第3話 本格的に…
しおりを挟むてっことで、取りあえず遣ることが大方決まり。それに向けて行動を開始するのですが…。
「お嬢?」
「何かしら、セルバス」
「ここはどうするのかしら?」
ここと言って地図に指を差し聞いてくる。
今はルース様や護衛の騎士全員と、グレンにウェルスと私の側はルトの達が居る。
うん。大所帯ですわね。
「ええと、ここの場所は屋敷の裏側だから殆んど手を付けないわよ?主に遣るのはそうねぇ~。先日手を入れた場所からしたの場所をお願いしたいわ。仕事は木々の間伐くらいと、ゴブや他の魔物が居ないか見回り位かしらね?」
「あら、屋敷の裏側に、それとこの山の頂上はいいのかしら?」
「ええ、裏側から上の頂上はもう済んでるわ」
「え!そうなのですか?」
「ええ、頂上は別に何もなかったし、そんなに危険は無かったわよ?」
「パトリシア様、そう言うことは、我々には先に」
「ごめんなさいね?バルデアにセルバスも」
「全く……もうお嬢は!勝手になんでも!で、後のこの下をさっきいった伐採に魔物の駆除なのかしら?」
「ええ、お願いするのはこの下からお願い出来ないかしら?」
そう屋敷から下の、いまだ魔物の駆除出来てない場所から王都に続く街道の整地がてらの木々の伐採をお願いしたいのよね。
「ふ~ん駆除と、間伐ねぇ~」
「あら、何かしらニルス?」
「いえ、特には…」
「なんか、我々の遣ることが多くないです?」
「そうだね、当初は護衛だけの仕事の筈だったしな」
そう漏らすのは、ニルス、サルマス、ゴードンの三人。ニルスの発言に眉をピクリとさせ、なにか?と聞くのはセルバスですわね。
ですがそうですわね…この方たちは私が移動する際の護衛職のみで採用したのだったわね…。
「ん~それでしたら、貴殿方はわたしの護衛だけで良いわよ?あなた方とは別に、数人の騎士を呼ぶ事にしましょう。そうね!お兄様にお願いするわ」
「そうだね。パトリシア。ニルスくん達は君の護衛だしね、義兄上に頼んでみようか?」
「ええ、そうしましょう」
ルイス様も賛成してくれるのですからそうしますわ。
「べ、別に我々は、そうは言ってませんよ!」
「あら?そう言う風に聞こえたわよ?ニルス達がそう思のうなら、討伐の仕事は外れて良いわよ?私はお嬢の側から離れないし、他の仕事も大抵はわたしや他の5人でこなせるし。それに、魔物の素材や肉は売れば報酬もあるし。あなた方はそうねぇ~このお屋敷で、ホワイちゃん達とお留守番してて頂戴」
まあ、そうですわね。
遣る気が無いなら、カイやホワイ達と遊んで貰っててもいいのだし。
「い、いえ、わたしは別には不服があって言ったわけではなく!」
「そ、そうですよ!わたしだって、魔物が売れるのですからら別に。ただ護衛の範囲と伐採がその……」
「わたしもそうですよ!ただ人数が少ないから手がどうしても……」
不服を言った騎士三人は、ホワイたちのお守りは嫌らしいわね。なんで、かしら?
「まあそうなの? なら、お嬢の指示に従うのね?わたしだって、このメンバーにまた人が入るのは嫌だものね」
「そうだな、そうなるとまた揉めるかもしれんな」
「……あら、人員補給はいらないの?ガウェイン?」
「ああ、そうですね。このメンバーで構いませんよ。それにこれ以上となると、パトリシア様や、ルイス様のご負担に成り兼ねないかもしれませんし」
まあそんなに負担ではないけれど…そうねぇ。
ルイスとわたしは顔を見合わせて笑ってしまう。
「ふふふ、でもね……」
「まあまあ、パトリシア。騎士の皆さんがそう言ってるなら、気にしないでおこうか?」
「そう?ならそうするけれど、やはり皆様の負担に為らないかしら?」
「あら、やだわ、負担なんて! 寧ろお嬢のご負担なのでは無いかしら? この地図に乗る街は殆どお嬢が造ると聞いてるわよ?」
ま、まあ、そうなんだけどね。
「なら、早速明日から始めるわ。まず最初は街道の整備からね?これには時間が掛かるかもしれないから宜しくね? それから…………」
こうして始まった街造り。
さて、私たちが住む屋敷から下へと繋ぐ道と街の開拓を開始する。更に王都都この街へと繋がる道の整備を始めますわ。
始に手掛けるのは、わたしの屋敷と街へと続く街道の整地と整備をする。
次に街を囲む外壁と万が一のための外堀を造った。この街には闘技場も作る予定なので、結構大きめの土地を広く整地したのよ。
そして、わたしの屋敷から王都へと繋がる街道は全て水捌けの良いアスファルトの様な使用にして道を造っていく。
ちゃんと歩道と車道を別けたわよ。
この街道には、魔物避けを施した街頭を等間隔で設置していく。これはちゃんと結界の機能も付いてるのよ。ふふふ、悪意避けを混ぜ込んだ結界石を街頭に嵌め込んでる。
それから予定では王都とわたしの街との間に宿場街を造るのよ。
ここは、アレクお兄様も観衆するらしく暫く手付かずにしてある。ただ土地だけを整地しただけで他は未だ手を着けてない。
そして、王都へと繋がる道は着工してから僅か約5日で道が完成した。
***
「はぁ~これでわたしの街と王都に往き来出来る道が繋がったわ……」
「お嬢様、お疲れさまでした……」
「お疲れグレン。ありがとう。それと、護衛してくれたみんなもねぇ~」
「ハハハ途中大変でしたねぇ~。久しぶりに野営しましたよ」
「そうねぇ?私も久しぶりだったわ。ルト達も警戒ありがとうね?」
《がんばったよ!ほめて》
『そうそう、ほめて』
「フフフありがとう。さて、皆さん一旦屋敷へ戻るわよ!」
「了解です!」
「戻ったら今度は街の中を造るわよ!」
「はぁ~了解ですよ」
そう、これからが大変なのよ!
それに一度城に出向き、お兄様と話をすればあの方達ですもの此方へ直ぐに押し寄せてると言うのよね。それと難民の状況も聞かないとならないしねぇ…はぁ~休む暇が無いわね…。
それは、お兄様達も一緒なのだろうけれど…。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
長らくお休みしてましたが。
これから、少しずつ掲載していきますので宜しくお願いします。
応援ありがとうございます!
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