母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ

文字の大きさ
5 / 235
第1章

第3話 野宿 改稿

しおりを挟む
 っと……よぉ~し角兎ゲット!
 
 これで今晩の飯は困らんぞ!ハハハ!
 ってか当分何も魔物を狩らなくても肉だけは困らんね。
 ここ数日移動しながら狩りと野宿をしながら移動しているカレスだ。
 そして、この日も適当な場所で野宿する場所を探して森の中を歩く。

 さて…次はどこで野宿しょうかねぇ?
 出来れば水が側に有ると楽なのだが…。
 
 森の中の水場を探して歩くが、未だ気に入った場所が見つからない。
 水を求めて、更に山の奥深くまで入り獣道をひたすら歩く。
 その間、邪魔な小枝や雑草を手持ちの剣を使い薙ぎ払いながら前にずんずん進む。

 ひたすら歩いてどんどん道のない道を進んで行く途中に、木の実や小さな魔物が現れる。(また魔物かぁ~木の実は要るけど、魔物は要らん。でも魔石は欲しいから…狩るか)
 木の実は収穫し、魔物は瞬殺してアイテムボックスに放り込み。
 またしばらく進むと目の前に大きな湖が広がる場所までたどり着いた。

「おお! ここは良いねぇ~体洗いたいしな。おしっ!行水するか…っとその前に………」

 この場所で休めるか確認だ。
 水辺の側に行って、水が飲めるか確認して…

「水は………ん……う、美味いぞ!(ここに決定で良いかな…待て未だ仮だぞ)」

 後は地面の泥濘具合を確認…して。
 うん!大丈夫そうだよと、安心すると回りをキョロキョロ見渡したら丁度いい木がある!

「おお!あそこにハンモック掛けれる。ちょうど良い、お誂え向きな木があるじゃんか!ラッキーなら、あそこが良いな!」 

 丁度良い高さと太さの木が数本……水辺より少し離れた場所にあったので、今日はここで野宿する場所と決める。
 そして、ベースを決めると野営の準備を始める。
 先ずは、ハンモックをっと………木に登ってロープで固定。
 反対側の木に登って、ハンモックの片方をロープで固定させてハンモックの中に入ってぶら下がって安全確認をする。 良いねぇ~高さもそんなに高くないし、ロープの固定もしっかり出来てる。 

「これで、寝床は完成っと後は…」 

 後は、体を洗いに行くぞ!石鹸は使えないがな。

 取り敢えず…全裸とは成らないでパイチになって、水の中にバシャバシャと水音を立てて水の中に入る。

「うぅぅぅ、つ、冷たいぃ~でも気持ちが良い………」

 水の中で暫く体の力を抜いてプカプカと浮かぶ………。
 うう!そろそろ体洗って上がるかな?   体が冷えてきた………風邪引く。
 そして、適当に髪と体を洗って水から出てドライで濡れた髪と身体を乾かす。
 オマケのグリーンも掛ける。
 何故なら石鹸とシャンプー使えないんだよ。自然破壊な気がするんだよ…気分的に。

「ふぅ~、さっぱりしたら腹へった!飯、飯!っと」

 ハンモックの側で、焚き火にするため小枝を積んでその小枝に向かって「ファイ!」と唱えると、枝に火が付くと「パチパチ」と乾いた木が燃えて煙が立ち上がる。

 そこに焼き網を設置して、水の入った鍋を置き水の中にコンソメと乾燥野菜と塩胡椒を少し入れてれてスープにする。

 「ふふん…良い出来だ。で、後はフライパンに肉を入れと!」

 ジュー!っと肉が焼ける音がする。
 そこに、塩と胡椒を振りかけてじっくり焼くとウサギのステーキの出来上がり。
 ボアの肉かブルの肉でも良いが今日はさっぱりな気分だ。

「おお!旨そうだよこれは! あとはパンを出して今晩の夕飯です!では頂きます。パクリ…モグモグ……ごっくん。…ふぅ~美味い幸せだ。だけど…なんか味気ないなぁ~。やっぱり醤油味に……あ!今からでも間に合う。味変すればいいか!」 

 小皿に焼き肉のタレを入れて、焼けた肉を付けて食べる!

「うん上手い!あぁ、俺って転生者の息子で(俺も転生者…ややこしい)良かった。   こんな何もない山で生きてけるのは、チートのお陰だよなぁ~!」

 ハハハ!俺を追い出した奴らめ!ざまぁ見ろ!

「あぁ、飯がうんまいぜぇ~!」
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?

名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」 「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」 「それは貴様が無能だからだ!」 「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」 「黙れ、とっととここから消えるがいい!」  それは突然の出来事だった。  SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。  そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。 「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」 「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」 「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」  ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。  その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。 「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」

お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?

水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」 「はぁ?」 静かな食堂の間。 主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。 同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。 いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。 「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」 「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」 父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。 「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」 アリスは家から一度出る決心をする。 それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。 アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。 彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。 「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」 アリスはため息をつく。 「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」 後悔したところでもう遅い。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?

志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。 そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄? え、なにをやってんの兄よ!? …‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。 今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。 ※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される

向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。 アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。 普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。 白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。 そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。 剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。 だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。 おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。 俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。 ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

処理中です...