ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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新たな町へ

405話 ルールを決めよう!

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 グレドを見送った後、暁彦は屋敷の中に戻り、リビングに入るとニングスが起きて居たので声を掛けた。

「おはよう。ニングスと門番達は飯食ったの?」

「旦那様、おはようございます。ええ、先程グレドと一緒に取りました」

「そう、起きてるのはニングスと、カシューにカナルだけ?」

「いえ、ゲイルも門に行ってます」

「そう……なら女性達だけかな?グレドを見送って無いのか?」

「………そうなりますね」

「マイナも起きてないのか?」

「ええ、全く女性達は……弛んでますね」

 はぁ………どうしたもんかね……恐怖政治はしたくないが……。

 あ!良いこと思い付いたぞ!時間を決めれば良いじゃん!よしそうしょう。
 要はルール決めだな。
 それを守らなければペナルティだな!それから罰金箱作ろう!フフフ。

「旦那様? 何故でしょうか? 私には旦那様が悪い顔をしてる様に伺えますが……? 何か思い付きましたか?」

「フフフ、ニングスくん。緩んで居る女どもに!鉄槌…いや罰則だ!」

「……ばっ…それは、なにをお考えかお伺いしても?」

「なに、簡単だよ時間を決めるんだよ」

「時間ですか?」

「そう、宿屋や飯屋で働く従業員達……。まぁ、仕事を持つもの達は時間で動いてるだろ?」

「………まぁ、そうですね?」

「聞くと、男性陣は概ね時間で働いてくれてるだろ。時間できっちり働いてる。それに対して、ケイト達には働いて貰う時間を決めてなかったからね。今後は新人も入って来ることだし、決まった時間できっちりと三人にも動いて貰らおうと思ってね」

「そうですね! それは、良い考えです」

「ふふふっ…賛成かい?」

「ええ、それはもう。カナルからの苦情が減りますね」

「そうなの?」

「ええ」

 なんで話さないかなぁ……こいつらは?

「ニングス、男達は何時に起きてる?」

「そうですね……遅くても朝の6つには……起きてますね。グレドは、確か……朝の5つにはもう起きてました」

「そうか…分かった、ありがとう。なら……紙を出してと……」

 大きな紙とマジックを出して、その紙にマジックの赤と黒で時間とペナルティについての説明を書き込んでいく。

 先ずは……朝の起床の時間からだな!
 俺が朝飯の支度を明日からしないとだから…。

 朝の5つにリビング集合にするか。
 時間厳守と………遅れたら、銀貨3枚罰金だ。
 昼の昼食も俺がするんだから……。
 なら、ここは朝の10迄に当番の者が手伝いに来なければ罰金だな。
 額は……昼だからな銀貨一枚だな。
 夕食の支度の時間は夕の5から始めるか。
 これも、時間に遅れたら銀貨2枚。

 まっこれぐらいかな?

 と、言うことで纏めると……。


1. 毎朝全員5時にリビングに全員集合!
  五分過ぎてもリビングに来なければ罰金。
  銀貨3枚徴収と朝食は抜き。

2. 昼の昼食時間は昼12から。
  それに伴う食事の支度の手伝いは朝の10から。必ず誰か手伝うこと。これは当番制にするもとする。(イリヤ以外)
  支度を手伝いに来なければ罰金銀貨1枚。
  昼食は抜き。

3. 夜、夕食は夕の5つから支度開始。
  こちらも当番制で手伝いに来なければ銀貨2枚罰金。(イリヤ以外)
  

他. 主に生意気な言葉遣いは禁止。(ある程度は見逃すが)
  起床時間に対して口答えしたら罰金。
  その場で金額的が決まる。

「よし書けた。ニングス!これを貼りに行くぞ!」

「はい、これはどちらに?」

「これは決まってる!お前達の部屋がある二階に貼る!」

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