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新たな町へ
515話 案内…ニングス達。
しおりを挟む「はぁ~ここが厨房ですか?」
ニングスが新人のマリーとケイルスを連れて屋敷を案内している。
最初に二人を連れて来たのは厨房ですが…まぁ驚きますよね?
私も最初は驚いた口ですから……懐かしいです。
「凄い……色んな物があって…」
なんですか?ここはと二人が口を揃えて感心してますよ?フフフ。
「今まで勤めて居た屋敷にも、こんな不思議な物はありませんでしたが…」
「まあ、ケイルスさんもですか?」
「おや?マリーさん、貴方もですか?」
「ええ、私の所は……そのお金にがめつくてあまり……」
「貴族なんて、何処もそうなのですかね?私の勤めて居た貴族も酷くて……」
「「はぁ~」」
「……お二人は随分と苦労為されて居たようですね?ですが、ここの旦那様は緩い方ですから…。まぁ、気楽に勤めて下さい。ですが決まりごとには厳しい方ですからね!そこは気を付けてください。寮の洗面所に、張り紙が張ってあったのは気がつきましたか?」
「張り紙……洗面所……ああ、あの決まり事が書いてあったあれですか?」
「なんでしょうかあれは?」
「あれは…使用人に対しての罰金制度です。気を付けてくださいね?回を重ねると、お給料が良くても響きますよ…懐にね?」
「アハハ、そうですね気を付けます」
「私は朝が弱くて……今朝も危なかったので…」
「まあ、それは慣れてください。としか言えませんが…」
メイドで朝が弱くて…ですか?
本当にこの方…大丈夫でしょうか?
旦那様には、報告が必要ですかねこれは…。
「マリーさん、貴方の仕事ですが。主に任せたい仕事はマイナと同じく、洗濯と料理の配膳に食後の片付けと料理人達の補助。それから、旦那様に出すお茶の支度…くらいです!それはしっかりしてくださいね?朝の点呼前には、必ず起きてくるように!部屋には時計もあります!あれで起きてくるように」
「はい、分かりました。ですが…屋敷の中の掃除は?」
「それは不要です、気にしないでください。それから今後の仕事の事は、マイナと話し合って決めてから仕事をしてください。午後からはマイナと合流してください」
「は、はい!分かりました」
「さて、厨房は覚えましたね?それからエントランスを挟んで、反対側には湯殿があります!」
「湯殿ですか?」
「はぁ~貴族でもないのに凄いですね?」
「そうですね…一階の湯殿は使用人専用で、男女別にに為ってますから、自由に使ってください。マリーさんは後から、マイナやケイトから使い方を教わってください」
「は、はい!」
「ケイルス殿は、後で私達と使いましょう」
「は、はい!しかし使用人にも湯を使って良いなんて………」
「不思議ですよね?私もそう思いますよ。さて、後は二階と三階ですが……後は寮にある娯楽施設ですか…」
さて、どうしますか?別に説明をしなくても良気が…。
ですがケイルスには説明が必要ですかね?
後はケイルスには私の仕事の引き継ぎですね。
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