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第二十七話 夏休み1
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「それにしても、夏はやっぱり暑いわね......」
「そうですね。この辺だけでも、春になってくれないでしょうか」
「そりゃー無茶だろ......」
俺たちは夏休みに入ると日々自主練習という名目の、授業をうけていた。それは強制というわけでもなく、真面目でエリート意識が高い故に参加する人が多く半ば強制のイメージが強くなっている伝統的な行事だ。
今日もそんな自主練をやり終えた俺たちは食堂のテラスに、まるで仕事帰りのサラリーマンがどこかの居酒屋に寄るように集まっていた。もちろん、居酒屋などとは違い綺麗である。食堂のそばにあるテラスは木でできていて、周りは芝生と夏らしい濃い緑の葉で覆われた木々で囲まれている。そんな緑一色で覆われたこのテラスは日本の夏の様にセミの声が聞こえてくる。
セミがイースの地にいるかって聞きたいだろうけど、似たような生き物はいるようだ。
イリアはジュースを片手に、俺とリリーはテーブルに突っ伏していると、甘い香水のような匂いと共に女性の声が聞こえてきた。
「あら? 2年生の美少女二人を手籠めにしていると話題のイツキくんじゃないかしら?」
「ち、違いますよ! どこからそんな噂が......」
「そうかしら? イリアさんもリリーさんもまるでゴミムシを見るようにあなたのことを見ているようだけど」
リリーとイリアを見ると、たしかに目を細めジトっとした目で見ていた。俺はこの二人に何かやましいことをしただろうか。
「おそらく暑さにやられたんでしょう! ご、誤解ですよ!」
会長はふーんと言いながら俺を見ている。リリーたちはなぜジト目で俺を見ているのだろうか。この女性に何か言ってほしいが。
俺はリリーとイリアを横目で見ると互いに頷き、深呼吸をしている。
「会長。何の用ですか?」
「何度言っても生徒会に入ってくれないリリーさんやイリアさんの代わりにイツキ君を生徒会に誘いにきたのよ。おかげで生徒会のメンバーは私と、そこにいる男と一年生だけだわ」
会長がそういうと、会長の背後にいた大柄の男が姿を現し、軽く会釈する。
どうやら会長は俺を生徒会の一員にしたいらしい。だけど、俺が生徒会に入ればリリーやイリアと一緒にいれる時間が少なくなってしまう。それだけは避けたい。
「会長。俺はリリーとイリアと一緒にいるだけでいいので、生徒会に入るつもりはありません」
「そっかー。明後日に私たちは北のほうにある綺麗な湖があるコテージに行く予定なんだけどなぁー」
会長はふーん。そっか。ふむふむ。といいながら、リリーとイリアのほうに近づくとこそこそ話をしている。何を話しているのかはわからないが、熱心に聞き入っている二人をみて、嫌な予感がする気がした。
話を聞き終わったのか二人は俺に向き直り、キラキラ目を輝かせながら
「イツキ! 生徒会には3人で入るべきよ!! 間違いないわ!」
どういう風の吹き回しなのか、意見を180°回転させた二人は俺に同意を求めていた。
生徒会に3人で入れば時間が無くなるわけでもないし、それに、俺は生徒会に入ることには拒否感はない。
俺は「わかった。そうしよう」というと、二人は何か企んでいるような笑みを浮かべ互いに頷いていた。
「よし!! これからあなたたちは生徒会の一員ね。役職等は後できめましょう! あと、明後日は朝の8時に馬車前に集合ね」
会長はそういうと、その綺麗な白銀の髪を翻すと大柄の男と共に去っていた。
「ところで、あの人たちの名前はなんていうんだ?」
「会長の名前はエルさんで、あの大柄の男の人の名前ははロドリゴさんで、生徒会副会長よ」
どうやら3年生らしい二人は学年1位、2位らしく、この学院のだれもが知っているる有名人だったようだ。俺は入学してから忙しかったし、知らなくて当然だろう。うん、そうしとこう。
◇
俺たちは馬車前につくと既に会長たちはそこにいた。
「来たようね! 生徒会のメンバーを紹介するわ。私は会長でエル アルジャンテ」
「俺は副会長のロドリゴ エルロンドだ」
「一年生のルミエール エクラトントです。どうぞルルとお呼びください」
会長は白銀の髪で、肌も白く少しきつい顔だが、とても整った顔をしていた。副会長は大柄で格闘大会に出れば優勝できそうな人だった。1年生のルルはリリーと同じで金髪だが髪は短くボブで、人見知りなのか目を合わせようとしてくれなかった。
「さて、自己紹介も終わったことだし! 私の家の馬車があるからそれに乗りましょう!」
会長がそういうと、俺たちは会長の馬車に乗り込む。貴族の馬車だけあって中は綺麗な白色で、大人6人乗りこんでも密着しないような広々とした空間だった。
「ところで、これからどこに行くのですか?」
「これから行くのは、北のほうにある綺麗な湖で有名なコテージよ。私たち生徒会のメンバーは毎年夏になるとそこに行くのが恒例なの」
会長がそういうと、リリーとイリアはなぜか顔を赤らめていた。熱でもあるのだろうか。たしかに、6人も乗ると少し熱いのかもしれない。
「少し窓を開けたほうがいい?」
「い、いや!! いいのだ。気にするな」
「そ、そうよ。なんでもないの」
「それならいいけど......」
俺がそういうと、会長はにやにやと笑っている。
何かがおかしい。会長とリリーとイリアの様子は絶対に何かを企んでいる顔だ。コテージについたら気を付けたほうがいいだろう。
コテージにつくとそこは森にある湖というよりは、綺麗に整備された人工的な林の中にある湖のようだった。木々や花々が周りを覆っていて中央に透き通るような綺麗な水があった。
「うわー! 凄く綺麗なところなのね!」
「でしょう? それにここは毎年生徒会が貸し切っているから他に人はいないのよ」
会長の言う通り、これほど広いのにコテージにも周りにも人はいなかった。一体どこからお金が出てきているのか。貴族というのはとても金を持っているようだ。いや、それとも学院が有名な学校ということで、配慮してくれているのかもしれない。いずれにせよ、やはりアムステリア学院はすごいとしか言いようがない。
「さて! 水辺と言ったらやっぱり水着よね!? 皆は水着はもってきているかしら?」
「私たちは持ってきていないはずだ」
「いや、いいのよ! 私がみんなの水着を用意しているから!」
会長はそういうとリリーとイリアの手を取り、どこかに消えていった。
「イツキも水着がないのだろう? 俺が用意しているから一緒にこい」
「ありがとうございます!」
俺はゴンザレス先輩に同行し水着に着替え水辺でリリーたちを待っていると
「お待たせ~! 私たちの水着はどうかしら?」
会長がそういうと、ロドリゴ先輩は拍手をしている。どうやら、ロドリゴ先輩は会長のことが好きなようだ。
「わ、わたしのはどうかな」
リリーの水着は純白でかわいらしさもありつつ、セクシーな部分もあった。パンツをみると2枚の布が紐で結ばれているのだ。神々しく光るリリーを直視できるわけがない。直視していたら俺の目が焼けそうであった。
「可愛いしリリーの肌にぴったりだと思うよ」
俺がそういうとリリーは恥ずかしそうに俯いていた。
「イツキ。私のはどうだ?」
イリアの水着は布の面積が薄いのか胸を隠す部分が少なく、黒色でセクシーな感じであった。褐色の肌にそれは反則だ。
「イリアの肌に黒い水着でとてもセクシーで似合ってるよ」
そうだ。イリアはとてもスタイルがいいうえに褐色なのだ。水着が似合わないわけがない。それはまるで運動部に所属している女子生徒が水着を着るくらい魅力的だった。
「そういえば、ルルちゃんはどこに?」
「ルルなら、そこのイスに座ってるわよ」
会長に言われた通り、ビーチ付近のイスをみると、短いTシャツ1枚で椅子に座っていた。どうやら、ルルは極度の恥ずかしがり屋らしい。
俺たちは湖でビーチボールをしたり、日光浴をしたり、思い思いに過ごしている。こんなに素晴らしい光景を見ることができるのはあと何回だろうか、会長やリリー、イリア、ルルが遊んでいる風景は100万ドルの夜景に相当しそうなほど輝いている。
正直に言おう。水をパシャパシャ手で掛け合う会長たちの揺れる胸や、脂肪が適度についているふとももが俺の脳を刺激する。ここで俺は死ぬのかもしれない。
「ロドリゴたちも来なさいよ! 楽しいわよ」
俺とロドリゴ先輩は互いに頷き、会長たちのもとへ向かい一緒に楽しんだ。
そんな楽しい時間を過ごしたが、時間は有限で辺りは薄暗くなっていた。
「そろそろ日も落ちてきたし、コテージに戻りましょうか」
「そうですね。部屋は俺とロドリゴ先輩ですか?」
「それはね...... 部屋を3部屋しか借りてなかったの。だから、イツキ君とリリーさんとイリアさんは一緒の部屋でお願いしたいのだけど......」
何だって!? だとしたら俺とロドリゴ先輩が同じで部屋で、あとは女子同士で部屋を分ければいい。イリアとリリーと部屋を共にすると俺の理性が持ちそうにない。
「それだったら、俺とロドリゴせ――」
「わ、私はそれでいいよ!」
「う、うむ。わたしもそれでいい」
何故だろうか。リリーとイリアは否定しなかった。
結局会長の言う通りに、俺とリリーとイリアで同じコテージに向かった。
「そうですね。この辺だけでも、春になってくれないでしょうか」
「そりゃー無茶だろ......」
俺たちは夏休みに入ると日々自主練習という名目の、授業をうけていた。それは強制というわけでもなく、真面目でエリート意識が高い故に参加する人が多く半ば強制のイメージが強くなっている伝統的な行事だ。
今日もそんな自主練をやり終えた俺たちは食堂のテラスに、まるで仕事帰りのサラリーマンがどこかの居酒屋に寄るように集まっていた。もちろん、居酒屋などとは違い綺麗である。食堂のそばにあるテラスは木でできていて、周りは芝生と夏らしい濃い緑の葉で覆われた木々で囲まれている。そんな緑一色で覆われたこのテラスは日本の夏の様にセミの声が聞こえてくる。
セミがイースの地にいるかって聞きたいだろうけど、似たような生き物はいるようだ。
イリアはジュースを片手に、俺とリリーはテーブルに突っ伏していると、甘い香水のような匂いと共に女性の声が聞こえてきた。
「あら? 2年生の美少女二人を手籠めにしていると話題のイツキくんじゃないかしら?」
「ち、違いますよ! どこからそんな噂が......」
「そうかしら? イリアさんもリリーさんもまるでゴミムシを見るようにあなたのことを見ているようだけど」
リリーとイリアを見ると、たしかに目を細めジトっとした目で見ていた。俺はこの二人に何かやましいことをしただろうか。
「おそらく暑さにやられたんでしょう! ご、誤解ですよ!」
会長はふーんと言いながら俺を見ている。リリーたちはなぜジト目で俺を見ているのだろうか。この女性に何か言ってほしいが。
俺はリリーとイリアを横目で見ると互いに頷き、深呼吸をしている。
「会長。何の用ですか?」
「何度言っても生徒会に入ってくれないリリーさんやイリアさんの代わりにイツキ君を生徒会に誘いにきたのよ。おかげで生徒会のメンバーは私と、そこにいる男と一年生だけだわ」
会長がそういうと、会長の背後にいた大柄の男が姿を現し、軽く会釈する。
どうやら会長は俺を生徒会の一員にしたいらしい。だけど、俺が生徒会に入ればリリーやイリアと一緒にいれる時間が少なくなってしまう。それだけは避けたい。
「会長。俺はリリーとイリアと一緒にいるだけでいいので、生徒会に入るつもりはありません」
「そっかー。明後日に私たちは北のほうにある綺麗な湖があるコテージに行く予定なんだけどなぁー」
会長はふーん。そっか。ふむふむ。といいながら、リリーとイリアのほうに近づくとこそこそ話をしている。何を話しているのかはわからないが、熱心に聞き入っている二人をみて、嫌な予感がする気がした。
話を聞き終わったのか二人は俺に向き直り、キラキラ目を輝かせながら
「イツキ! 生徒会には3人で入るべきよ!! 間違いないわ!」
どういう風の吹き回しなのか、意見を180°回転させた二人は俺に同意を求めていた。
生徒会に3人で入れば時間が無くなるわけでもないし、それに、俺は生徒会に入ることには拒否感はない。
俺は「わかった。そうしよう」というと、二人は何か企んでいるような笑みを浮かべ互いに頷いていた。
「よし!! これからあなたたちは生徒会の一員ね。役職等は後できめましょう! あと、明後日は朝の8時に馬車前に集合ね」
会長はそういうと、その綺麗な白銀の髪を翻すと大柄の男と共に去っていた。
「ところで、あの人たちの名前はなんていうんだ?」
「会長の名前はエルさんで、あの大柄の男の人の名前ははロドリゴさんで、生徒会副会長よ」
どうやら3年生らしい二人は学年1位、2位らしく、この学院のだれもが知っているる有名人だったようだ。俺は入学してから忙しかったし、知らなくて当然だろう。うん、そうしとこう。
◇
俺たちは馬車前につくと既に会長たちはそこにいた。
「来たようね! 生徒会のメンバーを紹介するわ。私は会長でエル アルジャンテ」
「俺は副会長のロドリゴ エルロンドだ」
「一年生のルミエール エクラトントです。どうぞルルとお呼びください」
会長は白銀の髪で、肌も白く少しきつい顔だが、とても整った顔をしていた。副会長は大柄で格闘大会に出れば優勝できそうな人だった。1年生のルルはリリーと同じで金髪だが髪は短くボブで、人見知りなのか目を合わせようとしてくれなかった。
「さて、自己紹介も終わったことだし! 私の家の馬車があるからそれに乗りましょう!」
会長がそういうと、俺たちは会長の馬車に乗り込む。貴族の馬車だけあって中は綺麗な白色で、大人6人乗りこんでも密着しないような広々とした空間だった。
「ところで、これからどこに行くのですか?」
「これから行くのは、北のほうにある綺麗な湖で有名なコテージよ。私たち生徒会のメンバーは毎年夏になるとそこに行くのが恒例なの」
会長がそういうと、リリーとイリアはなぜか顔を赤らめていた。熱でもあるのだろうか。たしかに、6人も乗ると少し熱いのかもしれない。
「少し窓を開けたほうがいい?」
「い、いや!! いいのだ。気にするな」
「そ、そうよ。なんでもないの」
「それならいいけど......」
俺がそういうと、会長はにやにやと笑っている。
何かがおかしい。会長とリリーとイリアの様子は絶対に何かを企んでいる顔だ。コテージについたら気を付けたほうがいいだろう。
コテージにつくとそこは森にある湖というよりは、綺麗に整備された人工的な林の中にある湖のようだった。木々や花々が周りを覆っていて中央に透き通るような綺麗な水があった。
「うわー! 凄く綺麗なところなのね!」
「でしょう? それにここは毎年生徒会が貸し切っているから他に人はいないのよ」
会長の言う通り、これほど広いのにコテージにも周りにも人はいなかった。一体どこからお金が出てきているのか。貴族というのはとても金を持っているようだ。いや、それとも学院が有名な学校ということで、配慮してくれているのかもしれない。いずれにせよ、やはりアムステリア学院はすごいとしか言いようがない。
「さて! 水辺と言ったらやっぱり水着よね!? 皆は水着はもってきているかしら?」
「私たちは持ってきていないはずだ」
「いや、いいのよ! 私がみんなの水着を用意しているから!」
会長はそういうとリリーとイリアの手を取り、どこかに消えていった。
「イツキも水着がないのだろう? 俺が用意しているから一緒にこい」
「ありがとうございます!」
俺はゴンザレス先輩に同行し水着に着替え水辺でリリーたちを待っていると
「お待たせ~! 私たちの水着はどうかしら?」
会長がそういうと、ロドリゴ先輩は拍手をしている。どうやら、ロドリゴ先輩は会長のことが好きなようだ。
「わ、わたしのはどうかな」
リリーの水着は純白でかわいらしさもありつつ、セクシーな部分もあった。パンツをみると2枚の布が紐で結ばれているのだ。神々しく光るリリーを直視できるわけがない。直視していたら俺の目が焼けそうであった。
「可愛いしリリーの肌にぴったりだと思うよ」
俺がそういうとリリーは恥ずかしそうに俯いていた。
「イツキ。私のはどうだ?」
イリアの水着は布の面積が薄いのか胸を隠す部分が少なく、黒色でセクシーな感じであった。褐色の肌にそれは反則だ。
「イリアの肌に黒い水着でとてもセクシーで似合ってるよ」
そうだ。イリアはとてもスタイルがいいうえに褐色なのだ。水着が似合わないわけがない。それはまるで運動部に所属している女子生徒が水着を着るくらい魅力的だった。
「そういえば、ルルちゃんはどこに?」
「ルルなら、そこのイスに座ってるわよ」
会長に言われた通り、ビーチ付近のイスをみると、短いTシャツ1枚で椅子に座っていた。どうやら、ルルは極度の恥ずかしがり屋らしい。
俺たちは湖でビーチボールをしたり、日光浴をしたり、思い思いに過ごしている。こんなに素晴らしい光景を見ることができるのはあと何回だろうか、会長やリリー、イリア、ルルが遊んでいる風景は100万ドルの夜景に相当しそうなほど輝いている。
正直に言おう。水をパシャパシャ手で掛け合う会長たちの揺れる胸や、脂肪が適度についているふとももが俺の脳を刺激する。ここで俺は死ぬのかもしれない。
「ロドリゴたちも来なさいよ! 楽しいわよ」
俺とロドリゴ先輩は互いに頷き、会長たちのもとへ向かい一緒に楽しんだ。
そんな楽しい時間を過ごしたが、時間は有限で辺りは薄暗くなっていた。
「そろそろ日も落ちてきたし、コテージに戻りましょうか」
「そうですね。部屋は俺とロドリゴ先輩ですか?」
「それはね...... 部屋を3部屋しか借りてなかったの。だから、イツキ君とリリーさんとイリアさんは一緒の部屋でお願いしたいのだけど......」
何だって!? だとしたら俺とロドリゴ先輩が同じで部屋で、あとは女子同士で部屋を分ければいい。イリアとリリーと部屋を共にすると俺の理性が持ちそうにない。
「それだったら、俺とロドリゴせ――」
「わ、私はそれでいいよ!」
「う、うむ。わたしもそれでいい」
何故だろうか。リリーとイリアは否定しなかった。
結局会長の言う通りに、俺とリリーとイリアで同じコテージに向かった。
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