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第7話ニャ!第3階層ネコ式超魔術・時をかけるバリア-タイムドラズマシン-ニャ!
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「間違いない。この猫がアテナ様の言ってた災厄の…!」
「ニャ?」
「全力でいく!」
みるみる青ざめていた巫女さんだけど、うって変わって決死の表情をするニャ!
これは怖い。
窮鼠ネコを噛むということわざもあるくらいニャ。
でも…
果たしてドラを噛むことはできるのか…ニャ?
「私の寿命を代償に捧げ!第6階層時空式光魔術-時間遡行-!」
「なっ!7賢といえども人間が第6階層だと!?」
魔王が驚いて声をあげるニャ。
どうやら魔王は解説ポジションに落ち着いたみたいだニャ。
もともと実力不足の女だったし、解説ポジで生きていくのは英断だニャ。
…
「とりこみ中失礼します」
「ニャ?」
「時の巫女…7賢のイシュラル!?」
「…」
…
「とりこみ中失礼します」
「ニャ?」
「時の巫女…7賢のイシュラル!?」
「…」
…
どうやら時間遡行とは時を巻き戻す魔法だったみたいだニャ。
何度も何度も。
巫女さんは何度も時間を巻き戻しては繰り返すニャ。
はじめは魔王を狙っていたのに、いつの間にかドラしか狙われてないのは気のせいかニャ?
「とりこみ中…失礼します…」
「ニャ?」
「時の巫女…7賢のイシュラル!?」
「…」
14回目の同じシーンでようやく巫女さんは心が折れ泣き叫んだニャ?
「どうした?巫女さん。もう巻き戻さないんかニャ?」
「…何回やっても…この猫への勝ち筋が見えない!」
「ニャハハ」
「そして私の時間遡行の代償にできる寿命は…もうない…!」
「どうしたどうしたまだまだこれからだニャ?今はまだたった14回目。100回でも200回でも挑戦するのがいいニャ?挑戦が大事だってユニクロの社長さんも言っていたニャ?」
「なぜその数を!?」
どうやらドラの14回目発言が完全に巫女さんの心を折ったみたいだニャ。
まさか時間の巻き戻しにまでドラがついてきてるとは思わなかったみたいだニャ?
「とっておきの時間遡行でさえも…まったく通用してなかったの…」
「ニヤリ。時間対策は異世界厨の基本中の基本なんだニャ?」
「うう…」
巫女さんの目の光がみるみる失われていくニャ。
ニャッハーこれこれドラの大好きな『廃人化』だニャ!
自信満々の顔が絶望の表情に変わるのがたまらなく快感だニャ。
なんか今日はいいことありそうだニャ!
バッ!
「ニャ!?」
「時の巫女が消えた!?」
アレ。
廃人と化した時の巫女さんがいないニャ?
誰か連れていったみたいだニャ。
魔王が辺りを見渡すニャ。
そして悟ったように語りだすニャ。
「この風の魔力は7賢が1人、撤退のハヤテ」
「ニャ?」
「ドラ様どうやら私たちはうまく手の内をさらされてしまったようです。7賢のうち、最も対応力の高い時の巫女イシュラルを対峙させ、私たちを研究。同じく7賢の撤退のハヤテで場を去る」
「ニャニー!?」
「7賢、やはり手ごわい。一筋縄でいかない連中です」
そうして魔王は上を見上げたニャ。
7賢となにかと因縁がありそうな魔王だったニャ。
そうか…よくわからんけど不気味で手ごわいヤツらだったニャ。
「…と普通の展開ならこうだニャ?」
「はい?」
「まさかこのドラから逃げれると思ってるんかニャ?」
「そ、それはどういう」
「巫女さんの時間の巻き戻し魔法でドラは巫女さんから時間の悪意を受けたことににゃる。これはわかるニャ?」
「時間の巻き戻し…!?そんな壮絶な戦いが」
「この瞬間、第3階層ネコ式超魔術・時をかけるバリア-タイムドラズマシン-が発動してたんだニャ!」
「それはいったい…」
「効果は時間魔法の完全対策はもちろんのこと、カウンター効果で対象者を永遠の時空の世界へご招待ニャ?何物にも干渉されないアナザーなディメンション。つまり死んだも同然ニャ!」
「なっ…!」
ニヤニヤ。
時間対策がモロに決まってドラはご満悦ニャ。
ちなみにハヤテとかいう噛ませ犬にすらなれないバカも永遠の時空へ招待されたニャ?
というのもタイムドラズマシンは接触感染型ニャ。
巫女さんを抱きかかえて逃げた瞬間、ハヤテくんの運命は決まったんだニャ。
「おい!イシュラル!しっかりしろ!なんだってんだあのチート猫は!」
「…」
「クソ!7賢最強のイシュラルがこんなになるなんて!大丈夫だ寿命はアテナ様に伸ばしてもらえる!」
「…」
「クソクソ!出口がまだ見えない!?こんな森だったっけ…」
「…」
「クソ…」
ニャハ。
撤退のハヤテはこの先寿命まで一生撤退し続けるニャ。
大切なのは、ちゃんと寿命で死ぬってとこニャ。
永遠の空間で強くなられても面倒だから、ここはこだわったニャ。
プランクトンのように本能のまま撤退し続けるニャ。
自分がなにかさえ分からない。
これこそが本当の地獄ニャ。
巫女さんは寿命がないとかいってたし早く死ねて良かったかもしれないニャア。
「ニャ?」
「全力でいく!」
みるみる青ざめていた巫女さんだけど、うって変わって決死の表情をするニャ!
これは怖い。
窮鼠ネコを噛むということわざもあるくらいニャ。
でも…
果たしてドラを噛むことはできるのか…ニャ?
「私の寿命を代償に捧げ!第6階層時空式光魔術-時間遡行-!」
「なっ!7賢といえども人間が第6階層だと!?」
魔王が驚いて声をあげるニャ。
どうやら魔王は解説ポジションに落ち着いたみたいだニャ。
もともと実力不足の女だったし、解説ポジで生きていくのは英断だニャ。
…
「とりこみ中失礼します」
「ニャ?」
「時の巫女…7賢のイシュラル!?」
「…」
…
「とりこみ中失礼します」
「ニャ?」
「時の巫女…7賢のイシュラル!?」
「…」
…
どうやら時間遡行とは時を巻き戻す魔法だったみたいだニャ。
何度も何度も。
巫女さんは何度も時間を巻き戻しては繰り返すニャ。
はじめは魔王を狙っていたのに、いつの間にかドラしか狙われてないのは気のせいかニャ?
「とりこみ中…失礼します…」
「ニャ?」
「時の巫女…7賢のイシュラル!?」
「…」
14回目の同じシーンでようやく巫女さんは心が折れ泣き叫んだニャ?
「どうした?巫女さん。もう巻き戻さないんかニャ?」
「…何回やっても…この猫への勝ち筋が見えない!」
「ニャハハ」
「そして私の時間遡行の代償にできる寿命は…もうない…!」
「どうしたどうしたまだまだこれからだニャ?今はまだたった14回目。100回でも200回でも挑戦するのがいいニャ?挑戦が大事だってユニクロの社長さんも言っていたニャ?」
「なぜその数を!?」
どうやらドラの14回目発言が完全に巫女さんの心を折ったみたいだニャ。
まさか時間の巻き戻しにまでドラがついてきてるとは思わなかったみたいだニャ?
「とっておきの時間遡行でさえも…まったく通用してなかったの…」
「ニヤリ。時間対策は異世界厨の基本中の基本なんだニャ?」
「うう…」
巫女さんの目の光がみるみる失われていくニャ。
ニャッハーこれこれドラの大好きな『廃人化』だニャ!
自信満々の顔が絶望の表情に変わるのがたまらなく快感だニャ。
なんか今日はいいことありそうだニャ!
バッ!
「ニャ!?」
「時の巫女が消えた!?」
アレ。
廃人と化した時の巫女さんがいないニャ?
誰か連れていったみたいだニャ。
魔王が辺りを見渡すニャ。
そして悟ったように語りだすニャ。
「この風の魔力は7賢が1人、撤退のハヤテ」
「ニャ?」
「ドラ様どうやら私たちはうまく手の内をさらされてしまったようです。7賢のうち、最も対応力の高い時の巫女イシュラルを対峙させ、私たちを研究。同じく7賢の撤退のハヤテで場を去る」
「ニャニー!?」
「7賢、やはり手ごわい。一筋縄でいかない連中です」
そうして魔王は上を見上げたニャ。
7賢となにかと因縁がありそうな魔王だったニャ。
そうか…よくわからんけど不気味で手ごわいヤツらだったニャ。
「…と普通の展開ならこうだニャ?」
「はい?」
「まさかこのドラから逃げれると思ってるんかニャ?」
「そ、それはどういう」
「巫女さんの時間の巻き戻し魔法でドラは巫女さんから時間の悪意を受けたことににゃる。これはわかるニャ?」
「時間の巻き戻し…!?そんな壮絶な戦いが」
「この瞬間、第3階層ネコ式超魔術・時をかけるバリア-タイムドラズマシン-が発動してたんだニャ!」
「それはいったい…」
「効果は時間魔法の完全対策はもちろんのこと、カウンター効果で対象者を永遠の時空の世界へご招待ニャ?何物にも干渉されないアナザーなディメンション。つまり死んだも同然ニャ!」
「なっ…!」
ニヤニヤ。
時間対策がモロに決まってドラはご満悦ニャ。
ちなみにハヤテとかいう噛ませ犬にすらなれないバカも永遠の時空へ招待されたニャ?
というのもタイムドラズマシンは接触感染型ニャ。
巫女さんを抱きかかえて逃げた瞬間、ハヤテくんの運命は決まったんだニャ。
「おい!イシュラル!しっかりしろ!なんだってんだあのチート猫は!」
「…」
「クソ!7賢最強のイシュラルがこんなになるなんて!大丈夫だ寿命はアテナ様に伸ばしてもらえる!」
「…」
「クソクソ!出口がまだ見えない!?こんな森だったっけ…」
「…」
「クソ…」
ニャハ。
撤退のハヤテはこの先寿命まで一生撤退し続けるニャ。
大切なのは、ちゃんと寿命で死ぬってとこニャ。
永遠の空間で強くなられても面倒だから、ここはこだわったニャ。
プランクトンのように本能のまま撤退し続けるニャ。
自分がなにかさえ分からない。
これこそが本当の地獄ニャ。
巫女さんは寿命がないとかいってたし早く死ねて良かったかもしれないニャア。
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