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第10話ニャ!楽しいドラズロワイアル開幕ニャ!
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「災厄の猫の刺客として旅立った時の巫女イシュラルからの連絡が途絶えた。疾風のハヤテからも」
「もう1週間も連絡がこない反魂のミウも恐らく…!」
「7賢のうち、瞬く間に3人も。どうすんだよ!交渉のマウス!」
「…どうもこうもない。短期戦最強のイシュラル、そして長期戦で最強を誇るミウを7賢は失ったんだ。つまり勝ち筋はない。したがって残った7賢の俺たちに災厄の猫をどうこうできるレベルではなくなった」
「なっ!?」
「怖い…怖いよお」
「チッつきあってらんねえ。俺は身を隠すぞ!」
「ニャハハ。7賢さんでみんな仲良く円卓の会議かニャ?」
シュン!
7賢さんの円卓の会議場にドラはドラズファストトラベルするニャ。
というのも7賢のミウちゃんが身につけていた装飾品は、商人が目をまんまるくして思いのほか高く売れたんだニャ。
その金でさんざん美食と休暇を豪遊したドラ。
頑張っている自分にご褒美だニャ?
味をしめたドラだけど、懐もさみしくなってきたんで、ふたたび7賢さんに助け合いのお願いをしにきたんだニャ。
「今からみなしゃんには、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
ドラは教卓に立つ教師のごとく、7賢さんに語りかけるニャ?
「ま、まさかお前は災厄の猫!?」
「キャアー」
急にドラが現れたことにより、会議の場はパニックになるニャ。
ドラがいくら愛くるしい見た目とはいえ、7賢さんも中々期待通りの反応だニャ?
パニック映画っぽい良い感じのシーンになってきたニャ。
「チイッ!俺は逃げるぜ!」
「逃げるニャ!死にたくなければ」
ドラの一喝に場が静まり返るニャ。
そして7賢さんは『ある異変』にきづく。
ドラがこだわりにこだわりぬいた、ある異変だニャ。
「いつのまにか私たちの首についているこの装置は一体…!?」
「外せねえ!外せねえぞ!?」
「カウントダウンが始まっている!?」
「ようやく気づいたかニャ?」
練りに練って開発した第47階層ネコ式超魔術・ドラズロワイアル発動ニャ!
第47階層ネコ式超魔術・ドラズロワイアルとは複数の対象者を3日間のあいだ、最後の一人になるまで殺し合わせる新世紀教育改革法ニャ?
通称「ドラ法」。
世にも楽しいドラロワのはじまりだニャ!
空間チートによる、ロワイアル場の構築はもちろん、逃げたら爆破する装置の開発にも錬金チートを使い時間をかけて開発したニャ。
ルールをプログラム化する制約チートや複数人を取り込む範囲魔法チートの応用にゃど、血と汗の結晶だニャ!
必須魔法をひとまず開発し余裕の出てきたドラは、このように第40階層代におのれのこだわりを大切とした職人技が光る魔法群を開発しているニャ。
匠の心を大事とする日本ネコらしい奥ゆかしい魔法の数々だニャ。
「3日間のあいだに、最後の一人になってなければ、その首の装置はなかよく爆破するニャ!わかったら開始だニャ!」
「1つ質問させてくれ」
「ニャ?」
慌てふためく7賢さんの中で唯一冷静そうな男が話しかけてくるニャ?
ふむにゃるほど。
ドラロワの本質を理解しはじめたみたいだニャ?
事実、冷静キャラはサバイバル映画でも割と優遇ポジで生き残る傾向にあるニャ。
「7賢が一人、交渉のマウスという。殺し合いの後、最後の一人となったものはどうなる?」
「ふふふ状況の理解が早くて助かるニャ?ドラも鬼ではにゃい。生き残った最後の一人はドラの召使いとしてかわいがってあげるニャ」
「ふむ…そのような目的ならば俺たちは既にあなたに逆らう気はない。虫のよい話だが、今このときをもって投降させて頂く」
「ニャ?」
「あなたにも生き残った一人の召使いより、ここにいる全員を召使いにしたほうが便利なのではないかな?」
「ニャ、たしかに」
マウスさん。
なかなかニクイところを突いてくる男だニャ。
たしかに召使いが多ければ多いにこしたことないかニャ?
考えてみれば7賢さんのうち4人も残っているんだ。
ドラズ四天王として、召し抱えるのも悪くないのかニャ。
魔王も肉の練習台に再び戻せるし、誰も損をしないみんなハッピーな良策かニャ?
ズシャ!
「グ…ハ」
「ニャニ!?マウスさん?」
「へ…へへへ。あなただけ助かろうなんて抜け駆けは許さない…マウス」
「グハアアアア!」
「マウスさん!?大丈夫かニャ!」
…マウスさんは後ろからメンヘラっぽい女に不意打ちで刺され絶命するニャ。
不意打ちした女は恐怖のあまり、パニック状態になっていて刺した後もうつろな目をしているニャ。
せっかく和解策を提案したマウスさんだったのに…。
でも…
この女、『有能キャラが序盤で殺される』サバイバル映画のお約束をわかっている大した女ニャ!
「ニャッハー!残り3人!それではドラズロワイアル開幕ニャ!」
「キャアア」
「ヒイイ」
「もう1週間も連絡がこない反魂のミウも恐らく…!」
「7賢のうち、瞬く間に3人も。どうすんだよ!交渉のマウス!」
「…どうもこうもない。短期戦最強のイシュラル、そして長期戦で最強を誇るミウを7賢は失ったんだ。つまり勝ち筋はない。したがって残った7賢の俺たちに災厄の猫をどうこうできるレベルではなくなった」
「なっ!?」
「怖い…怖いよお」
「チッつきあってらんねえ。俺は身を隠すぞ!」
「ニャハハ。7賢さんでみんな仲良く円卓の会議かニャ?」
シュン!
7賢さんの円卓の会議場にドラはドラズファストトラベルするニャ。
というのも7賢のミウちゃんが身につけていた装飾品は、商人が目をまんまるくして思いのほか高く売れたんだニャ。
その金でさんざん美食と休暇を豪遊したドラ。
頑張っている自分にご褒美だニャ?
味をしめたドラだけど、懐もさみしくなってきたんで、ふたたび7賢さんに助け合いのお願いをしにきたんだニャ。
「今からみなしゃんには、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
ドラは教卓に立つ教師のごとく、7賢さんに語りかけるニャ?
「ま、まさかお前は災厄の猫!?」
「キャアー」
急にドラが現れたことにより、会議の場はパニックになるニャ。
ドラがいくら愛くるしい見た目とはいえ、7賢さんも中々期待通りの反応だニャ?
パニック映画っぽい良い感じのシーンになってきたニャ。
「チイッ!俺は逃げるぜ!」
「逃げるニャ!死にたくなければ」
ドラの一喝に場が静まり返るニャ。
そして7賢さんは『ある異変』にきづく。
ドラがこだわりにこだわりぬいた、ある異変だニャ。
「いつのまにか私たちの首についているこの装置は一体…!?」
「外せねえ!外せねえぞ!?」
「カウントダウンが始まっている!?」
「ようやく気づいたかニャ?」
練りに練って開発した第47階層ネコ式超魔術・ドラズロワイアル発動ニャ!
第47階層ネコ式超魔術・ドラズロワイアルとは複数の対象者を3日間のあいだ、最後の一人になるまで殺し合わせる新世紀教育改革法ニャ?
通称「ドラ法」。
世にも楽しいドラロワのはじまりだニャ!
空間チートによる、ロワイアル場の構築はもちろん、逃げたら爆破する装置の開発にも錬金チートを使い時間をかけて開発したニャ。
ルールをプログラム化する制約チートや複数人を取り込む範囲魔法チートの応用にゃど、血と汗の結晶だニャ!
必須魔法をひとまず開発し余裕の出てきたドラは、このように第40階層代におのれのこだわりを大切とした職人技が光る魔法群を開発しているニャ。
匠の心を大事とする日本ネコらしい奥ゆかしい魔法の数々だニャ。
「3日間のあいだに、最後の一人になってなければ、その首の装置はなかよく爆破するニャ!わかったら開始だニャ!」
「1つ質問させてくれ」
「ニャ?」
慌てふためく7賢さんの中で唯一冷静そうな男が話しかけてくるニャ?
ふむにゃるほど。
ドラロワの本質を理解しはじめたみたいだニャ?
事実、冷静キャラはサバイバル映画でも割と優遇ポジで生き残る傾向にあるニャ。
「7賢が一人、交渉のマウスという。殺し合いの後、最後の一人となったものはどうなる?」
「ふふふ状況の理解が早くて助かるニャ?ドラも鬼ではにゃい。生き残った最後の一人はドラの召使いとしてかわいがってあげるニャ」
「ふむ…そのような目的ならば俺たちは既にあなたに逆らう気はない。虫のよい話だが、今このときをもって投降させて頂く」
「ニャ?」
「あなたにも生き残った一人の召使いより、ここにいる全員を召使いにしたほうが便利なのではないかな?」
「ニャ、たしかに」
マウスさん。
なかなかニクイところを突いてくる男だニャ。
たしかに召使いが多ければ多いにこしたことないかニャ?
考えてみれば7賢さんのうち4人も残っているんだ。
ドラズ四天王として、召し抱えるのも悪くないのかニャ。
魔王も肉の練習台に再び戻せるし、誰も損をしないみんなハッピーな良策かニャ?
ズシャ!
「グ…ハ」
「ニャニ!?マウスさん?」
「へ…へへへ。あなただけ助かろうなんて抜け駆けは許さない…マウス」
「グハアアアア!」
「マウスさん!?大丈夫かニャ!」
…マウスさんは後ろからメンヘラっぽい女に不意打ちで刺され絶命するニャ。
不意打ちした女は恐怖のあまり、パニック状態になっていて刺した後もうつろな目をしているニャ。
せっかく和解策を提案したマウスさんだったのに…。
でも…
この女、『有能キャラが序盤で殺される』サバイバル映画のお約束をわかっている大した女ニャ!
「ニャッハー!残り3人!それではドラズロワイアル開幕ニャ!」
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「ヒイイ」
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