6 / 44
第一章 はじまりとほくほくコロッケ
さちとあやかしたち
しおりを挟む
花嫁衣裳から普段着の着物に着替えたさちは、料理を始めるべく身支度を整えた。髪をまとめ終えると、かまどの前に立った。
「ええっと。火はどうやってつけたらいいのかしら……」
ぬらりひょんはさちの様子を隣の部屋から見ている。さちのことが気になるようだ。
「火ならば、そこに眠っておる『化け火』に頼むといい」
「ばけび、さんですか?」
聞いたことがない名前をさちが呼ぶと、かまどの裏から小さな火の玉が転がるように現れた。驚いたさちが目をぱちくりさせていると、化け火は気を良くしたのか、ばちぱちと線香花火のような火花を散らす。
「まぁ。花火みたい!」
ほめられて上機嫌になったのか、化け火はさらに火の勢いを強くしていく。
「こら、化け火! おまえが暴れると火が飛んで火事になる。さっさと竈に火を入れろ」
ぬらりひょんに怒られた化け火は、しゅんと小さな火の玉に戻り、すごすごとかまどの下に潜っていく。
「化け火に頼めば、火の勢いを調節してくれるはずだ。人間は『ガス』という道具を使い始めているそうだが、それはこの化け火と相性が悪くてな。人間の世界に住まう場所がなくなってしまった」
「化け火さんは居場所がないのですか?」
「仲間の化け火は幽世に移り住んで行ったが、そいつだけはなぜか、わしの屋敷に棲みついてしまったのだよ。火があっても困ることはないし、好きにさせておる」
「そうだったのですか……」
人間の社会に居場所がなくなった化け火は、不遇な自分の姿に重なる気がした。かまどの下を覗き込み、さちは化け火に改めて挨拶をする。
「化け火さん、こんにちは。私はさちと言います。よろしくお願い致します」
かまどの下にもぐった化け火に、さには丁寧に頭を下げた。化け火は嬉しそうに、ぱちぱちと音を立ててる。頼られることは嫌いではない様子だ。
「化け火のやつ、挨拶されて喜んでおるわ」
ぬらりひょんが愉快そうに笑うと、化け火は怒ったように、ばちん! と強めの火花を散らす。
「ところでさち。今日は何を作るつもりだ」
その場をごまかすように、ぬらりひょんはさちに声をかけた。
問われたさちは、笑顔で答えた。
「はい。そこにじゃがいもがありますし、さちが一番好きなコロッケを召し上がっていただこうかと思っております」
「ころっけ……? たしか揚げ物と聞いたことはあるが」
「はい。本来は牛脂で揚げるのですが、他の油でもかまいません。ただ多めの油が欲しいのですが、油はどこから購入してきたらよろしいですか? あと豚肉とそーすも用意しませんと」
さちが困ったように頬に手をあてると、元気の良い声が飛び込んできた。
「そいつは、おいらに任せてくださいよ、おやびん」
かまどがある土間の勝手口が、大きな音を立てて開けられた。坊主頭の少年がひょっこり顔を出す。少年といっても、普通の子どもではない。少年の目はひとつしかなかった。顔の中心にある、ぎょろりと大きな目玉が、さちを視覚に捉える。
「こちらの御方が、おやびんのお嫁様でやんすか? おいらは一つ目小僧と申しやす。どうぞよしなに。御寮さん、コロッケをお作りになるんで?」
見たことのない、一つ目小僧の異様な姿を、さちはまじまじと見つめてしまった。くるくると動く大きな目は、なぜか愛嬌があり、恐怖は感じない。むしろ愛らしいとさえ思ってしまうさちだった。
「御寮さん、見つめられたら照れるでやんす」
一つ目小僧は顔をほんのり赤くしながら、頭を掻く。
「あ、ごめんなさい。でも、あの『御寮さん』とは何ですか?」
「『若奥さん』のことでやんすよ。商家に嫁いだ花嫁さんが、そのように呼ばれていましたんで。若奥様のほうがよろしいですかい?」
「若奥様だなんて。私はさちです。ぬらりひょん様の元へ参りましたが、『様』と呼ばれるほど立派なものではありません。どうぞ、『さち』と呼んで下さいな」
さちは朗らかな笑顔で、一つ目小僧に言った。
明るい笑顔を向けられた一つ目小僧は、少しだけ戸惑ったようで、ちらりとぬらりひょんを見やる。
「おやびん、若奥さんがあのように仰せでやんすけど、いいんですかい?」
ぬらりひょんはかすかに微笑み、その場で腕を組んだ。
「好きなように呼んでやってくれ」
「へぇ、わかりやした」
ぬらりひょんは一つ目小僧の坊主頭に片手を置くと、ぐりぐりと乱暴に頭を撫でる。
「こやつは見ての通りの、一つ目小僧だ。わしを勝手に『おやびん』と呼んでおる。人間が作るものをつまむのが好きでな、いろんな人間の間を渡り歩いては、食べ物を恵んでもらっているというわけだ。器用なのはいいが、おかげで幽世に帰る機会を見失った大馬鹿者なのだ」
「馬鹿者はひどいでやんすよ。おいらは美味いものに目がないだけでやんす。美食家なんすよ」
「何が美食家だ。孤児に化けては食い物をもらっているだけだろうに」
やわらかな微笑みを浮かべ、一つ目小僧の頭を撫で回す、ぬらりひょんの姿にさちの顔も和んでいく。まるで兄弟のようだとさちは思った。
(他のあやかしに慕われているのね。ぬらりひょん様って優しい方だわ)
「さちさん、コロッケを作るなら、豚肉とウスターソースが必要でやんすね。おいら、ひとっ走りして買ってくるでやんすよ」
「一つ目小僧さん、お願いしてもいいんですか?」
「おやすい御用でやんすよ。代わりと言ったら何ですが、おいらもコロッケをひとつ、ご相伴にあずかりたいでやんすが……」
「もちろんです」
「おいら、揚げたてが食べたいでやんす!」
「こらこら、一つ目。調子に乗るな」
幼子がいたずらをとがめられたように、一つ目小僧は舌をぺろっと出して頭を掻く。
「そうそう、揚げ物するなら油もいるでやんすね!」
一つ目小僧が声を発した時だった。
「そいつは、おれが用意してやろう」
一つ目小僧の背後から、蓑を着た男がひょっこり姿を見せる。優しげな顔をしているが、頭がふつうの男より大きく、彼もまた人ではないことがわかる。
「油すまし、来ておったか」
油すましと呼ばれた男は、肩に陶器の油瓶をぶら下げている。瓶をぶらぶらと揺らしながら、油すましはにやりと笑った。
「ぬらりひょんのところに人間の嫁が来ると聞いてな。ちょいと興味があって来てみたのよ。そしたら、ハイカラな料理を作るというではないか。おまけに油がいるという。おれの出番と思うてな」
「ふん。呼んではおらんわ。油だけ置いて去るがいい」
「つれないことを。せっかく祝いに来てやったのだなら、おれにも『ころっけ』とやらを食わせてくれ」
油すましは肩から瓶を下ろすと、自らの油瓶をさちに差し出した。
「ぬらりひょんの嫁御さんよ。驚かしてすまんな。おれは油すましだ。この油を使ってくれ。量は十分あるはずだ」
瓶を受け取ると、油瓶はずしりと重く、量は十分足りそうだった。
「ありがとうございます! おかげでほくほくの美味しいコロッケをお作りできそうです」
次々と現れるあやかちたちに少し戸惑ってしまったさちだったが、誰もさちを虐めたりしない。さちにとっては、それが一番嬉しかった。
一つ目小僧以外は、さちが作ろうとしているコロッケにを見たことがないため、あやかしたちが興味をもっているだけなのだが、さちを怒らず笑顔をみせてくれることが何よりありがたいことだった。
(やっぱり料理は人を、ううん、あやかしさんたちも笑顔にするのね)
何よりあやかしたちのおかげで大好きな料理ができると思うと、さちの顔は自然と笑顔になる。
「すぐにお作りしますので、少しお待ちくださいね!」
さちの元気な声が、土間の台所に響いた。
ぬらりひょんの屋敷の台所は、さちの声に応えるように、きらりと輝いてみせた。
「ええっと。火はどうやってつけたらいいのかしら……」
ぬらりひょんはさちの様子を隣の部屋から見ている。さちのことが気になるようだ。
「火ならば、そこに眠っておる『化け火』に頼むといい」
「ばけび、さんですか?」
聞いたことがない名前をさちが呼ぶと、かまどの裏から小さな火の玉が転がるように現れた。驚いたさちが目をぱちくりさせていると、化け火は気を良くしたのか、ばちぱちと線香花火のような火花を散らす。
「まぁ。花火みたい!」
ほめられて上機嫌になったのか、化け火はさらに火の勢いを強くしていく。
「こら、化け火! おまえが暴れると火が飛んで火事になる。さっさと竈に火を入れろ」
ぬらりひょんに怒られた化け火は、しゅんと小さな火の玉に戻り、すごすごとかまどの下に潜っていく。
「化け火に頼めば、火の勢いを調節してくれるはずだ。人間は『ガス』という道具を使い始めているそうだが、それはこの化け火と相性が悪くてな。人間の世界に住まう場所がなくなってしまった」
「化け火さんは居場所がないのですか?」
「仲間の化け火は幽世に移り住んで行ったが、そいつだけはなぜか、わしの屋敷に棲みついてしまったのだよ。火があっても困ることはないし、好きにさせておる」
「そうだったのですか……」
人間の社会に居場所がなくなった化け火は、不遇な自分の姿に重なる気がした。かまどの下を覗き込み、さちは化け火に改めて挨拶をする。
「化け火さん、こんにちは。私はさちと言います。よろしくお願い致します」
かまどの下にもぐった化け火に、さには丁寧に頭を下げた。化け火は嬉しそうに、ぱちぱちと音を立ててる。頼られることは嫌いではない様子だ。
「化け火のやつ、挨拶されて喜んでおるわ」
ぬらりひょんが愉快そうに笑うと、化け火は怒ったように、ばちん! と強めの火花を散らす。
「ところでさち。今日は何を作るつもりだ」
その場をごまかすように、ぬらりひょんはさちに声をかけた。
問われたさちは、笑顔で答えた。
「はい。そこにじゃがいもがありますし、さちが一番好きなコロッケを召し上がっていただこうかと思っております」
「ころっけ……? たしか揚げ物と聞いたことはあるが」
「はい。本来は牛脂で揚げるのですが、他の油でもかまいません。ただ多めの油が欲しいのですが、油はどこから購入してきたらよろしいですか? あと豚肉とそーすも用意しませんと」
さちが困ったように頬に手をあてると、元気の良い声が飛び込んできた。
「そいつは、おいらに任せてくださいよ、おやびん」
かまどがある土間の勝手口が、大きな音を立てて開けられた。坊主頭の少年がひょっこり顔を出す。少年といっても、普通の子どもではない。少年の目はひとつしかなかった。顔の中心にある、ぎょろりと大きな目玉が、さちを視覚に捉える。
「こちらの御方が、おやびんのお嫁様でやんすか? おいらは一つ目小僧と申しやす。どうぞよしなに。御寮さん、コロッケをお作りになるんで?」
見たことのない、一つ目小僧の異様な姿を、さちはまじまじと見つめてしまった。くるくると動く大きな目は、なぜか愛嬌があり、恐怖は感じない。むしろ愛らしいとさえ思ってしまうさちだった。
「御寮さん、見つめられたら照れるでやんす」
一つ目小僧は顔をほんのり赤くしながら、頭を掻く。
「あ、ごめんなさい。でも、あの『御寮さん』とは何ですか?」
「『若奥さん』のことでやんすよ。商家に嫁いだ花嫁さんが、そのように呼ばれていましたんで。若奥様のほうがよろしいですかい?」
「若奥様だなんて。私はさちです。ぬらりひょん様の元へ参りましたが、『様』と呼ばれるほど立派なものではありません。どうぞ、『さち』と呼んで下さいな」
さちは朗らかな笑顔で、一つ目小僧に言った。
明るい笑顔を向けられた一つ目小僧は、少しだけ戸惑ったようで、ちらりとぬらりひょんを見やる。
「おやびん、若奥さんがあのように仰せでやんすけど、いいんですかい?」
ぬらりひょんはかすかに微笑み、その場で腕を組んだ。
「好きなように呼んでやってくれ」
「へぇ、わかりやした」
ぬらりひょんは一つ目小僧の坊主頭に片手を置くと、ぐりぐりと乱暴に頭を撫でる。
「こやつは見ての通りの、一つ目小僧だ。わしを勝手に『おやびん』と呼んでおる。人間が作るものをつまむのが好きでな、いろんな人間の間を渡り歩いては、食べ物を恵んでもらっているというわけだ。器用なのはいいが、おかげで幽世に帰る機会を見失った大馬鹿者なのだ」
「馬鹿者はひどいでやんすよ。おいらは美味いものに目がないだけでやんす。美食家なんすよ」
「何が美食家だ。孤児に化けては食い物をもらっているだけだろうに」
やわらかな微笑みを浮かべ、一つ目小僧の頭を撫で回す、ぬらりひょんの姿にさちの顔も和んでいく。まるで兄弟のようだとさちは思った。
(他のあやかしに慕われているのね。ぬらりひょん様って優しい方だわ)
「さちさん、コロッケを作るなら、豚肉とウスターソースが必要でやんすね。おいら、ひとっ走りして買ってくるでやんすよ」
「一つ目小僧さん、お願いしてもいいんですか?」
「おやすい御用でやんすよ。代わりと言ったら何ですが、おいらもコロッケをひとつ、ご相伴にあずかりたいでやんすが……」
「もちろんです」
「おいら、揚げたてが食べたいでやんす!」
「こらこら、一つ目。調子に乗るな」
幼子がいたずらをとがめられたように、一つ目小僧は舌をぺろっと出して頭を掻く。
「そうそう、揚げ物するなら油もいるでやんすね!」
一つ目小僧が声を発した時だった。
「そいつは、おれが用意してやろう」
一つ目小僧の背後から、蓑を着た男がひょっこり姿を見せる。優しげな顔をしているが、頭がふつうの男より大きく、彼もまた人ではないことがわかる。
「油すまし、来ておったか」
油すましと呼ばれた男は、肩に陶器の油瓶をぶら下げている。瓶をぶらぶらと揺らしながら、油すましはにやりと笑った。
「ぬらりひょんのところに人間の嫁が来ると聞いてな。ちょいと興味があって来てみたのよ。そしたら、ハイカラな料理を作るというではないか。おまけに油がいるという。おれの出番と思うてな」
「ふん。呼んではおらんわ。油だけ置いて去るがいい」
「つれないことを。せっかく祝いに来てやったのだなら、おれにも『ころっけ』とやらを食わせてくれ」
油すましは肩から瓶を下ろすと、自らの油瓶をさちに差し出した。
「ぬらりひょんの嫁御さんよ。驚かしてすまんな。おれは油すましだ。この油を使ってくれ。量は十分あるはずだ」
瓶を受け取ると、油瓶はずしりと重く、量は十分足りそうだった。
「ありがとうございます! おかげでほくほくの美味しいコロッケをお作りできそうです」
次々と現れるあやかちたちに少し戸惑ってしまったさちだったが、誰もさちを虐めたりしない。さちにとっては、それが一番嬉しかった。
一つ目小僧以外は、さちが作ろうとしているコロッケにを見たことがないため、あやかしたちが興味をもっているだけなのだが、さちを怒らず笑顔をみせてくれることが何よりありがたいことだった。
(やっぱり料理は人を、ううん、あやかしさんたちも笑顔にするのね)
何よりあやかしたちのおかげで大好きな料理ができると思うと、さちの顔は自然と笑顔になる。
「すぐにお作りしますので、少しお待ちくださいね!」
さちの元気な声が、土間の台所に響いた。
ぬらりひょんの屋敷の台所は、さちの声に応えるように、きらりと輝いてみせた。
0
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
あやかし帝都の婚姻譚 〜浄癒の花嫁が祓魔の軍人に溺愛されるまで〜
鳴猫ツミキ
キャラ文芸
【完結】【第一章までで一区切り】時は大正。天羽家に生まれた桜子は、特異な体質から、家族に虐げられた生活を送っていた。すると女学院から帰ったある日、見合いをするよう命じられる。相手は冷酷だと評判の帝国陸軍あやかし対策部隊の四峰礼人だった。※和風シンデレラ風のお話です。恋愛要素が多いですが、あやかし要素が主体です。第9回キャラ文芸大賞に応募しているので、応援して頂けましたら嬉しいです。【第一章で一区切りで単体で読めますので、そこまででもご覧頂けると嬉しいです】。
後宮なりきり夫婦録
石田空
キャラ文芸
「月鈴、ちょっと嫁に来るか?」
「はあ……?」
雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。
あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は、急遽皇帝の「影武者」として跡継ぎ騒動を防ぐために寺院に入れられていた皇子の空燕を呼び戻すことに決める。
空燕の国の声に応える条件は、同じく寺院で方士修行をしていた方士の月鈴を妃として後宮に入れること。
かくしてふたりは片や皇帝の影武者として、片や皇帝の偽りの愛妃として、後宮と言う名の魔窟に潜入捜査をすることとなった。
影武者夫婦は、後宮内で起こる事件の謎を解けるのか。そしてふたりの想いの行方はいったい。
サイトより転載になります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
香死妃(かしひ)は香りに埋もれて謎を解く
液体猫
キャラ文芸
第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞受賞しました(^_^)/
香を操り、死者の想いを知る一族がいる。そう囁かれたのは、ずっと昔の話だった。今ではその一族の生き残りすら見ず、誰もが彼ら、彼女たちの存在を忘れてしまっていた。
ある日のこと、一人の侍女が急死した。原因は不明で、解決されないまま月日が流れていき……
その事件を解決するために一人の青年が動き出す。その過程で出会った少女──香 麗然《コウ レイラン》──は、忘れ去られた一族の者だったと知った。
香 麗然《コウ レイラン》が後宮に現れた瞬間、事態は動いていく。
彼女は香りに秘められた事件を解決。ついでに、ぶっきらぼうな青年兵、幼い妃など。数多の人々を無自覚に誑かしていった。
テンパると田舎娘丸出しになる香 麗然《コウ レイラン》と謎だらけの青年兵がダッグを組み、数々の事件に挑んでいく。
後宮の闇、そして人々の想いを描く、後宮恋愛ミステリーです。
シリアス成分が少し多めとなっています。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
人間嫌いの狐王に、契約妻として嫁いだら溺愛が止まりません
由香
ファンタジー
人間嫌いで知られる狐族の王・玄耀に、“契約上の妻”として嫁いだ少女・紗夜。
「感情は不要。契約が終われば離縁だ」
そう告げられたはずなのに、共に暮らすうち、冷酷な王は彼女だけに甘さを隠さなくなっていく。
やがて結ばれる“番”の契約、そして王妃宣言――。
契約結婚から始まる、人外王の溺愛が止まらない和風あやかし恋愛譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる