28 / 44
第三章 父と娘、蓉子の正体
最初で最後の抱擁
しおりを挟む
さちが台所へ行ってしまうと、ぬらりひょんは壱郎の顔をもう一度見てみた。青白い顔に落ちくぼんだ目元。ぼんやりとした目は、焦点が定まっていない気がした。
「壱郎、おまえ、一体なにがあったのだ?」
ぬらりひょんが知る壱郎は、家族と親族を大切にする人間だった。自分の娘ならば、厳しく育てることはあっても、決して虐めたりしなかったはずなのだ。
ぬらりひょんの言葉を黙って聞いていた壱郎だったが、やがてその体は小刻みに震え始めた。
「壱郎? どこか具合が悪いのか?」
壱郎はなおも震え続け、やがて助けを乞うように、ぬらりひょんに顔を向けた。その姿はぬらりひょんが知る、昔の壱郎の姿だった。
「ぬ、ぬらりひょん様、わ、わたしは、わたしは、実は……」
「やはり何かあったのだな? 聞いてやるから話せ、壱郎」
その時だった。
『にゃお~ん、うぉ~ん……!』
どこからか、猫の鳴き声が聞こえた。
それは遠くからわずかに聞こえるものだったが、たしかに耳に届く、不思議な鳴き声だった。
「猫だと? わしの屋敷の敷地内には、野良猫は恐れて入ってこないはずだが……」
不思議に思いながらも、ぬらりひょんは再び壱郎に目を向けた。すると一郎の顔は驚くほど青ざめていた。
「壱郎? どうした!?」
「ぬ、ぬらりひょん様、なんでもございません。なにも問題はありません……」
「その様子で何もないはずがなかろう。聞いてやるから話せ!」
しかし壱郎は何かに怯えるように、固く口を閉ざしてしまった。どれだけなだめても、何も話そうとしない。
「お待たせしました、シチューをお持ちしました」
ぬらりひょんが壱郎をさらに追及しようとしたところで、さちが来てしまった。何も知らぬさちは、精一杯笑顔を浮かべている。
「ぬらりひょん様、どうかされましたか?」
さちが不思議そうな顔をしている。先ほどまで泣いていたさちを、これ以上苦しめるわけにはいかない。
「いや、何でもない」
ぬらりひょんもまた、さちのために口をつぐむしかなかった。
「お父様、お待たせしました。シチューでございます」
さちがシチューを注いだ皿を、壱郎の前に差し出した。
「これは……さちが作ったのか?」
「はい。仕事でお疲れのお父様に、少しでもお体を労ってほしくて、心を込めて作りました」
皿に盛られたシチューは、とろみのある白濁したスープに、食べやすく切られた鶏肉、白いじゃがいも、朱色の人参、みどり色のいんげんが入った具だくさんのスープだ。
鶏のガラ肉を用いてスープを作り、食べやすい大きさに切った人参、じゃがいもを加えて煮込み、メリケン粉を少量の水で溶いたものを入れてとろみをつけた汁物で、体に優しく栄養もある。
温かなスープで、体と心の緊張をほぐしてほしかったのだ。
壱郎はシチューを匙でそっとすくいとり、口の中へ運んだ。口の中に鶏肉のこくと野菜のだしが、ふんわり拡がっていく。温かなとろみが喉の奥へと流れていくと、体がじんわりとあったかくなるのを感じる。鶏肉はほろりとくずれ、野菜はやわらかく、冷え切った体をやさしく慈しんでくれる。ひとくちだけのつもりが、温もりを求めて、ついもうひとくち。気付けば、シチューのほとんどを食べ尽くしていた。
「これが……さちのシチューか。なんとやさしい温もりなのか……」
シチューを食べた壱郎は、その場でむせび泣き始めた。シチューがうまくて泣けるのか、疲れがたまりすぎて辛いのか。さちには父の心の内はわからなかったが、手料理を喜んでくれていることだけは確かだった。
「お父様……さちはお父様にお願いがあります」
父を目の前にして、さちは震えそうになるのを堪えながら、ゆっくりと語り始めた。
「九桜院さちは、今日より『九桜院』の名を捨て、ただの『さち』となります。お父様とお姉様の元へは、もう帰りません。どんな事情があったにせよ、私はぬらりひょん様の元へ嫁ぐために参りました。私はぬらりひょん様の妻として、残りの人生を生きていきたいのです。この命が尽きるまで、お傍でお仕えさせていただくつもりです。お父様には、なにひとつ恩返しはできませんでしたが、さちのわがままをどうかお許しください」
壱郎はさちの話を黙って聞いていた。涙はまだ頬を伝っていたが、わずかに微笑んでいるようにも感じられた。
さちは三つ指をつくと、丁寧に頭を下げた。
「お父様、これまで育てていただいてありがとうございました。お父様にぬらりひょん様の元へ送り出していただけたから、今の幸せがあるのです。どうか、どうかお父様、お元気で……」
それはさちから父への決別であり、九桜院家からの解放と旅立ちだった。
「さち、おまえは大人になったのだな……。わたしに言いたいことは山ほどあったろうに、おまえに何かしてやれたことは一度もないのに、それでも言ってくれるのだな、『育ててくれてありがとう』と……」
壱郎の頬を、ほろりと涙がこぼれていく。そのまま何も言うことはなく、しばし口を閉ざしている。
やがて壱郎は涙を手で拭いとると、ふらりと立ち上がった。
「わたしから言うことは、なにもない。おまえはもう九桜院家の娘ではないのだから」
そのまま立ち去ろうと体の向きを変えた瞬間、壱郎の体はぐらりと揺れ、その場に倒れてしまった。
「お父様、大丈夫ですか?」
驚いたさちが慌てて駆け寄った、その時だった。
壱郎がさちの手を取り、胸元へ引き寄せたのだ。突然のことに驚いたさちは、父親の体に身を寄せてしまった。さちの耳元に壱郎が静かにささやく。
「さち、九桜院家のことは忘れて幸せになれ。おまえをたった一度だけでいいから、こうして抱きしめたかった……」
「え……? お父様、何を……?」
意味がわからず動転するさちを、壱郎はほんのわずかな間だけ、抱きしめた。それは父から娘への、最初で最後の抱擁だった。
壱郎は何事もなかったように立ち上がると、「失礼致します」とだけ告げて、足早に去っていった。
「お、おとうさま……?」
さちには全く意味がわからなかった。父にとってさちは、恥ずべき隠し子であり、娘として可愛がられたことは一度もない。手さえ握ってもらったことはないのだから。それなのに、さきほどの抱擁は、たしかに父から娘への愛情を感じた。
「お父様、なぜ……」
壱郎は振り返ることもなく去ってゆき、さちはその背を黙って見つめることしかできなかった。さちを一瞬だけ抱いた温もりが体に残り、哀しくうずいていた。
「壱郎、おまえ、一体なにがあったのだ?」
ぬらりひょんが知る壱郎は、家族と親族を大切にする人間だった。自分の娘ならば、厳しく育てることはあっても、決して虐めたりしなかったはずなのだ。
ぬらりひょんの言葉を黙って聞いていた壱郎だったが、やがてその体は小刻みに震え始めた。
「壱郎? どこか具合が悪いのか?」
壱郎はなおも震え続け、やがて助けを乞うように、ぬらりひょんに顔を向けた。その姿はぬらりひょんが知る、昔の壱郎の姿だった。
「ぬ、ぬらりひょん様、わ、わたしは、わたしは、実は……」
「やはり何かあったのだな? 聞いてやるから話せ、壱郎」
その時だった。
『にゃお~ん、うぉ~ん……!』
どこからか、猫の鳴き声が聞こえた。
それは遠くからわずかに聞こえるものだったが、たしかに耳に届く、不思議な鳴き声だった。
「猫だと? わしの屋敷の敷地内には、野良猫は恐れて入ってこないはずだが……」
不思議に思いながらも、ぬらりひょんは再び壱郎に目を向けた。すると一郎の顔は驚くほど青ざめていた。
「壱郎? どうした!?」
「ぬ、ぬらりひょん様、なんでもございません。なにも問題はありません……」
「その様子で何もないはずがなかろう。聞いてやるから話せ!」
しかし壱郎は何かに怯えるように、固く口を閉ざしてしまった。どれだけなだめても、何も話そうとしない。
「お待たせしました、シチューをお持ちしました」
ぬらりひょんが壱郎をさらに追及しようとしたところで、さちが来てしまった。何も知らぬさちは、精一杯笑顔を浮かべている。
「ぬらりひょん様、どうかされましたか?」
さちが不思議そうな顔をしている。先ほどまで泣いていたさちを、これ以上苦しめるわけにはいかない。
「いや、何でもない」
ぬらりひょんもまた、さちのために口をつぐむしかなかった。
「お父様、お待たせしました。シチューでございます」
さちがシチューを注いだ皿を、壱郎の前に差し出した。
「これは……さちが作ったのか?」
「はい。仕事でお疲れのお父様に、少しでもお体を労ってほしくて、心を込めて作りました」
皿に盛られたシチューは、とろみのある白濁したスープに、食べやすく切られた鶏肉、白いじゃがいも、朱色の人参、みどり色のいんげんが入った具だくさんのスープだ。
鶏のガラ肉を用いてスープを作り、食べやすい大きさに切った人参、じゃがいもを加えて煮込み、メリケン粉を少量の水で溶いたものを入れてとろみをつけた汁物で、体に優しく栄養もある。
温かなスープで、体と心の緊張をほぐしてほしかったのだ。
壱郎はシチューを匙でそっとすくいとり、口の中へ運んだ。口の中に鶏肉のこくと野菜のだしが、ふんわり拡がっていく。温かなとろみが喉の奥へと流れていくと、体がじんわりとあったかくなるのを感じる。鶏肉はほろりとくずれ、野菜はやわらかく、冷え切った体をやさしく慈しんでくれる。ひとくちだけのつもりが、温もりを求めて、ついもうひとくち。気付けば、シチューのほとんどを食べ尽くしていた。
「これが……さちのシチューか。なんとやさしい温もりなのか……」
シチューを食べた壱郎は、その場でむせび泣き始めた。シチューがうまくて泣けるのか、疲れがたまりすぎて辛いのか。さちには父の心の内はわからなかったが、手料理を喜んでくれていることだけは確かだった。
「お父様……さちはお父様にお願いがあります」
父を目の前にして、さちは震えそうになるのを堪えながら、ゆっくりと語り始めた。
「九桜院さちは、今日より『九桜院』の名を捨て、ただの『さち』となります。お父様とお姉様の元へは、もう帰りません。どんな事情があったにせよ、私はぬらりひょん様の元へ嫁ぐために参りました。私はぬらりひょん様の妻として、残りの人生を生きていきたいのです。この命が尽きるまで、お傍でお仕えさせていただくつもりです。お父様には、なにひとつ恩返しはできませんでしたが、さちのわがままをどうかお許しください」
壱郎はさちの話を黙って聞いていた。涙はまだ頬を伝っていたが、わずかに微笑んでいるようにも感じられた。
さちは三つ指をつくと、丁寧に頭を下げた。
「お父様、これまで育てていただいてありがとうございました。お父様にぬらりひょん様の元へ送り出していただけたから、今の幸せがあるのです。どうか、どうかお父様、お元気で……」
それはさちから父への決別であり、九桜院家からの解放と旅立ちだった。
「さち、おまえは大人になったのだな……。わたしに言いたいことは山ほどあったろうに、おまえに何かしてやれたことは一度もないのに、それでも言ってくれるのだな、『育ててくれてありがとう』と……」
壱郎の頬を、ほろりと涙がこぼれていく。そのまま何も言うことはなく、しばし口を閉ざしている。
やがて壱郎は涙を手で拭いとると、ふらりと立ち上がった。
「わたしから言うことは、なにもない。おまえはもう九桜院家の娘ではないのだから」
そのまま立ち去ろうと体の向きを変えた瞬間、壱郎の体はぐらりと揺れ、その場に倒れてしまった。
「お父様、大丈夫ですか?」
驚いたさちが慌てて駆け寄った、その時だった。
壱郎がさちの手を取り、胸元へ引き寄せたのだ。突然のことに驚いたさちは、父親の体に身を寄せてしまった。さちの耳元に壱郎が静かにささやく。
「さち、九桜院家のことは忘れて幸せになれ。おまえをたった一度だけでいいから、こうして抱きしめたかった……」
「え……? お父様、何を……?」
意味がわからず動転するさちを、壱郎はほんのわずかな間だけ、抱きしめた。それは父から娘への、最初で最後の抱擁だった。
壱郎は何事もなかったように立ち上がると、「失礼致します」とだけ告げて、足早に去っていった。
「お、おとうさま……?」
さちには全く意味がわからなかった。父にとってさちは、恥ずべき隠し子であり、娘として可愛がられたことは一度もない。手さえ握ってもらったことはないのだから。それなのに、さきほどの抱擁は、たしかに父から娘への愛情を感じた。
「お父様、なぜ……」
壱郎は振り返ることもなく去ってゆき、さちはその背を黙って見つめることしかできなかった。さちを一瞬だけ抱いた温もりが体に残り、哀しくうずいていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
あやかし帝都の婚姻譚 〜浄癒の花嫁が祓魔の軍人に溺愛されるまで〜
鳴猫ツミキ
キャラ文芸
【完結】【第一章までで一区切り】時は大正。天羽家に生まれた桜子は、特異な体質から、家族に虐げられた生活を送っていた。すると女学院から帰ったある日、見合いをするよう命じられる。相手は冷酷だと評判の帝国陸軍あやかし対策部隊の四峰礼人だった。※和風シンデレラ風のお話です。恋愛要素が多いですが、あやかし要素が主体です。第9回キャラ文芸大賞に応募しているので、応援して頂けましたら嬉しいです。【第一章で一区切りで単体で読めますので、そこまででもご覧頂けると嬉しいです】。
【完結】あやかし団地 管理人見習い日誌
双月ねむる
キャラ文芸
就活全滅で「自分には社会性がない」と思い込む凛は、遠縁の親戚に紹介され、昭和レトロな巨大団地・さくらヶ丘第一団地の『管理人見習い』として住み込みで働くことに。しかしその団地には、中庭の「靴鳴らし」、エレベーター表示盤に棲む狐など、団地限定あやかし達が当たり前のように暮らしていた。
最初は逃げ腰の凛だったが、すねた空き部屋や、ベランダの風鈴が告げるSOSなど、人とあやかしのトラブルに巻き込まれながら、少しずつ『共同体』に関わる勇気を取り戻していく。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
後宮祓いの巫女は、鬼将軍に嫁ぐことになりました
由香
キャラ文芸
後宮で怪異を祓う下級巫女・紗月は、ある日突然、「鬼」と噂される将軍・玄耀の妻になれと命じられる。
それは愛のない政略結婚――
人ならざる力を持つ将軍を、巫女の力で制御するための契約だった。
後宮の思惑に翻弄されながらも、二人は「契約」ではなく「選んだ縁」として、共に生きる道を選ぶ――。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる