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第三章 父と娘、蓉子の正体
最初で最後の抱擁
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さちが台所へ行ってしまうと、ぬらりひょんは壱郎の顔をもう一度見てみた。青白い顔に落ちくぼんだ目元。ぼんやりとした目は、焦点が定まっていない気がした。
「壱郎、おまえ、一体なにがあったのだ?」
ぬらりひょんが知る壱郎は、家族と親族を大切にする人間だった。自分の娘ならば、厳しく育てることはあっても、決して虐めたりしなかったはずなのだ。
ぬらりひょんの言葉を黙って聞いていた壱郎だったが、やがてその体は小刻みに震え始めた。
「壱郎? どこか具合が悪いのか?」
壱郎はなおも震え続け、やがて助けを乞うように、ぬらりひょんに顔を向けた。その姿はぬらりひょんが知る、昔の壱郎の姿だった。
「ぬ、ぬらりひょん様、わ、わたしは、わたしは、実は……」
「やはり何かあったのだな? 聞いてやるから話せ、壱郎」
その時だった。
『にゃお~ん、うぉ~ん……!』
どこからか、猫の鳴き声が聞こえた。
それは遠くからわずかに聞こえるものだったが、たしかに耳に届く、不思議な鳴き声だった。
「猫だと? わしの屋敷の敷地内には、野良猫は恐れて入ってこないはずだが……」
不思議に思いながらも、ぬらりひょんは再び壱郎に目を向けた。すると一郎の顔は驚くほど青ざめていた。
「壱郎? どうした!?」
「ぬ、ぬらりひょん様、なんでもございません。なにも問題はありません……」
「その様子で何もないはずがなかろう。聞いてやるから話せ!」
しかし壱郎は何かに怯えるように、固く口を閉ざしてしまった。どれだけなだめても、何も話そうとしない。
「お待たせしました、シチューをお持ちしました」
ぬらりひょんが壱郎をさらに追及しようとしたところで、さちが来てしまった。何も知らぬさちは、精一杯笑顔を浮かべている。
「ぬらりひょん様、どうかされましたか?」
さちが不思議そうな顔をしている。先ほどまで泣いていたさちを、これ以上苦しめるわけにはいかない。
「いや、何でもない」
ぬらりひょんもまた、さちのために口をつぐむしかなかった。
「お父様、お待たせしました。シチューでございます」
さちがシチューを注いだ皿を、壱郎の前に差し出した。
「これは……さちが作ったのか?」
「はい。仕事でお疲れのお父様に、少しでもお体を労ってほしくて、心を込めて作りました」
皿に盛られたシチューは、とろみのある白濁したスープに、食べやすく切られた鶏肉、白いじゃがいも、朱色の人参、みどり色のいんげんが入った具だくさんのスープだ。
鶏のガラ肉を用いてスープを作り、食べやすい大きさに切った人参、じゃがいもを加えて煮込み、メリケン粉を少量の水で溶いたものを入れてとろみをつけた汁物で、体に優しく栄養もある。
温かなスープで、体と心の緊張をほぐしてほしかったのだ。
壱郎はシチューを匙でそっとすくいとり、口の中へ運んだ。口の中に鶏肉のこくと野菜のだしが、ふんわり拡がっていく。温かなとろみが喉の奥へと流れていくと、体がじんわりとあったかくなるのを感じる。鶏肉はほろりとくずれ、野菜はやわらかく、冷え切った体をやさしく慈しんでくれる。ひとくちだけのつもりが、温もりを求めて、ついもうひとくち。気付けば、シチューのほとんどを食べ尽くしていた。
「これが……さちのシチューか。なんとやさしい温もりなのか……」
シチューを食べた壱郎は、その場でむせび泣き始めた。シチューがうまくて泣けるのか、疲れがたまりすぎて辛いのか。さちには父の心の内はわからなかったが、手料理を喜んでくれていることだけは確かだった。
「お父様……さちはお父様にお願いがあります」
父を目の前にして、さちは震えそうになるのを堪えながら、ゆっくりと語り始めた。
「九桜院さちは、今日より『九桜院』の名を捨て、ただの『さち』となります。お父様とお姉様の元へは、もう帰りません。どんな事情があったにせよ、私はぬらりひょん様の元へ嫁ぐために参りました。私はぬらりひょん様の妻として、残りの人生を生きていきたいのです。この命が尽きるまで、お傍でお仕えさせていただくつもりです。お父様には、なにひとつ恩返しはできませんでしたが、さちのわがままをどうかお許しください」
壱郎はさちの話を黙って聞いていた。涙はまだ頬を伝っていたが、わずかに微笑んでいるようにも感じられた。
さちは三つ指をつくと、丁寧に頭を下げた。
「お父様、これまで育てていただいてありがとうございました。お父様にぬらりひょん様の元へ送り出していただけたから、今の幸せがあるのです。どうか、どうかお父様、お元気で……」
それはさちから父への決別であり、九桜院家からの解放と旅立ちだった。
「さち、おまえは大人になったのだな……。わたしに言いたいことは山ほどあったろうに、おまえに何かしてやれたことは一度もないのに、それでも言ってくれるのだな、『育ててくれてありがとう』と……」
壱郎の頬を、ほろりと涙がこぼれていく。そのまま何も言うことはなく、しばし口を閉ざしている。
やがて壱郎は涙を手で拭いとると、ふらりと立ち上がった。
「わたしから言うことは、なにもない。おまえはもう九桜院家の娘ではないのだから」
そのまま立ち去ろうと体の向きを変えた瞬間、壱郎の体はぐらりと揺れ、その場に倒れてしまった。
「お父様、大丈夫ですか?」
驚いたさちが慌てて駆け寄った、その時だった。
壱郎がさちの手を取り、胸元へ引き寄せたのだ。突然のことに驚いたさちは、父親の体に身を寄せてしまった。さちの耳元に壱郎が静かにささやく。
「さち、九桜院家のことは忘れて幸せになれ。おまえをたった一度だけでいいから、こうして抱きしめたかった……」
「え……? お父様、何を……?」
意味がわからず動転するさちを、壱郎はほんのわずかな間だけ、抱きしめた。それは父から娘への、最初で最後の抱擁だった。
壱郎は何事もなかったように立ち上がると、「失礼致します」とだけ告げて、足早に去っていった。
「お、おとうさま……?」
さちには全く意味がわからなかった。父にとってさちは、恥ずべき隠し子であり、娘として可愛がられたことは一度もない。手さえ握ってもらったことはないのだから。それなのに、さきほどの抱擁は、たしかに父から娘への愛情を感じた。
「お父様、なぜ……」
壱郎は振り返ることもなく去ってゆき、さちはその背を黙って見つめることしかできなかった。さちを一瞬だけ抱いた温もりが体に残り、哀しくうずいていた。
「壱郎、おまえ、一体なにがあったのだ?」
ぬらりひょんが知る壱郎は、家族と親族を大切にする人間だった。自分の娘ならば、厳しく育てることはあっても、決して虐めたりしなかったはずなのだ。
ぬらりひょんの言葉を黙って聞いていた壱郎だったが、やがてその体は小刻みに震え始めた。
「壱郎? どこか具合が悪いのか?」
壱郎はなおも震え続け、やがて助けを乞うように、ぬらりひょんに顔を向けた。その姿はぬらりひょんが知る、昔の壱郎の姿だった。
「ぬ、ぬらりひょん様、わ、わたしは、わたしは、実は……」
「やはり何かあったのだな? 聞いてやるから話せ、壱郎」
その時だった。
『にゃお~ん、うぉ~ん……!』
どこからか、猫の鳴き声が聞こえた。
それは遠くからわずかに聞こえるものだったが、たしかに耳に届く、不思議な鳴き声だった。
「猫だと? わしの屋敷の敷地内には、野良猫は恐れて入ってこないはずだが……」
不思議に思いながらも、ぬらりひょんは再び壱郎に目を向けた。すると一郎の顔は驚くほど青ざめていた。
「壱郎? どうした!?」
「ぬ、ぬらりひょん様、なんでもございません。なにも問題はありません……」
「その様子で何もないはずがなかろう。聞いてやるから話せ!」
しかし壱郎は何かに怯えるように、固く口を閉ざしてしまった。どれだけなだめても、何も話そうとしない。
「お待たせしました、シチューをお持ちしました」
ぬらりひょんが壱郎をさらに追及しようとしたところで、さちが来てしまった。何も知らぬさちは、精一杯笑顔を浮かべている。
「ぬらりひょん様、どうかされましたか?」
さちが不思議そうな顔をしている。先ほどまで泣いていたさちを、これ以上苦しめるわけにはいかない。
「いや、何でもない」
ぬらりひょんもまた、さちのために口をつぐむしかなかった。
「お父様、お待たせしました。シチューでございます」
さちがシチューを注いだ皿を、壱郎の前に差し出した。
「これは……さちが作ったのか?」
「はい。仕事でお疲れのお父様に、少しでもお体を労ってほしくて、心を込めて作りました」
皿に盛られたシチューは、とろみのある白濁したスープに、食べやすく切られた鶏肉、白いじゃがいも、朱色の人参、みどり色のいんげんが入った具だくさんのスープだ。
鶏のガラ肉を用いてスープを作り、食べやすい大きさに切った人参、じゃがいもを加えて煮込み、メリケン粉を少量の水で溶いたものを入れてとろみをつけた汁物で、体に優しく栄養もある。
温かなスープで、体と心の緊張をほぐしてほしかったのだ。
壱郎はシチューを匙でそっとすくいとり、口の中へ運んだ。口の中に鶏肉のこくと野菜のだしが、ふんわり拡がっていく。温かなとろみが喉の奥へと流れていくと、体がじんわりとあったかくなるのを感じる。鶏肉はほろりとくずれ、野菜はやわらかく、冷え切った体をやさしく慈しんでくれる。ひとくちだけのつもりが、温もりを求めて、ついもうひとくち。気付けば、シチューのほとんどを食べ尽くしていた。
「これが……さちのシチューか。なんとやさしい温もりなのか……」
シチューを食べた壱郎は、その場でむせび泣き始めた。シチューがうまくて泣けるのか、疲れがたまりすぎて辛いのか。さちには父の心の内はわからなかったが、手料理を喜んでくれていることだけは確かだった。
「お父様……さちはお父様にお願いがあります」
父を目の前にして、さちは震えそうになるのを堪えながら、ゆっくりと語り始めた。
「九桜院さちは、今日より『九桜院』の名を捨て、ただの『さち』となります。お父様とお姉様の元へは、もう帰りません。どんな事情があったにせよ、私はぬらりひょん様の元へ嫁ぐために参りました。私はぬらりひょん様の妻として、残りの人生を生きていきたいのです。この命が尽きるまで、お傍でお仕えさせていただくつもりです。お父様には、なにひとつ恩返しはできませんでしたが、さちのわがままをどうかお許しください」
壱郎はさちの話を黙って聞いていた。涙はまだ頬を伝っていたが、わずかに微笑んでいるようにも感じられた。
さちは三つ指をつくと、丁寧に頭を下げた。
「お父様、これまで育てていただいてありがとうございました。お父様にぬらりひょん様の元へ送り出していただけたから、今の幸せがあるのです。どうか、どうかお父様、お元気で……」
それはさちから父への決別であり、九桜院家からの解放と旅立ちだった。
「さち、おまえは大人になったのだな……。わたしに言いたいことは山ほどあったろうに、おまえに何かしてやれたことは一度もないのに、それでも言ってくれるのだな、『育ててくれてありがとう』と……」
壱郎の頬を、ほろりと涙がこぼれていく。そのまま何も言うことはなく、しばし口を閉ざしている。
やがて壱郎は涙を手で拭いとると、ふらりと立ち上がった。
「わたしから言うことは、なにもない。おまえはもう九桜院家の娘ではないのだから」
そのまま立ち去ろうと体の向きを変えた瞬間、壱郎の体はぐらりと揺れ、その場に倒れてしまった。
「お父様、大丈夫ですか?」
驚いたさちが慌てて駆け寄った、その時だった。
壱郎がさちの手を取り、胸元へ引き寄せたのだ。突然のことに驚いたさちは、父親の体に身を寄せてしまった。さちの耳元に壱郎が静かにささやく。
「さち、九桜院家のことは忘れて幸せになれ。おまえをたった一度だけでいいから、こうして抱きしめたかった……」
「え……? お父様、何を……?」
意味がわからず動転するさちを、壱郎はほんのわずかな間だけ、抱きしめた。それは父から娘への、最初で最後の抱擁だった。
壱郎は何事もなかったように立ち上がると、「失礼致します」とだけ告げて、足早に去っていった。
「お、おとうさま……?」
さちには全く意味がわからなかった。父にとってさちは、恥ずべき隠し子であり、娘として可愛がられたことは一度もない。手さえ握ってもらったことはないのだから。それなのに、さきほどの抱擁は、たしかに父から娘への愛情を感じた。
「お父様、なぜ……」
壱郎は振り返ることもなく去ってゆき、さちはその背を黙って見つめることしかできなかった。さちを一瞬だけ抱いた温もりが体に残り、哀しくうずいていた。
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