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第二章
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不機嫌なルイスを前に、ベアトリーチェは嗤う。
「意外と心が広いわね侯爵閣下。それともお姫様との関係に口出しされたくないから、自分も口出ししないのかしら?」
「そんな風に言われるのは、すごく不本意なんだけど。お前たちよりも、僕の方が余程エヴァンジェリンとの距離があるよ。僕はエヴァンジェリンの部屋に泊まったりしないし、私物を彼女の部屋に置いたりもしてない。一緒に祭りを回ったりもしない。せいぜいエスコートして、くっつかれる位だよ」
「嫌味な奴ね。この前の二柱の女神の祭典には、お姫様と行った訳じゃないの?」
「あれは、あからさまに王太子暗殺を示唆する手紙が届いたから、急いで駆けつけただけだよ」
「あら、物騒だ事。でも、本当は人目を気にしてお姫様に近づかないだけでは?」
「そんな訳ないに決まっている。叔父上に禁止されない限り、そもそも僕は人目を気にしたりはしないよ」
「ああ、あんたって心底嫌な奴ね。まあ、あんたの事はどうでもいいわ。アリスから近づいたとはいえ、よくお相手の騎士様たちはあの子の言う事をきいたわね?近衛なんて、ある意味スキャンダル厳禁の、人気商売みたいな所があるのに」
ベアトリーチェが、肘置きに頬杖をつきながら、長い足を組んだ。
「どうやら、アリスはソニア・ベルラルディーニのサロンで開かれる特別演奏会の招待状を、あの二人にチラつかせたみたいなんだよね」
ルイスの言葉にベアトリーチェは切れ長の目を見開いた。ルイスの一言でアリシティアが何をしたか察し、唐突に笑いだした。
「はははっ!!信じられない、あの芸術の神の愛し子の招待状を、今度はよりにもよって、チューダー伯爵の仮面舞踏会の招待状と交換したの?!」
ベアトリーチェは、椅子の上で、お腹を抱える。なにがそこまでおかしかったのか、しばらくしてもまだお腹を押さえて、ひーひーと呼吸しながら笑い続けた。
ひとしきり笑って満足したのか、ベアトリーチェは、何度も深呼吸して呼吸を整え、ルイスに視線をむけた。
「はっ、本当に飽きさせないわよね。馬鹿な子程可愛いって、こういう事を言うんだと思わない? それで貴方は、私がその事に関わっていないか確認しに来た訳ね」
「まあ、それもあるし……」
ルイスは開きかけた口を閉じて、預けていた壁から背中をはなした。無言のままで椅子に腰を下ろしたベアトリーチェに歩み寄る。
「何よ?」
ベアトリーチェは突然近寄って来たルイスに訝しげに問うも、「念の為」と、ルイスは秀麗な顔をベアトリーチェの首元に近づけた。
そのまま短く鼻で息を吸った後、「違う」と呟き、体を離した。
「何今の。あんたもしかして、私の匂いを確認したの? どんな趣味してるのよこの変態」
反射的に身体を反らせたベアトリーチェが、ルイスの行動の意味が理解できず、奇妙な昆虫でも見たかのような表情を浮かべた。
「趣味じゃない。ただ、夜会の後べっとりと僕の婚約者についていた移り香が、魔女殿のものではないということを、念の為に確認しただけだよ」
「……へえ? つまりは、あの子に移り香がついて、それが夜会の後まで残る程に密着していた誰かがいると?」
ベアトリーチェは不快げに眉をひそめた。
「誰かとは言うが、あの香りからして間違いなく男性だと思うんだ」
「ふーん」
ルイスの言葉に、ベアトリーチェは口の端だけで笑った。
おもむろに立ち上がり、すぐそばにある大きな箱をあける。
同時に箱の中から冷気が溢れ出した。
中から小さな化粧箱をとりだして、ドアを閉める。
「これあげるわ、侯爵閣下」
ベアトリーチェが手のひらサイズの化粧箱をルイスに差し出した。
咄嗟に受け取った箱はひんやりと冷たく、蓋を開けると、中には高級品であるチョコレートの粒が2つ並んでいた。
「……ねぇ、これ。ただのチョコレートじゃないよね?」
蓋を元に戻したルイスが問う。
「そうね、中にお酒が入ってる、大人用のチョコレートって感じかしら。ねぇ知ってる?チョコレートってね、フェニルエチルアミンっていう、恋愛ホルモンが含まれているの。それがね、 快楽を司るホルモンであるドーパミンやノルアドレナリンの濃度を上昇させる訳よ。まあ、簡単に言うと、心も体も興奮して、恋愛脳になってしまう訳ね。もちろん普通のチョコレートの1つや2つでは、どうこうなるような物じゃないけど……魔女の力を加えれば…」
ベアトリーチェの言葉の先を、ルイスは口にした。
「つまりこれは、正真正銘の魔女の惚れ薬という訳か」
ルイスの言葉にベアトリーチェは嗤う。肯定も否定もしない。まさに人を惑わせ、破滅させる魔女そのものだ。
ルイスは手の中の物の価値を考える。人によっては誰かをを殺してでも手に入れたい物である筈だ。
「知ってる?魔女の惚れ薬ってね、食べてる間に見た人に、とてつもなく強い好意を持つらしいの。心も身体もね。それこそなんでもいいなりにさせられる位は……」
ベアトリーチェの意図を察し、ルイスはくすりと小さな笑いをもらした。
目の前の魔女と呼ばれる男は、間違いなくこの状況を楽しんでいる。そして、それと同時に、ルイスはこの魔女に試されているのだろう。
その事実が不快ではあるが、ルイスがこれをどう使うか、この魔女はみている。
もしも、ルイスが魔女の意図を汲まずに、自分の欲望のためにこれを使って、国を滅ぼそうが、自らの身を滅ぼそうが、目の前の魔女にとっては一興でしかないのだ。
「持続時間は?」
「それは、あまり長くはないかな。強く効くのはせいぜい12時間程で、あとはその感情を半日程引きずる感じかしら?」
ただの媚の類では無い。意中の相手に食べさせれば、身体も心も手に入れる事ができ、操りたい者に食べさせれば、相手を意のままに操ることさえ可能だろう。
極端な話、2粒全てを使えば、ほぼ2日の間は、1人の人物を意のままに操ることができる。これを上手く使えば、この国の玉座につくことすら可能な筈だ。
多分この薬は、今は既に古代の魔術本の中でしか見ることのない、傾国の美女達が使った魅了魔法と根本的には同じものだろう。
それ程の物を、この魔女は単なるイタズラ目的で渡してきたのだ。だが、ルイスは魔女や魔術師達の、享楽的な部分が好きだった。そしてそれを許す不文律が存在するこの国が好きだった。
「これって、男ばかりの騎士達の中で食べたりしたら、大変な事になりそうだね」
ルイスはクスクスと笑いながら、この先起こるであろう騒動を思い浮かべた。
「そうね、気をつけなきゃね」
再び椅子に腰をかけたベアトリーチェは、ルイスの答えに満足したように、笑みを深めた。
「意外と心が広いわね侯爵閣下。それともお姫様との関係に口出しされたくないから、自分も口出ししないのかしら?」
「そんな風に言われるのは、すごく不本意なんだけど。お前たちよりも、僕の方が余程エヴァンジェリンとの距離があるよ。僕はエヴァンジェリンの部屋に泊まったりしないし、私物を彼女の部屋に置いたりもしてない。一緒に祭りを回ったりもしない。せいぜいエスコートして、くっつかれる位だよ」
「嫌味な奴ね。この前の二柱の女神の祭典には、お姫様と行った訳じゃないの?」
「あれは、あからさまに王太子暗殺を示唆する手紙が届いたから、急いで駆けつけただけだよ」
「あら、物騒だ事。でも、本当は人目を気にしてお姫様に近づかないだけでは?」
「そんな訳ないに決まっている。叔父上に禁止されない限り、そもそも僕は人目を気にしたりはしないよ」
「ああ、あんたって心底嫌な奴ね。まあ、あんたの事はどうでもいいわ。アリスから近づいたとはいえ、よくお相手の騎士様たちはあの子の言う事をきいたわね?近衛なんて、ある意味スキャンダル厳禁の、人気商売みたいな所があるのに」
ベアトリーチェが、肘置きに頬杖をつきながら、長い足を組んだ。
「どうやら、アリスはソニア・ベルラルディーニのサロンで開かれる特別演奏会の招待状を、あの二人にチラつかせたみたいなんだよね」
ルイスの言葉にベアトリーチェは切れ長の目を見開いた。ルイスの一言でアリシティアが何をしたか察し、唐突に笑いだした。
「はははっ!!信じられない、あの芸術の神の愛し子の招待状を、今度はよりにもよって、チューダー伯爵の仮面舞踏会の招待状と交換したの?!」
ベアトリーチェは、椅子の上で、お腹を抱える。なにがそこまでおかしかったのか、しばらくしてもまだお腹を押さえて、ひーひーと呼吸しながら笑い続けた。
ひとしきり笑って満足したのか、ベアトリーチェは、何度も深呼吸して呼吸を整え、ルイスに視線をむけた。
「はっ、本当に飽きさせないわよね。馬鹿な子程可愛いって、こういう事を言うんだと思わない? それで貴方は、私がその事に関わっていないか確認しに来た訳ね」
「まあ、それもあるし……」
ルイスは開きかけた口を閉じて、預けていた壁から背中をはなした。無言のままで椅子に腰を下ろしたベアトリーチェに歩み寄る。
「何よ?」
ベアトリーチェは突然近寄って来たルイスに訝しげに問うも、「念の為」と、ルイスは秀麗な顔をベアトリーチェの首元に近づけた。
そのまま短く鼻で息を吸った後、「違う」と呟き、体を離した。
「何今の。あんたもしかして、私の匂いを確認したの? どんな趣味してるのよこの変態」
反射的に身体を反らせたベアトリーチェが、ルイスの行動の意味が理解できず、奇妙な昆虫でも見たかのような表情を浮かべた。
「趣味じゃない。ただ、夜会の後べっとりと僕の婚約者についていた移り香が、魔女殿のものではないということを、念の為に確認しただけだよ」
「……へえ? つまりは、あの子に移り香がついて、それが夜会の後まで残る程に密着していた誰かがいると?」
ベアトリーチェは不快げに眉をひそめた。
「誰かとは言うが、あの香りからして間違いなく男性だと思うんだ」
「ふーん」
ルイスの言葉に、ベアトリーチェは口の端だけで笑った。
おもむろに立ち上がり、すぐそばにある大きな箱をあける。
同時に箱の中から冷気が溢れ出した。
中から小さな化粧箱をとりだして、ドアを閉める。
「これあげるわ、侯爵閣下」
ベアトリーチェが手のひらサイズの化粧箱をルイスに差し出した。
咄嗟に受け取った箱はひんやりと冷たく、蓋を開けると、中には高級品であるチョコレートの粒が2つ並んでいた。
「……ねぇ、これ。ただのチョコレートじゃないよね?」
蓋を元に戻したルイスが問う。
「そうね、中にお酒が入ってる、大人用のチョコレートって感じかしら。ねぇ知ってる?チョコレートってね、フェニルエチルアミンっていう、恋愛ホルモンが含まれているの。それがね、 快楽を司るホルモンであるドーパミンやノルアドレナリンの濃度を上昇させる訳よ。まあ、簡単に言うと、心も体も興奮して、恋愛脳になってしまう訳ね。もちろん普通のチョコレートの1つや2つでは、どうこうなるような物じゃないけど……魔女の力を加えれば…」
ベアトリーチェの言葉の先を、ルイスは口にした。
「つまりこれは、正真正銘の魔女の惚れ薬という訳か」
ルイスの言葉にベアトリーチェは嗤う。肯定も否定もしない。まさに人を惑わせ、破滅させる魔女そのものだ。
ルイスは手の中の物の価値を考える。人によっては誰かをを殺してでも手に入れたい物である筈だ。
「知ってる?魔女の惚れ薬ってね、食べてる間に見た人に、とてつもなく強い好意を持つらしいの。心も身体もね。それこそなんでもいいなりにさせられる位は……」
ベアトリーチェの意図を察し、ルイスはくすりと小さな笑いをもらした。
目の前の魔女と呼ばれる男は、間違いなくこの状況を楽しんでいる。そして、それと同時に、ルイスはこの魔女に試されているのだろう。
その事実が不快ではあるが、ルイスがこれをどう使うか、この魔女はみている。
もしも、ルイスが魔女の意図を汲まずに、自分の欲望のためにこれを使って、国を滅ぼそうが、自らの身を滅ぼそうが、目の前の魔女にとっては一興でしかないのだ。
「持続時間は?」
「それは、あまり長くはないかな。強く効くのはせいぜい12時間程で、あとはその感情を半日程引きずる感じかしら?」
ただの媚の類では無い。意中の相手に食べさせれば、身体も心も手に入れる事ができ、操りたい者に食べさせれば、相手を意のままに操ることさえ可能だろう。
極端な話、2粒全てを使えば、ほぼ2日の間は、1人の人物を意のままに操ることができる。これを上手く使えば、この国の玉座につくことすら可能な筈だ。
多分この薬は、今は既に古代の魔術本の中でしか見ることのない、傾国の美女達が使った魅了魔法と根本的には同じものだろう。
それ程の物を、この魔女は単なるイタズラ目的で渡してきたのだ。だが、ルイスは魔女や魔術師達の、享楽的な部分が好きだった。そしてそれを許す不文律が存在するこの国が好きだった。
「これって、男ばかりの騎士達の中で食べたりしたら、大変な事になりそうだね」
ルイスはクスクスと笑いながら、この先起こるであろう騒動を思い浮かべた。
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