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復讐の旅、開始!
49.過剰マーキングのお説教
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こ、これ、どんな状況だ………?
なんでか怒ってるグルーとヴィンス。俺はヴィンスに背後からガッチリと捕まっていて、しかも座ってるから全く動けない。
なんだったらグルーは目の前で胡座をかいて俺の顎を掴んでいるし……。ヒェ…いつもより治安の悪いグルー、怖いなー………。
「な、なんだよ………」
「あぁ?『なんだよ』じゃねぇだろ」
「一体何があったらこんな厄介なマーキングをされるんです?」
噛み跡を付けられたことに怒ってるのか?なんで?別に俺ら付き合っても無ければ他の人に股を開くなとも言われてないのに……?
「グルージア、コイツ気付いて無ぇんじゃねぇの?」
「そうですね。付けられた本人は気付けないのかもしれませんね」
「え?な、何?」
俺が気付いてないって何?ただの噛み跡じゃ無いのか?
「あーあ、残念でしたねヤト。あんなに気持ちいいことが好きな貴方が……」
「だから何!?」
「マーキングが邪魔で他のヤツと交尾どころか愛撫すら難しいんだよ。オレはこれ以上は何も出来ねぇし、グルージアはさっき薬塗った時に何かしら影響があったんじゃねぇか?」
「えぇ、今も右手が痺れてますよ。はぁ……(ド低音)」
………マーキングも随分とファンタジーだな。っていうか、2人から見た俺ってそんなに色好きに見えてるのか。まぁ、そこまで間違っては無いけど依存までは行ってないからな?
「……マーキングに邪魔されて困るのは俺じゃなくてお前たちなんじゃないか?」
「まぁな」
「そうですね」
好色はどっちだ!おい!俺が怒られてる意味!
グルーが突然俺に口付けて来たと思ったら、一瞬だけ触れてすぐにグルーは弾かれるように離れた。そして、グルーの唇からは血が滴るほど流れている。
「グルー!」
「はぁ、とんでもないですね。これ」
「よく試す気になったな、お前。オレはしなくてもロクなことにならねぇって本能で感じてるぜ?」
参ったな…思ってた以上に支障はあるのかもしれない。ただでさえ普段からスキンシップの多い2人だ。なんてことない、よくあることをしただけで怪我をしかねない。2人との接触はできるだけ避けるべきか?
なんて思ったところで離しては貰えないから離れられないんだけど。
「なぁ…この痕が消えるまで接触しないっていうのは?」
「お断りです」
「やなこった」
なんとなくそう言う気はした。予想通りの回答をありがとう………(呆)
もう諦めてされるがままでいようかと気を抜いた時、忘れてないよな?とでも圧をかけてくるように2人に質問攻めにされた。
「で?なんでこんな痕だらけなんだ?」
「さぁ…龍の逆鱗にふれたからじゃないか?」
嘘じゃ無い。ただ、逆鱗に触れたの故意にやった事だけども、乱暴にされると思ってたら予想の斜め上の乱暴のされ方をした。噛まれるのは想定外だ。
「こんな全身痕だらけで何もしてない事は無いでしょう?」
「………まぁ、それはそう」
「何を、どうしてしたのでしょうか?」
グルーの満面の笑みの圧力……!笑ってるのに怒られてるみたいだ。
「体温のセーブが出来なくて上がりすぎたから体を密着して熱を逃してたんだけど、その気になっちゃって………」
嘘じゃ無い。多く語ってないだけで。だって熱を逃すために合体までして手淫されてたなんて言ったらヒイラギに飛び火が行きそうだし。
っていうか、グルーってまだ俺に惚れてるのか?ヴィンスも過剰にスキンシップを取ろうとしてくるし、それは獣人か狼の習性か?
「……ヴィンス、『服従の牙』使えませんか?」
「愛称で呼ぶな。噛めなそうだからな、使えねぇよ」
そんなスキルで拘束して吐かせないと信用されないのか!?やっべ、俺いつの間に信用を失ってたんだろう……。流石に節操無しだったか?
「その、やっぱり痕が消えるまで離れてた方がいいんじゃないか?」
「「は?」」
こっわ!?2人とも一文字にかける圧が強すぎない!?
「いやだってこのままじゃ2人ともいつ怪我するか分かったもんじゃ無いだろ?痕が無くなったらスキルでも使って聞き出せばいい。とにかく……今は俺も頭を冷やしたい。なんで2人が怒ってるのか分からないんだ………」
た、頼むから……!信用を失った状態で2人といるのは俺もなんか嫌っていうか、何を言っても意味が無さそうで、だったら離れてた方がいいと思うし………。
「なんで怒ってるか分からない?正気ですか?」
だから正気じゃ無いかもしれないから一人で頭を冷やすんだろって!
「ヤトぉ…テメェ、喧嘩売ってんのか?」
だから何!?なんでそんなに怒ってんの!?そしてヴィンス今抱きしめる力を強めた瞬間バチバチって感電するみたいな音が聞こえた気がするけど!?
俺に触れたら怪我するって分かってるくせに接触してくる二人。グルーに至っては一度血を流したのにまた俺に口付けをしてきた。待って、血が口の中に入ってきて血の味が………!
「ッグルー、やめろ!なんで………」
怪我をしてまでこんなことをするのか、聞こうとして聞けなかった。なんでかは分からないけど、目があった瞬間に言葉が出なくなった。
「なんで?この期に及んでまだ理解出来ませんか?」
「え…?」
「グルージアと考えてることが被るのは癪だけどよぉ、それでもやっぱムリだ」
な、何が………?
「傷を見たく無いと、怪我をしないで欲しいと思っているのですよ。我々は」
「ただの噛み跡だったらオレらもここまで言わねぇの。いくらなんでも度が過ぎてんだよ」
……心配かけてたってことか?まぁ、確かにこれは度が過ぎてるかも。血はダラダラ流れてたし、周りにも危害が行くなら『ただの噛み跡』とは言えない。
俺もグルーの唇から血が流れたりヴィンスの腕が感電するのは嫌だし、分かっていてそうしてるなら怒る。そういうことなのか?
「その……ごめん。軽視してた」
「分かんのおっそ」
「自分の身の安否くらい判断出来るようになりなさい」
「グルーにはソレ言われたく無いな!?」
口から血を流してる人!心配だけど俺が触れたら怪我させるし、とにかく俺は離れないと……。
二人はとりあえず俺から離れて自分の怪我を治療した。なんか、思ってた以上に大事だな。
しばらくは二人に触れられないのか。なんか、ショックかもな。
なんでか怒ってるグルーとヴィンス。俺はヴィンスに背後からガッチリと捕まっていて、しかも座ってるから全く動けない。
なんだったらグルーは目の前で胡座をかいて俺の顎を掴んでいるし……。ヒェ…いつもより治安の悪いグルー、怖いなー………。
「な、なんだよ………」
「あぁ?『なんだよ』じゃねぇだろ」
「一体何があったらこんな厄介なマーキングをされるんです?」
噛み跡を付けられたことに怒ってるのか?なんで?別に俺ら付き合っても無ければ他の人に股を開くなとも言われてないのに……?
「グルージア、コイツ気付いて無ぇんじゃねぇの?」
「そうですね。付けられた本人は気付けないのかもしれませんね」
「え?な、何?」
俺が気付いてないって何?ただの噛み跡じゃ無いのか?
「あーあ、残念でしたねヤト。あんなに気持ちいいことが好きな貴方が……」
「だから何!?」
「マーキングが邪魔で他のヤツと交尾どころか愛撫すら難しいんだよ。オレはこれ以上は何も出来ねぇし、グルージアはさっき薬塗った時に何かしら影響があったんじゃねぇか?」
「えぇ、今も右手が痺れてますよ。はぁ……(ド低音)」
………マーキングも随分とファンタジーだな。っていうか、2人から見た俺ってそんなに色好きに見えてるのか。まぁ、そこまで間違っては無いけど依存までは行ってないからな?
「……マーキングに邪魔されて困るのは俺じゃなくてお前たちなんじゃないか?」
「まぁな」
「そうですね」
好色はどっちだ!おい!俺が怒られてる意味!
グルーが突然俺に口付けて来たと思ったら、一瞬だけ触れてすぐにグルーは弾かれるように離れた。そして、グルーの唇からは血が滴るほど流れている。
「グルー!」
「はぁ、とんでもないですね。これ」
「よく試す気になったな、お前。オレはしなくてもロクなことにならねぇって本能で感じてるぜ?」
参ったな…思ってた以上に支障はあるのかもしれない。ただでさえ普段からスキンシップの多い2人だ。なんてことない、よくあることをしただけで怪我をしかねない。2人との接触はできるだけ避けるべきか?
なんて思ったところで離しては貰えないから離れられないんだけど。
「なぁ…この痕が消えるまで接触しないっていうのは?」
「お断りです」
「やなこった」
なんとなくそう言う気はした。予想通りの回答をありがとう………(呆)
もう諦めてされるがままでいようかと気を抜いた時、忘れてないよな?とでも圧をかけてくるように2人に質問攻めにされた。
「で?なんでこんな痕だらけなんだ?」
「さぁ…龍の逆鱗にふれたからじゃないか?」
嘘じゃ無い。ただ、逆鱗に触れたの故意にやった事だけども、乱暴にされると思ってたら予想の斜め上の乱暴のされ方をした。噛まれるのは想定外だ。
「こんな全身痕だらけで何もしてない事は無いでしょう?」
「………まぁ、それはそう」
「何を、どうしてしたのでしょうか?」
グルーの満面の笑みの圧力……!笑ってるのに怒られてるみたいだ。
「体温のセーブが出来なくて上がりすぎたから体を密着して熱を逃してたんだけど、その気になっちゃって………」
嘘じゃ無い。多く語ってないだけで。だって熱を逃すために合体までして手淫されてたなんて言ったらヒイラギに飛び火が行きそうだし。
っていうか、グルーってまだ俺に惚れてるのか?ヴィンスも過剰にスキンシップを取ろうとしてくるし、それは獣人か狼の習性か?
「……ヴィンス、『服従の牙』使えませんか?」
「愛称で呼ぶな。噛めなそうだからな、使えねぇよ」
そんなスキルで拘束して吐かせないと信用されないのか!?やっべ、俺いつの間に信用を失ってたんだろう……。流石に節操無しだったか?
「その、やっぱり痕が消えるまで離れてた方がいいんじゃないか?」
「「は?」」
こっわ!?2人とも一文字にかける圧が強すぎない!?
「いやだってこのままじゃ2人ともいつ怪我するか分かったもんじゃ無いだろ?痕が無くなったらスキルでも使って聞き出せばいい。とにかく……今は俺も頭を冷やしたい。なんで2人が怒ってるのか分からないんだ………」
た、頼むから……!信用を失った状態で2人といるのは俺もなんか嫌っていうか、何を言っても意味が無さそうで、だったら離れてた方がいいと思うし………。
「なんで怒ってるか分からない?正気ですか?」
だから正気じゃ無いかもしれないから一人で頭を冷やすんだろって!
「ヤトぉ…テメェ、喧嘩売ってんのか?」
だから何!?なんでそんなに怒ってんの!?そしてヴィンス今抱きしめる力を強めた瞬間バチバチって感電するみたいな音が聞こえた気がするけど!?
俺に触れたら怪我するって分かってるくせに接触してくる二人。グルーに至っては一度血を流したのにまた俺に口付けをしてきた。待って、血が口の中に入ってきて血の味が………!
「ッグルー、やめろ!なんで………」
怪我をしてまでこんなことをするのか、聞こうとして聞けなかった。なんでかは分からないけど、目があった瞬間に言葉が出なくなった。
「なんで?この期に及んでまだ理解出来ませんか?」
「え…?」
「グルージアと考えてることが被るのは癪だけどよぉ、それでもやっぱムリだ」
な、何が………?
「傷を見たく無いと、怪我をしないで欲しいと思っているのですよ。我々は」
「ただの噛み跡だったらオレらもここまで言わねぇの。いくらなんでも度が過ぎてんだよ」
……心配かけてたってことか?まぁ、確かにこれは度が過ぎてるかも。血はダラダラ流れてたし、周りにも危害が行くなら『ただの噛み跡』とは言えない。
俺もグルーの唇から血が流れたりヴィンスの腕が感電するのは嫌だし、分かっていてそうしてるなら怒る。そういうことなのか?
「その……ごめん。軽視してた」
「分かんのおっそ」
「自分の身の安否くらい判断出来るようになりなさい」
「グルーにはソレ言われたく無いな!?」
口から血を流してる人!心配だけど俺が触れたら怪我させるし、とにかく俺は離れないと……。
二人はとりあえず俺から離れて自分の怪我を治療した。なんか、思ってた以上に大事だな。
しばらくは二人に触れられないのか。なんか、ショックかもな。
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